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公開番号2024064987
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2023119858
出願日2023-07-24
発明の名称放射線撮像システム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61B 6/00 20240101AFI20240507BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 AEC機能を使用した撮影において、AEC機能が正しく作動したか否かの判定や確認ができない。
【解決手段】 放射線の照射を受けて生成した電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する放射線撮像装置と、目標値に基づく目標線量指標値と電荷に係る情報に基づく線量指標値とを生成し線量指標値が目標線量指標値の許容範囲に収まっているか否かを判定する制御装置と、を有する放射線撮像システム。
【選択図】 図13
特許請求の範囲【請求項1】
放射線の照射を受けて電荷を生成する変換部と、該変換部で生成された電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する送信部とを備える放射線撮像装置と、
前記目標値に基づく目標線量指標値と、前記放射線撮像装置から電荷に係る情報を取得し該情報に基づく線量指標値と、を生成する線量指標生成部と、前記目標線量指標値の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、前記線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定する判定部とを備える制御装置と、
を有する放射線撮像システム。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記許容範囲設定部は前記目標線量指標値と前記線量指標値との比率に基づいて許容範囲を設定することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像システム。
【請求項3】
前記制御装置は報知部を更に備え、前記判定部による判定結果が前記線量指標値が前記許容範囲に収まっていない場合、前記報知部は該判定結果を報知することを特徴とする請求項2に記載の放射線撮像システム。
【請求項4】
前記報知部は表示部を備えることを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像システム。
【請求項5】
前記判定部による判定結果が前記線量指標値が前記許容範囲の上限を上回っている場合と下限を下回っている場合とで、前記報知部による報知内容が異なることを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像システム。
【請求項6】
前記放射線撮像装置は、前記外部装置への前記放射線の照射の制御に係る信号を有線通信または無線通信によって送信することが可能であり、前記信号が有線通信で送信された場合と無線通信で送信された場合とで前記報知部による報知内容が異なることを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像システム。
【請求項7】
前記送信部は前記外部装置への前記放射線の照射の制御に係る信号の送信の有無を前記制御装置に通知可能であり、前記送信部が前記外部装置への前記放射線の照射の制御に係る信号を送信した場合と送信しなかった場合とで前記報知部による報知内容が異なることを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像システム。
【請求項8】
放射線の照射を受けて電荷を生成する変換部と、該変換部で生成された電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する送信部とを備える放射線撮像装置と、
前記目標値に基づく目標線量指標値と、前記放射線撮像装置から電荷に係る情報を取得し該情報に基づく線量指標値と、を生成する線量指標生成部と、前記目標線量指標値の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、前記線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定する判定部とを備える制御装置と、
を有する放射線撮像システムであって、
前記変換部は複数の領域を備え、前記送信部が送信する信号は放射線の照射の停止を指示する信号であり該信号は前記複数の領域毎の電荷と前記目標値と停止条件とに基づいて送信され、
前記線量指標生成部は前記変換部の複数の領域毎に線量指標を生成し、前記判定部は前記停止条件がANDの場合には複数の領域の内の線量指標値が最も小さい領域の線量指標値が前記許容範囲内に収まっているか否かを判定することを特徴とする放射線撮像システム。
【請求項9】
放射線の照射を受けて電荷を生成する変換部と、該変換部で生成された電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する送信部とを備える放射線撮像装置と、
前記目標値に基づく目標線量指標値と、前記放射線撮像装置から電荷に係る情報を取得し該情報に基づく線量指標値と、を生成する線量指標生成部と、前記目標線量指標値の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、前記線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定する判定部とを備える制御装置と、
を有する放射線撮像システムであって、
前記変換部は複数の領域を備え、前記送信部が送信する信号は放射線の照射の停止を指示する信号であり該信号は前記複数の領域毎の電荷と前記目標値と停止条件とに基づいて送信され、
前記線量指標生成部は前記変換部の複数の領域毎に線量指標を生成し、前記判定部は前記停止条件がORの場合には複数の領域の内の線量指標値が最も大きい領域の線量指標値が前記許容範囲内に収まっているか否かを判定することを特徴とする放射線撮像システム。
【請求項10】
放射線の照射を受けて電荷を生成する変換部と、該変換部で生成された電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する送信部とを備える放射線撮像装置と、
