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公開番号2024145839
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023058366
出願日2023-03-31
発明の名称判定支援システム、判定支援方法及びコンピュータープログラム
出願人国立大学法人 熊本大学,公立大学法人会津大学
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61B 10/00 20060101AFI20241004BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】精神疾患の種別をより正しく判別することを可能にすること。
【解決手段】被験者がそれぞれペン状の物体を用いて筆記を行った際の筆記に関する情報を示す筆記情報と、前記被験者の精神疾患の種別を示す正解情報と、を複数用いて学習処理を行うことによって得られた学習済モデルを記憶する記憶装置と、対象者がペン状の物体を用いて筆記を行った際の筆記に関する情報を示す筆記情報を取得し、前記筆記情報と前記学習済モデルとを用いて、前記対象者の精神疾患の種別を判定する判定部と、前記判定部の判定結果を出力する出力部と、を備える判定支援システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被験者がそれぞれペン状の物体を用いて筆記を行った際の筆記に関する情報を示す筆記情報と、前記被験者の精神疾患の種別を示す正解情報と、を複数用いて学習処理を行うことによって得られた学習済モデルを記憶する記憶装置と、
対象者がペン状の物体を用いて筆記を行った際の筆記に関する情報を示す筆記情報を取得し、前記筆記情報と前記学習済モデルとを用いて、前記対象者の精神疾患の種別を判定する判定部と、
前記判定部の判定結果を出力する出力部と、を備える判定支援システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記正解情報は、ADHD患者であるか否かを示す情報と、ASD患者であるか否かを示す情報と、を有する、請求項1に記載の判定支援システム。
【請求項3】
前記学習処理は、前記被験者が前記ペン状の物体を用いている間の前記被験者の脳活動を示す参照脳活動情報をさらに用いて実行され、
前記推定部は、前記対象者が前記ペンタブレットを操作している間の前記対象者の脳活動を示す脳活動情報をさらに取得し、前記筆記情報と前記脳活動情報と前記学習済モデルとを用いて、前記対象者が健常者と精神疾患患者とのどちらであるかを推定する、請求項1に記載の判定支援システム。
【請求項4】
前記参照脳活動情報及び前記脳活動情報は、それぞれ被験者及び対象者の前頭葉及び頭頂葉の脳活動を示す情報である、請求項2に記載の判定支援システム。
【請求項5】
前記脳活動情報は、酸素量を示す情報である、請求項4に記載の判定支援システム。
【請求項6】
前記参照軌跡情報及び前記軌跡情報は、筆記を行った時間、筆記の圧力、筆記を生じさせる際の前記ペン状の物体及び前記ペンの傾き、のうち少なくともいずれか一つを含む請求項5に記載の判定支援システム。
【請求項7】
被験者がそれぞれペン状の物体を用いて筆記を行った際の筆記に関する情報を示す筆記情報と、前記被験者の精神疾患の種別を示す正解情報と、を複数用いて学習処理を行うことによって得られた学習済モデルを記憶する記憶装置を備える判定支援装置が、
対象者がペン状の物体を用いて筆記を行った際の筆記に関する情報を示す筆記情報を取得し、前記筆記情報と前記学習済モデルとを用いて、前記対象者の精神疾患の種別を判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおける判定結果を出力する出力ステップと、を備える判定支援方法。
【請求項8】
被験者がそれぞれペン状の物体を用いて筆記を行った際の筆記に関する情報を示す筆記情報と、前記被験者の精神疾患の種別を示す正解情報と、を複数用いて学習処理を行うことによって得られた学習済モデルを記憶する記憶装置と、
対象者がペン状の物体を用いて筆記を行った際の筆記に関する情報を示す筆記情報を取得し、前記筆記情報と前記学習済モデルとを用いて、前記対象者の精神疾患の種別を判定する判定部と、
前記判定部の判定結果を出力する出力部と、を備える判定支援システムとしてコンピューターを機能させるためのコンピュータープログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、判定支援システム、判定支援方法及びコンピュータープログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
神経発達障害群(以下「発達障害」という。)は、発達期に発症する一群の疾患であり、早期から発達段階に応じた一貫した支援を行うことが重要であり、早期発見の必要性はきわめて高い。このような要望に対し、例えば注意欠陥・多動性障害(ADHD)児の重症度について、脳機能計測法を用いて定量化する手法が考案されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6128651号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発達障害には、いくつかの種別が存在する。そのうちの一つは、上述したADHDであり、他の種別として自閉症スペクトラム障害(ASD)もある。例えば、ADHDとASDとでは、中核症状や介入方法が全く異なるため、これらを正しく判別することが重要である。しかしながら、これらは主観的には同じ発達障害として混同されやすく、正しく判別することが困難であった。発達障害の種別を分類することが困難であった。このような問題は、発達障害のみならず、精神疾患全般に共通する問題であった。すなわち、精神疾患には上述した発達障害に加えて、うつ病や双極性障害などがあり、これらの種別を分類することが困難であった。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、精神疾患の種別をより正しく判別することを可能にする技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、被験者がそれぞれペン状の物体を用いて筆記を行った際の筆記に関する情報を示す筆記情報と、前記被験者の精神疾患の種別を示す正解情報と、を複数用いて学習処理を行うことによって得られた学習済モデルを記憶する記憶装置と、対象者がペン状の物体を用いて筆記を行った際の筆記に関する情報を示す筆記情報を取得し、前記筆記情報と前記学習済モデルとを用いて、前記対象者の精神疾患の種別を判定する判定部と、前記判定部の判定結果を出力する出力部と、を備える判定支援システムである。
【0007】
本発明の一態様は、上記の判定支援システムであって、前記正解情報は、ADHD患者であるか否かを示す情報と、ASD患者であるか否かを示す情報と、を有する。
【0008】
本発明の一態様は、上記の判定支援システムであって、前記学習処理は、前記被験者が前記ペン状の物体を用いている間の前記被験者の脳活動を示す参照脳活動情報をさらに用いて実行され、前記推定部は、前記対象者が前記ペンタブレットを操作している間の前記対象者の脳活動を示す脳活動情報をさらに取得し、前記筆記情報と前記脳活動情報と前記学習済モデルとを用いて、前記対象者が健常者と精神疾患患者とのどちらであるかを推定する。
【0009】
本発明の一態様は、上記の判定支援システムであって、前記参照脳活動情報及び前記脳活動情報は、それぞれ被験者及び対象者の前頭葉及び頭頂葉の脳活動を示す情報である。
【0010】
本発明の一態様は、上記の判定支援システムであって、前記脳活動情報は、酸素量を示す情報である。
(【0011】以降は省略されています)

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