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公開番号2024072013
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-27
出願番号2022182581
出願日2022-11-15
発明の名称検査装置
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人個人,個人
主分類G06Q 50/04 20120101AFI20240520BHJP(計算;計数)
要約【課題】製品の生産効率の低下を抑制できる検査装置を提供する。
【解決手段】検査装置10は、作業領域を撮影する撮影装置20と、撮影装置20が撮影した撮影データが入力された場合に、部品の組み付け状態が正規の組み付け状態であるか否かを示す指標を出力するように機械学習された第1学習モデルM1を記憶する記憶部32と、第1学習モデルM1の出力結果に基づいて、部品の組み付け状態が正規の組み付け状態であるか否かを組み付け工程毎に判定する判定部33と、判定部33の判定結果を作業者に報知する報知部40と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
作業者によって複数種類の部品が組み付けられることにより製造される製品の製造時における作業順序を検査する検査装置であって、
前記部品が組み付けられる作業領域を撮影する撮影装置と、
前記撮影装置が撮影した撮影データが入力された場合に、前記部品の組み付け状態が正規の組み付け状態であるか否かを示す指標を出力するように機械学習された学習モデルを記憶する記憶部と、
前記学習モデルの出力結果に基づいて、前記組み付け状態が前記正規の組み付け状態であるか否かを組み付け工程毎に判定する判定部と、
前記判定部の判定結果を前記作業者に報知する報知部と、を備える、
検査装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記撮影装置は、前記作業領域を互いに異なる角度から撮影する複数のカメラを有しており、
少なくとも1つの前記カメラが撮影した前記撮影データを入力としたときの前記学習モデルの出力結果として、前記組み付け状態が前記正規の組み付け状態であることを示す指標が出力された場合、前記判定部は、当該出力結果に基づいて、当該組み付け状態が前記正規の組み付け状態であると判定する、
請求項1に記載の検査装置。
【請求項3】
前記複数種類の部品のうち少なくとも1種類の部品は、前記製品の品種に関する情報を表示する表示部を有する部品箱に収容されるとともに、当該部品箱から前記作業者によって取り出されて組み付けられるものであり、
前記判定部は、前記撮影データに基づいて、前記表示部が表示する品種と、前記作業者が製造する前記製品の品種である製造品種とが一致するか否かを判定する、
請求項1に記載の検査装置。
【請求項4】
前記複数種類の部品のうち少なくとも2種類の部品は、互いに異なる前記部品箱に種類毎に収容されるとともに、当該部品箱の各々から前記作業者によって取り出されて組み付けられるものであり、
前記判定部は、前記製造品種を表示する前記表示部を有する前記部品箱の個数と、前記複数種類の部品のうち前記部品箱に収容される部品の種類数とが一致するか否かを判定する、
請求項3に記載の検査装置。
【請求項5】
前記学習モデルを第1学習モデルとするとき、
前記記憶部には、前記撮影データが入力された場合に、前記表示部が表示する品種が複数の前記品種のうちいずれの品種であるかを示す指標を出力するように機械学習された第2学習モデルが記憶されており、
前記判定部は、前記第2学習モデルの出力結果に基づいて、前記表示部が表示する品種と、前記製造品種とが一致するか否かを判定する、
請求項3または請求項4に記載の検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、検査装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、製品の製造現場において正規部品が正しく組み付けられているか否かを検査する誤欠品チェック装置(以下、チェック装置という)が開示されている。
チェック装置は、多数の部品画像の中から正規部品とダミー部品とを含む複数の部品画像を選択的に表示する画像表示装置を備えている。
【0003】
チェック装置を用いた組み付け作業においては、作業者が、正規部品の組み付け作業後に、画像表示装置に表示された複数の部品画像の中から、自身が組み付けた部品の部品画像を選択する。また、複数の正規部品の組み付け順序が決まっている場合には、作業者は、当該組み付け順序通りに部品画像を選択する。このとき、作業者が組み付けた正規部品の部品画像が選択された場合には、画像表示装置の画面に正規部品が組み付けられた旨が表示される。これにより、作業者は、次の工程に移行可能であることを認識できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-316420号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載のチェック装置において、作業者は、部品を組み付ける度に画像表示装置に表示された部品画像を選択する必要がある。こうした選択作業の間は、作業者による部品の組み付けが行われないため、製品の生産効率が低下するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための検査装置は、作業者によって複数種類の部品が組み付けられることにより製造される製品の製造時における作業順序を検査する検査装置であって、前記部品が組み付けられる作業領域を撮影する撮影装置と、前記撮影装置が撮影した撮影データが入力された場合に、前記部品の組み付け状態が正規の組み付け状態であるか否かを示す指標を出力するように機械学習された学習モデルを記憶する記憶部と、前記学習モデルの出力結果に基づいて、前記組み付け状態が前記正規の組み付け状態であるか否かを組み付け工程毎に判定する判定部と、前記判定部の判定結果を前記作業者に報知する報知部と、を備える。
【0007】
同構成によれば、組み付け工程毎に正規の組み付け状態で部品の組み付けが行われているか否かが作業者に報知される。これにより、作業者は、正規の組み付け順序で組み付け作業を行っているか否かを判断できる。
【0008】
ここで、判定部による部品の組み付け状態の判定は、機械学習された学習モデルの出力結果に基づいて行われる。このため、判定部が部品の組み付け状態を判定する上で、作業者は、部品を特定の位置や姿勢で配置したり、部品の撮影のために作業を一時中断したりする必要がない。したがって、製品の生産効率の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態における検査装置の概略構成を示す模式図である。
図2は、図1の検査装置の構成を示すブロック図である。
図3は、図1の検査装置によって検査されるエアクリーナの分解斜視図である。
図4は、図3のエアクリーナを構成する部品が収容された部品箱の平面図である。
図5は、検査処理の流れを示すフローチャートである。
図6は、準備判定処理の流れを示すフローチャートである。
図7は、組付順序判定処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1~図7を参照して、検査装置の一実施形態について説明する。
(検査装置10)
図1に示すように、検査装置10は、作業者Oによって複数種類の部品Wが組み付けられることにより製造される製品Pの製造時における作業順序を検査する装置である。検査装置10は、作業者Oが組み付け作業を行う作業台200に対して設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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