TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024065943
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022175071
出願日2022-10-31
発明の名称評価装置および評価方法
出願人日立造船株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類A01K 61/10 20170101AFI20240508BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】被養殖生物の遊泳状態を詳細に評価する。
【解決手段】評価装置(5)は、被養殖生物である養殖魚が遊泳する周回軌道の中心を、養殖魚が遊泳している範囲の少なくとも一部を撮影した動画像から特定する中心特定部(31)と、動画像から養殖魚の遊泳速度を特定する速度特定部(32)と、中心の周りにおいて遊泳速度が所定範囲内である評価対象領域を中心からの距離に応じて区分した複数の区分領域ごとに、前記遊泳速度の代表値を算出する算出部(33)と、区分領域ごとに、代表値に基づいて養殖魚の遊泳状態を評価する評価部(34)と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
被養殖生物が遊泳する周回軌道の中心を、前記被養殖生物が遊泳している範囲の少なくとも一部を撮影した動画像から特定する中心特定部と、
前記動画像から前記被養殖生物の遊泳速度を特定する速度特定部と、
前記中心の周りにおいて前記遊泳速度が所定範囲内である評価対象領域を前記中心からの距離に応じて区分した複数の区分領域ごとに、前記遊泳速度の代表値を算出する算出部と、
前記区分領域ごとに、前記代表値に基づいて前記被養殖生物の遊泳状態を評価する評価部と、を備えている評価装置。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記評価部は、前記区分領域ごとに設けられた前記代表値の閾値と、算出された前記代表値との大小関係に基づいて前記評価を行う請求項1に記載の評価装置。
【請求項3】
前記代表値が前記閾値未満である場合、前記被養殖生物に対する給餌量を現在の量よりも減少するように制御する給餌制御部をさらに備えている請求項2に記載の評価装置。
【請求項4】
前記代表値の単位周期あたりの変化量に基づいて前記被養殖生物の異常の有無を判定する判定部をさらに備え、
前記評価部は、前記判定の結果に応じて前記評価を行う請求項1から3のいずれか1項に記載の評価装置。
【請求項5】
前記動画像から前記被養殖生物の遊泳方向を示すベクトルを生成する生成部と、
前記周回軌道に沿わない前記ベクトルの数に応じて前記被養殖生物の異常の有無を判定する判定部と、をさらに備え、
前記評価部は、前記判定の結果に応じて前記評価を行う請求項1から3のいずれか1項に記載の評価装置。
【請求項6】
被養殖生物が遊泳する周回軌道の中心を、前記被養殖生物が遊泳している範囲の少なくとも一部を撮影した動画像から特定する中心特定工程と、
前記動画像から前記被養殖生物の遊泳速度を特定する速度特定工程と、
前記中心の周りにおいて前記遊泳速度が所定範囲内である評価対象領域を前記中心からの距離に応じて区分した複数の区分領域ごとに、前記遊泳速度の代表値を算出する算出工程と、
前記区分領域ごとに、前記代表値に基づいて前記被養殖生物の遊泳状態を評価する評価工程と、を含んでいる、評価方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、陸上養殖における被養殖生物の遊泳状態を評価する評価装置等に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
陸上での魚介類等の被養殖生物の養殖においては、水槽に発生させた水流に逆らう方向に被養殖生物を遊泳させており、その遊泳状態を監視し、遊泳状態から被養殖生物の給餌タイミング、異常行動などを判断している。例えば、特許文献1には、陸上養殖とは異なるが、水質監視のための水棲生物の状態監視について、撮影した水棲生物の遊泳状態が存在するエリアに基づいて水質を判定することが記載されている。水棲生物は回転水流に逆らって遊泳し、特に生きている平静な状態の水棲生物は外周部エリアと中心部エリアとを除いた中間部エリアに存在することが多く、異常状態の水棲生物は外周部エリアまたは中心部エリアに存在することが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平2-242154号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
中間部エリアにおいても、水棲生物によっては速度などの遊泳状態が異なる場合がある。しかしながら、特許文献1に記載されたような監視方法では、中間部エリアの水棲生物の遊泳状態をより詳細に評価することができない。
【0005】
