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公開番号2024061186
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168960
出願日2022-10-21
発明の名称乗物用収納構造
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類B60R 5/04 20060101AFI20240425BHJP(車両一般)
要約【課題】収納部に収納される様々な形状の物品を固定可能な乗物用収納構造を提供する。
【解決手段】乗物用内装材14に設けられた収納部20に収納物を収納する乗物用収納構造1であって、前記収納部20は、乗物室内側に向けて開口した開口部17を有するとともに、前記開口部17から乗物室外側に窪んで収納物を収納可能な収納空間を形成する収納部本体21と、前記開口部17を乗物室内側から閉塞する板状の蓋部31と、を備え、前記蓋部31のうち前記収納空間側の面に、前記収納部20内に収納された収納物を前記収納部本体21に押し付ける押さえ部材50が着脱可能に取り付けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
乗物用内装材に設けられた収納部に収納物を収納する乗物用収納構造であって、
前記収納部は、
乗物室内側に向けて開口した開口部を有するとともに、前記開口部から乗物室外側に窪んで収納物を収納可能な収納空間を形成する収納部本体と、
前記開口部を乗物室内側から閉塞する板状の蓋部と、を備え、
前記蓋部のうち前記収納空間側の面に、前記収納部内に収納された収納物を前記収納部本体に押し付ける押さえ部材が着脱可能に取り付けられている乗物用収納構造。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記蓋部は行列状に並ぶ複数の取付孔を有し、
前記押さえ部材は、前記取付孔に対して前記収納空間側から取り付け可能な突出部を有し、
前記突出部が前記取付孔の孔縁部に係止することで、前記押さえ部材が前記蓋部に対して着脱可能に取り付けられる請求項1に記載の乗物用収納構造。
【請求項3】
前記突出部は、その突出方向の先端側に位置する先端側部が、該先端側部より基端側に位置する基端側部の外周面から外側に張り出した形状のものとされ、
前記取付孔は、前記先端側部を挿入可能な挿入孔部と、前記挿入孔部の孔縁部に連なって形成され、前記基端側部が挿通可能とされるとともに、前記先端側部をその孔縁部に係止可能な係止孔部と、を備えており、
前記押さえ部材は、前記突出部の前記先端側部が前記係止孔部の孔縁部に係止することで、前記取付孔に取り付け可能とされている請求項2に記載の乗物用収納構造。
【請求項4】
前記蓋部は乗物室内側に膨出する膨出部を備え、前記取付孔は前記膨出部に設けられており、
前記押さえ部材は、前記膨出部の縁部に架け渡される形で前記蓋部に対して取り付けられている請求項2または請求項3に記載の乗物用収納構造。
【請求項5】
前記押さえ部材は弾性変形可能なリング状をなし、その径方向が前記蓋部の板面と交差するように前記蓋部に対して取り付けられており、
前記蓋部が前記開口部を閉塞した状態において、前記押さえ部材が径方向の内側に向けて変形することで、前記収納部内に収納された収納物を前記収納部本体に押し付け可能とされている請求項1または請求項2に記載の乗物用収納構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、乗物用収納構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車両のラゲッジサイドトリムに設けられた開口を通して収納部内に物品を収納可能な収納構造が開示されている。この収納構造は、物品と干渉する固定用部品と、固定用部品の一端部を支持する第1支持部材と、固定用部品の他端部に係合される第2支持部材とを備えており、固定用部品、第1支持部材、および第2支持部材の少なくとも1つに設けられた弾性部を弾性変形させて固定用部品を第2支持部材に係合させることで、収納部内に物品を固定する構成とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-111234号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし上記構成のものは、固定部材を固定する箇所が限定されているため、物品を押さえる位置を調節することができない。また、固定する物品の押さえ形状(へこみ)を利用して抑える構成のため、固定できる物品が限定される。
【0005】
本明細書に開示される技術は上記事情に基づいて完成されたものであって、収納部に収納される様々な形状の物品を固定可能な乗物用収納構造を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためになされた本明細書に開示される技術は、乗物用内装材に設けられた収納部に収納物を収納する乗物用収納構造であって、前記収納部は、乗物室内側に向けて開口した開口部を有するとともに、前記開口部から乗物室外側に窪んで収納物を収納可能な収納空間を形成する収納部本体と、前記開口部を乗物室内側から閉塞する板状の蓋部と、を備え、前記蓋部のうち前記収納空間側の面に、前記収納部内に収納された収納物を前記収納部本体に押し付ける押さえ部材が着脱可能に取り付けられている。
【0007】
上記構成によれば、収納部内に収納された収納物を、車両の振動等による異音およびがたつきを押さえ部材により抑制しつつ、安定して固定することができる。しかも、押さえ部材は蓋部に対して着脱可能に取り付けられるから、収納物の大きさや形状により押さえ部材を取り換えたり、収納物の種類により押さえ部材を取り外したりすることができる。
【0008】
前記蓋部は行列状に並ぶ複数の取付孔を有し、前記押さえ部材は、前記取付孔に対して前記収納空間側から取り付け可能な突出部を有し、前記突出部が前記取付孔の孔縁部に係止することで、前記押さえ部材が前記蓋部に対して着脱可能に取り付けられてもよい。
【0009】
上記構成によれば、収納部内に収納された収納物の大きさや形状に応じて押さえ部材を取り付ける取付孔を選択することができるから、適切な位置で収納物を押さえることが可能となる。
【0010】
前記突出部は、その突出方向の先端側に位置する先端側部が、該先端側部より基端側に位置する基端側部の外周面から外側に張り出した形状のものとされ、前記取付孔は、前記先端側部を挿入可能な挿入孔部と、前記挿入孔部の孔縁部に連なって形成され、前記基端側部が挿通可能とされるとともに、前記先端側部をその孔縁部に係止可能な係止孔部と、を備えており、前記押さえ部材は、前記突出部の前記先端側部が前記係止孔部の孔縁部に係止することで、前記取付孔に取り付け可能とされていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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