前記目標値に基づく目標線量指標値と、前記放射線撮像装置から電荷に係る情報を取得し該情報に基づく線量指標値と、を生成する線量指標生成部と、前記目標線量指標値の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、前記線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定する判定部とを備える制御装置と、
を有する放射線撮像システムであって、
前記変換部は複数の領域を備え、前記送信部が送信する信号は放射線の照射の停止を指示する信号であり該信号は前記複数の領域毎の電荷と前記目標値と停止条件とに基づいて送信され、
前記線量指標生成部は前記変換部の複数の領域毎に線量指標を生成し、前記判定部は前記停止条件がAVGの場合には複数の領域の線量指標値の平均値が前記許容範囲内に収まっているか否かを判定することを特徴とする放射線撮像システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、放射線撮像装置、および放射線撮像システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
X線等の放射線による医療画像診断や非破壊検査に用いる放射線撮像装置として、TFT(薄膜トランジスタ)等のスイッチと光電変換素子等の変換素子とを組み合わせた画素アレイを有するマトリクス基板を有する放射線撮像装置が実用化されている。
【0003】
近年、放射線撮像装置の多機能化が検討されている。その一つとして、放射線の照射をモニタする機能を内蔵することが検討されている。この機能によって、例えば、放射線源からの放射線の照射が開始されたタイミングの検知、放射線の照射を停止されるべきタイミングの検知、放射線の照射量または積算照射量の検知が可能になる。
【0004】
特許文献1では、放射線撮像装置と放射線制御装置とは、無線通信によって露出制御に関わる信号を伝送し、放射線撮像装置は、放射線制御装置に放射線の照射の停止を指示することが開示されている。この停止指示信号を送信した後、かつ、停止指示信号を送信してから第1時間が経過するまでに、放射線制御装置から放射線の照射を停止したことを示す照射停止信号を受信できない場合、再び放射線制御装置に停止指示信号を送信する。これにより、通信の不具合による露出制御の精度の低下を抑制するのに有利な技術を提供している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-191391
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このように自動露出制御(AEC)を用いれば、最適な線量で放射線画像を撮影することが可能となる。
【0007】
しかし特許文献1の技術では、AECが正しく動作しているかの判定や確認において、改善の余地があった。本発明はこのような課題を鑑みて、AECが正しく動作しているかどうかを判定する技術に関する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決する本発明の第一の放射線撮像システムは、放射線の照射を受けて電荷を生成する変換部と、該変換部で生成された電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する送信部とを備える放射線撮像装置と、前記目標値に基づく目標線量指標値と、前記放射線撮像装置から電荷に係る情報を取得し該情報に基づく線量指標値と、を生成する線量指標生成部と、前記目標線量指標値の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、前記線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定する判定部とを備える制御装置と、を有することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の第二の放射線撮像システムは、放射線の照射を受けて電荷を生成する変換部と、該変換部で生成された電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する送信部とを備える放射線撮像装置と、前記目標値に基づく目標線量指標値と、前記放射線撮像装置から電荷に係る情報を取得し該情報に基づく線量指標値と、を生成する線量指標生成部と、前記目標線量指標値の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、前記線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定する判定部とを備える制御装置と、を有する放射線撮像システムであって、前記変換部は複数の領域を備え、前記送信部が送信する信号は放射線の照射の停止を指示する信号であり該信号は前記複数の領域毎の電荷と前記目標値と停止条件とに基づいて送信され、前記線量指標生成部は前記変換部の複数の領域毎に線量指標を生成し、前記判定部は前記停止条件がANDの場合には複数の領域の内の線量指標値が最も小さい領域の線量指標値が前記許容範囲内に収まっているか否かを判定することを特徴とする。
【0010】
また、本発明の第三の放射線撮像システムは、放射線の照射を受けて電荷を生成する変換部と、該変換部で生成された電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する送信部とを備える放射線撮像装置と、前記目標値に基づく目標線量指標値と、前記放射線撮像装置から電荷に係る情報を取得し該情報に基づく線量指標値と、を生成する線量指標生成部と、前記目標線量指標値の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、前記線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定する判定部とを備える制御装置と、を有する放射線撮像システムであって、前記変換部は複数の領域を備え、前記送信部が送信する信号は放射線の照射の停止を指示する信号であり該信号は前記複数の領域毎の電荷と前記目標値と停止条件とに基づいて送信され、前記線量指標生成部は前記変換部の複数の領域毎に線量指標を生成し、前記判定部は前記停止条件がORの場合には複数の領域の内の線量指標値が最も大きい領域の線量指標値が前記許容範囲内に収まっているか否かを判定することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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