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公開番号2024068698
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-21
出願番号2022179231
出願日2022-11-09
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G03G 21/00 20060101AFI20240514BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】回転部材に対し少なくとも一部が当接可能なブラシ部材を有する画像形成装置において、画像不良の発生を抑制する。
【解決手段】回転可能な回転部材と、繊維糸を有する平板状のブラシ部材と、を有し、前記回転部材と前記ブラシ部材とは、前記繊維糸の先端が前記回転部材の表面から離間する第1位置と、前記繊維糸の先端が前記回転部材の表面に当接する第2位置と、に相対的に移動可能であり、前記第1位置から前記第2位置への相対的な移動において、前記ブラシ部材の前記回転部材への相対的な接近方向は、前記回転部材の回転方向の下流側から上流側へ向かう方向であることを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回転可能な回転部材と、
繊維糸を有する平板状のブラシ部材と、
を有し、
前記回転部材と前記ブラシ部材とは、前記繊維糸の先端が前記回転部材の表面から離間する第1位置と、前記繊維糸の先端が前記回転部材の表面に当接する第2位置と、に相対的に移動可能であり、
前記第1位置から前記第2位置への相対的な移動において、前記ブラシ部材の前記回転部材への相対的な接近方向は、前記回転部材の回転方向の下流側から上流側へ向かう方向であることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記回転部材の回転軸に垂直の仮想面において、
前記回転部材及び前記ブラシ部材の相対位置が前記第2位置にあるときの前記繊維糸の先端と前記回転部材の表面との当接範囲内の点を通り前記接近方向に平行な直線と、前記点を通り前記点における前記回転方向に平行な直線と、のなす角θ1は、
0°≦θ1≦60°
を満たす請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
回転可能な回転部材と、
繊維糸を有する平板状のブラシ部材と、
を有し、
前記回転部材と前記ブラシ部材とは、前記繊維糸の先端が前記回転部材の表面に当接する第2位置と、前記繊維糸の先端が前記回転部材の表面から離間する第3位置と、に相対的に移動可能であり、
前記第2位置から前記第3位置への相対的な移動において、前記ブラシ部材の前記回転部材からの相対的な離脱方向は、前記回転部材の回転方向の下流側から上流側へ向かう方向であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
前記回転部材の回転軸に垂直の仮想面において、
前記回転部材及び前記ブラシ部材の相対位置が前記第2位置にあるときの前記繊維糸の先端と前記回転部材の表面との当接範囲内の点を通り前記離脱方向に平行な直線と、前記点を通り前記点における前記回転方向に平行な直線と、のなす角θ2は、
90°≦θ2≦180°
を満たす請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
回転可能な回転部材と、
繊維糸を有する平板状のブラシ部材と、
を有し、
前記回転部材と前記ブラシ部材とは、前記繊維糸の先端が前記回転部材の表面から離間する第1位置と、前記繊維糸の先端が前記回転部材の表面に当接する第2位置と、前記繊維糸の先端が前記回転部材の表面から離間する前記第1位置とは異なる第3位置と、に相対的に移動可能であり、
前記回転部材の回転方向において、前記第1位置における前記ブラシ部材の位置は前記第2位置における前記ブラシ部材の位置より下流側にあり、かつ、前記第3位置における前記ブラシ部材の位置は前記第2位置における前記ブラシ部材の位置より上流側にあることを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
回転可能な回転部材と、
繊維糸を有する平板状のブラシ部材と、
を有し、
前記回転部材と前記ブラシ部材とは、前記繊維糸の先端が前記回転部材の表面から離間する第1位置と、前記繊維糸の先端が前記回転部材の表面に当接する第2位置と、前記繊維糸の先端が前記回転部材の表面から離間する前記第1位置とは異なる第3位置と、に相対的に移動可能であり、
前記第1位置から前記第2位置への相対的な移動における前記ブラシ部材の前記回転部材への相対的な接近方向と、前記第2位置から前記第3位置への相対的な移動における前記ブラシ部材の前記回転部材からの相対的な離脱方向とは、ともに前記回転部材の回転方向の下流側から上流側へ向かう方向であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
前記回転部材は、静電潜像が形成される像担持体である請求項1~6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記回転部材は、静電潜像が形成される像担持体を帯電する帯電部材であることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
移動可能な移動部材と、
繊維糸を有する平板状のブラシ部材と、
を有し、
前記移動部材と前記ブラシ部材とは、前記繊維糸の先端が前記移動部材の表面から離間する第1位置と、前記繊維糸の先端が前記移動部材の表面に当接する第2位置と、に相対的に移動可能であり、
前記第1位置から前記第2位置への相対的な移動において、前記ブラシ部材の前記移動部材への相対的な接近方向は、前記移動部材の移動方向の下流側から上流側へ向かう方向であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】
移動可能な移動部材と、
繊維糸を有する平板状のブラシ部材と、
を有し、
