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公開番号
2024157240
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-07
出願番号
2023071485
出願日
2023-04-25
発明の名称
調光部材、該調光部材を用いた防眩装置
出願人
日産自動車株式会社
,
国立大学法人 熊本大学
代理人
個人
,
個人
主分類
G02B
5/23 20060101AFI20241030BHJP(光学)
要約
【課題】消色時の黄変を防止した調光部材、該調光部材を用いた防眩装置を提供する。
【解決手段】本発明の調光部材は、フォトクロミック材料と樹脂とを含有する。そして、上記フォトクロミック材料が、下記構造式(1)で表される化合物を含有することとしたため、消色時の黄変を防止した、調光部材、該調光部材を用いた防眩装置を提供することができる。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
フォトクロミック材料と樹脂とを含有する調光部材であって、
上記フォトクロミック材料が、下記構造式(1)で表される化合物を含有することを特徴とする調光部材。
TIFF
2024157240000014.tif
70
170
但し、構造式(1)中、X
1
,X
2
は、それぞれ独立して窒素原子又は置換基を有する炭素原子を表し、Y
1
、Y
2
は、炭化水素基又はシアノ基を表し、いずれか一方はシアノ基である。
R
1
、R
2
は、それぞれ独立して、水素原子、置換または非置換の炭化水素基、置換または非置換のシリル基、置換または非置換の複素環基、およびヘテロ原子を含む置換基からなる群から選択される基を表し、Aは、環構造、2つのメチル基又は2つのシアノ基が置換した構造を表す。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
上記構造式(1)のAが、下記構造式(2)で表される構造の化合物を含有することを特徴とする請求項1に記載の調光部材。
TIFF
2024157240000015.tif
42
170
【請求項3】
上記構造式(1)のX
1
とX
2
とが、アルキル基を有する炭素原子であることを特徴とする請求項1に記載の調光部材。
【請求項4】
運転者の目の位置及びその位置の明るさを検知するドライバモニタと、
フロントウィンドウから室内に入射する光の方向を検知する光方向検知部と、
上記フロントウィンドウに向けて室内側から制御光を照射する光照射部と、
これらを制御する制御装置と、を備える防眩装置であって、
上記フロントウィンドウが、室内側から調光層と紫外線遮蔽層とがこの順で積層され、
上記調光層が、上記請求項1~3のいずれか1つの項に記載の調光部材で形成されており、
上記制御装置が、上記ドライバモニタから得た運転者の目の位置の明るさが所定の明るさ以上であると判定したとき、上記光方向検知部が検知した光の光源から運転者の目の位置に向かう直線上の上記フロントウィンドウに向け、上記光照射部から制御光を照射して上記フロントウィンドウを部分的に着色させることを特徴とする防眩装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、調光部材に係り、更に詳細には、消色時の黄変を防止した調光部材、該調光部材を用いた防眩装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
紫外光が照射されると着色し、可視光~赤外光によって消色し透明になる化合物が知られており、このような化合物は、フォトクロミック材料として用いられている。
【0003】
なかでも、下記反応式(1)中、Rがシアノ基であるジアリールエテン誘導体は、紫外光の照射を止め、可視光~赤外光を照射により着色状態から透明色状態に変化するときの消色速度が、Rがメチル基であるジアリールエテン誘導体に比して、およそ30倍も速いので、瞬時に透明状態に変化することが要求される防眩装置に有用である。
【0004】
TIFF
2024157240000001.tif
39
170
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
Chemistry Letters Vol.32, No.9 (2003)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記非特許文献1に記載されるRがシアノ基であるジアリールエテン誘導体は、着色状態と消色状態とを繰り返すと、透明状態のときに黄色に着色するという、不可逆的な黄変が生じるという問題を有する。
【0007】
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、消色時の黄変を防止した調光部材、該調光部材を用いた防眩装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記目的を達成すべく、鋭意検討を重ねた結果、フォトクロミック化合物として、チオフェン環に水素(H)が結合していないジアリールエテン誘導体を用いることにより、上記目的が達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
即ち、本発明の調光部材は、フォトクロミック材料と樹脂とを含有する。
そして、上記フォトクロミック材料が、下記構造式(1)で表される化合物を含有することを特徴とする;
【0010】
TIFF
2024157240000002.tif
71
170
但し、構造式(1)中、X
1
,X
2
は、それぞれ独立して窒素原子又は置換基を有する炭素原子を表し、Y
1
、Y
2
は、炭化水素基又はシアノ基を表し、いずれか一方はシアノ基である。
R
1
、R
2
は、それぞれ独立して、水素原子、置換または非置換の炭化水素基、置換または非置換のシリル基、置換または非置換の複素環基、およびヘテロ原子を含む置換基からなる群から選択される基を表し、Aは、環構造、2つのメチル基又は2つのシアノ基が置換した構造を表す。
(【0011】以降は省略されています)
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