本発明の一態様は、被養殖生物の遊泳状態を詳細に評価することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る評価装置は、被養殖生物が遊泳する周回軌道の中心を、前記被養殖生物が遊泳している範囲の少なくとも一部を撮影した動画像から特定する中心特定部と、前記動画像から前記被養殖生物の遊泳速度を特定する速度特定部と、前記中心の周りにおいて前記遊泳速度が所定範囲内である評価対象領域を前記中心からの距離に応じて区分した複数の区分領域ごとに、前記遊泳速度の代表値を算出する算出部と、前記区分領域ごとに、前記代表値に基づいて前記被養殖生物の遊泳状態を評価する評価部と、を備えている。
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る評価方法は、被養殖生物が遊泳する周回軌道の中心を、前記被養殖生物が遊泳している範囲の少なくとも一部を撮影した動画像から特定する中心特定工程と、前記動画像から前記被養殖生物の遊泳速度を特定する速度特定工程と、前記中心の周りにおいて前記遊泳速度が所定範囲内である評価対象領域を前記中心からの距離に応じて区分した複数の区分領域ごとに、前記遊泳速度の代表値を算出する算出工程と、前記区分領域ごとに、前記代表値に基づいて前記被養殖生物の遊泳状態を評価する評価工程と、を含んでいる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、被養殖生物の遊泳状態を詳細に評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る養殖設備の概略構成を示す図である。
上記養殖設備のシステム構成を示すブロック図である。
上記養殖設備における評価装置による魚の遊泳状態の評価を行う処理の手順を示すフローチャートである。
図3に示す処理の手順における中心特定処理を具体的に示すフローチャートである。
図3に示す処理の手順における代表値算出処理を具体的に示すフローチャートである。
上記養殖設備における水槽内を魚が遊泳する状態を示す図である。
上記水槽内を遊泳する魚を各領域で区分した状態を示す図である。
図7に示す中間領域をさらに区分した状態を示す図である。
上記水槽内を遊泳する魚を各領域で区分した他の状態を示す図である。
上記評価装置による遊泳状態の評価対象となる評価対象領域における一区分領域の遊泳速度の変化を示すグラフである。
上記評価装置による遊泳状態の評価対象となる評価対象領域における他の区分領域の遊泳速度の変化を示すグラフである。
上記評価装置による遊泳状態の評価対象となる評価対象領域におけるさらに他の区分領域の遊泳速度の変化を示すグラフである。
実施形態の変形例1に係る上記評価装置の構成を示すブロック図である。
実施形態の変形例2に係る上記評価装置の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔養殖設備の構成〕
本発明の一実施形態に係る養殖設備の構成を図1に基づいて説明する。図1は、養殖設備の概略構成を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日立造船株式会社
管理システム
23日前
日立造船株式会社
クレーン制御システム、クレーン制御装置およびクレーン制御方法
16日前
日立造船株式会社
溶液処理方法および溶液処理装置、並びに、これらに用いられる関係式の生成方法
16日前
個人
釣り用錘り
24日前
個人
釣り用指サック
27日前
井関農機株式会社
作業機
23日前
井関農機株式会社
作業車両
20日前
個人
ペット用オムツカバー
17日前
株式会社シマノ
蓋栓
16日前
井関農機株式会社
作業車両
26日前
株式会社大貴
動物用トイレ
24日前
株式会社DRT
釣り用ルアー
5日前
セイカン株式会社
耕作作業刃
1か月前
株式会社リレイション
猫用絵本
17日前
個人
穂先先端部釣糸導入孔中通し釣竿
26日前
RUDIE’S株式会社
釣り用錘
20日前
マルキユー株式会社
釣り用ルアー
27日前
株式会社ワイズグロウ
水浄化設備
9日前
株式会社小川農具製作所
穴明け装置
26日前
房総プラント株式会社
動物捕獲用檻
27日前
株式会社大阪製薬
ダニ防除剤
17日前
有限会社ルミエール
有害動物忌避装置
24日前
アクシオヘリックス株式会社
収穫装置
1か月前
株式会社やまびこ
駆動装置
2日前
AGRIST株式会社
圃場管理システム
24日前
株式会社シマノ
ルアー
9日前
株式会社シマノ
ルアー
9日前
株式会社ユースフルパースン
刈込鋏
10日前
株式会社石垣
炭素固定化装置及び炭素固定化方法
17日前
株式会社クボタ
歩行型管理機
1か月前
株式会社クボタ
歩行型管理機
1か月前
トーホー工業株式会社
果樹用反射板
1か月前
株式会社丸山製作所
ブーム装置
2日前
株式会社丸山製作所
ブーム装置
2日前
日本プラスト株式会社
植物育成用培地
5日前
株式会社大貴
排泄物処理材及びその製造方法
17日前
続きを見る