前記移動部材と前記ブラシ部材とは、前記繊維糸の先端が前記移動部材の表面から離間する第1位置と、前記繊維糸の先端が前記移動部材の表面に当接する第2位置と、前記繊維糸の先端が前記移動部材の表面から離間する前記第1位置とは異なる第3位置と、に相対的に移動可能であり、
前記移動部材の移動方向において、前記第1位置における前記ブラシ部材の位置は前記第2位置における前記ブラシ部材の位置より下流側にあり、かつ、前記第3位置における前記ブラシ部材の位置は前記第2位置における前記ブラシ部材の位置より上流側にあることを特徴とする画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置においては、感光ドラム、帯電ローラ、転写ローラ等の回転部材が使用されている。また、繊維糸を有するブラシ部材を回転部材の表面に接触させて回転部材の表面に対して清掃その他の処理を行う技術も一般的である。例えば、特許文献1には、感光ドラムの回転方向で転写部よりも下流側かつ帯電部よりも上流側の位置で感光ドラム表面に当接するブラシ部材を設け、感光ドラム表面の転写残トナーの極性を制御する技術が開示されている(特許文献1参照)。転写残トナーはブラシ部材で散らされ帯電ローラの放電によって正規極性に帯電される。この後、感光ドラムと現像ローラとの電位差で現像装置に回収され感光ドラム表面はリフレッシュされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-183905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ブラシ部材によって回転部材表面の清掃や転写残トナーの帯電制御を行うためには、感光ドラムに対するブラシ部材の当接圧を高めることが有効と考えられる。しかしながら、特許文献1に記載のブラシ部材は、感光ドラムの表面に当接した状態で装置本体に固定されている。そのため、製造時のブラシ部材の取付状態や感光ドラムとの接触による経時的な状態変化等により、ブラシを構成する繊維糸の向きが不揃いになり、図10に示すように、当接位置における繊維密度に粗密ができる可能性がある。図10は、位置Aにおいて繊維密度が疎になっている状態を模式的に示している。繊維密度に粗密ができると繊維密度が密な箇所では侵入してくるトナーが堰き止められ、これらのトナーは繊維密度が疎な部分に流れ込むため繊維密度が疎な部分ではより多くのトナーが侵入してくる。侵入してくるトナー量の長手方向での差から縦スジ状のすり抜けムラが発生し、回転部材の回転方向下流側において帯電不良や転写不良等の縦スジ状の画像不良が発生する可能性がある。
【0005】
本発明は、回転部材に対し少なくとも一部が当接可能なブラシ部材を有する画像形成装置において、画像不良の発生を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、回転可能な回転部材と、
繊維糸を有する平板状のブラシ部材と、
を有し、
前記回転部材と前記ブラシ部材とは、前記繊維糸の先端が前記回転部材の表面から離間する第1位置と、前記繊維糸の先端が前記回転部材の表面に当接する第2位置と、に相対的に移動可能であり、
前記第1位置から前記第2位置への相対的な移動において、前記ブラシ部材の前記回転部材への相対的な接近方向は、前記回転部材の回転方向の下流側から上流側へ向かう方向であることを特徴とする画像形成装置である。
【0007】
本発明は、回転可能な回転部材と、
繊維糸を有する平板状のブラシ部材と、
を有し、
前記回転部材と前記ブラシ部材とは、前記繊維糸の先端が前記回転部材の表面に当接する第2位置と、前記繊維糸の先端が前記回転部材の表面から離間する第3位置と、に相対的に移動可能であり、
前記第2位置から前記第3位置への相対的な移動において、前記ブラシ部材の前記回転部材からの相対的な離脱方向は、前記回転部材の回転方向の下流側から上流側へ向かう方向であることを特徴とする画像形成装置である。
【0008】
本発明は、回転可能な回転部材と、
繊維糸を有する平板状のブラシ部材と、
を有し、
前記回転部材と前記ブラシ部材とは、前記繊維糸の先端が前記回転部材の表面から離間する第1位置と、前記繊維糸の先端が前記回転部材の表面に当接する第2位置と、前記繊維糸の先端が前記回転部材の表面から離間する前記第1位置とは異なる第3位置と、に相対的に移動可能であり、
前記回転部材の回転方向において、前記第1位置における前記ブラシ部材の位置は前記第2位置における前記ブラシ部材の位置より下流側にあり、かつ、前記第3位置における前記ブラシ部材の位置は前記第2位置における前記ブラシ部材の位置より上流側にあることを特徴とする画像形成装置である。
【0009】
本発明は、回転可能な回転部材と、
繊維糸を有する平板状のブラシ部材と、
を有し、
前記回転部材と前記ブラシ部材とは、前記繊維糸の先端が前記回転部材の表面から離間する第1位置と、前記繊維糸の先端が前記回転部材の表面に当接する第2位置と、前記繊維糸の先端が前記回転部材の表面から離間する前記第1位置とは異なる第3位置と、に相対的に移動可能であり、
前記第1位置から前記第2位置への相対的な移動における前記ブラシ部材の前記回転部材への相対的な接近方向と、前記第2位置から前記第3位置への相対的な移動における前記ブラシ部材の前記回転部材からの相対的な離脱方向とは、ともに前記回転部材の回転方向の下流側から上流側へ向かう方向であることを特徴とする画像形成装置である。
【0010】
本発明は、移動可能な移動部材と、
繊維糸を有する平板状のブラシ部材と、
を有し、
前記移動部材と前記ブラシ部材とは、前記繊維糸の先端が前記移動部材の表面から離間する第1位置と、前記繊維糸の先端が前記移動部材の表面に当接する第2位置と、に相対的に移動可能であり、
前記第1位置から前記第2位置への相対的な移動において、前記ブラシ部材の前記移動部材への相対的な接近方向は、前記移動部材の移動方向の下流側から上流側へ向かう方向であることを特徴とする画像形成装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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