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公開番号2024062134
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-09
出願番号2022169935
出願日2022-10-24
発明の名称パルプモールド成型品
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人
主分類D21J 3/00 20060101AFI20240430BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約【課題】本発明の解決しようとする課題は、必要十分な強度を持ち、しかも生産性の改善されたパルプモールド成型品を提案するものである。
【解決手段】繊維径が2nm以上1000nm以下の微細セルロース繊維を30質量%以下含有し、密度が0.2g/cm3以上であることを特徴とするパルプモールド成型品である。また、厚さが0.3mm以上2.0mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のパルプモールド成型品である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
繊維径が2nm以上1000nm以下の微細セルロース繊維を30質量%以下含有し、密度が0.2g/cm

以上であることを特徴とするパルプモールド成型品。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
厚さが0.3mm以上2.0mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のパルプモールド成型品。
【請求項3】
繊維径が10μm以上60μm以下のセルロース繊維を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のパルプモールド成型品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パルプスラリーを成型、乾燥してなるパルプモールド成型品に関し、特に微細繊維を添加することにより、強度と生産性を高めたパルプモールド成型品に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、環境意識の高まりの中、循環型資源を活用した包装資材が注目されている。その中で、プラスチック製の包装資材を紙製の包装資材へと置き換える動きが活発である。しかしながら、板紙を折り曲げたり貼り合わせたりして成形する包装資材では、形状の自由度に限界がある。
【0003】
そこで、同じ紙材料を用いた包装資材であっても形状の自由度が高いものとして、パルプモールド成型品が注目されている。しかし従来のパルプモールド成型品は、成型後に長時間の乾燥工程が必要であるため生産性が低く、コストが高いという問題があった。
【0004】
特許文献1に記載されたパルプモールドは、1質量%以下のセルロースナノファイバーを配合することにより、パルプモールド成型品の強度向上(引張強さ、破裂強さ)を図ったものであるが、厚さが厚く、また密度も小さいため、生産性の向上は図れないものである。
【0005】
また特許文献2に記載されたパルプモールドは、50質量%以下のセルロースナノファイバーを配合することにより、パルプモールド成型品の強度向上(引張強さ、破裂強さ)を図ったものであるが、同様に厚さが厚く、また密度も小さいため、同様に生産性の向上は図れないものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6404411号公報
特開2018-59254号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の解決しようとする課題は、必要十分な強度を持ち、しかも生産性の改善されたパルプモールド成型品を提案するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、繊維径が2nm以上1000nm以下の微細セルロース繊維を30質量%以下含有し、密度が0.2g/cm

以上であることを特徴とするパルプモールド成型品である。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、厚さが0.3mm以上2.0mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のパルプモールド成型品である。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、繊維径が10μm以上60μm以下のセルロース繊維を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のパルプモールド成型品である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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