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公開番号
2024060269
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-02
出願番号
2022167542
出願日
2022-10-19
発明の名称
鼻汁分泌抑制用組成物
出願人
学校法人近畿大学
,
株式会社 ア・ファーマ近大
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
31/7048 20060101AFI20240424BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】鼻汁の分泌を抑制できる鼻汁分泌抑制用組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】1日あたりの摂取量が200mg以上であるヘスペリジンと、1日あたりの摂取量が50mg以下であるナリルチンを含有することを特徴とする、鼻汁分泌抑制用組成物。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
1日あたりの摂取量が200mg以上であるヘスペリジンと、1日あたりの摂取量が50mg以下であるナリルチンを含有することを特徴とする、鼻汁分泌抑制用組成物。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記ナリルチンの1日あたりの摂取量が30~50mgであることを特徴とする、請求項1に記載の鼻汁分泌抑制用組成物。
【請求項3】
前記ヘスペリジンの1日あたりの摂取量が200~300mgであることを特徴とする、請求項1に記載の鼻汁分泌抑制用組成物。
【請求項4】
未成熟なウンシュウミカン果実の乾燥粉末を含有し、
前記ヘスペリジン及び前記ナリルチンが、前記乾燥粉末に含まれるヘスペリジン及びナリルチンであることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一つに記載の鼻汁分泌抑制用組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鼻汁の分泌を抑制できる鼻汁分泌抑制用組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
鼻炎は、鼻腔の粘膜に生じた炎症であり、アレルギーに起因した鼻炎として、アレルギー性鼻炎が知られている。アレルギー性鼻炎は、ハウスダストなどの季節に関係無く存在する物質をアレルゲンとする通年性アレルギー性鼻炎と、スギ花粉などの所定の季節に存在する物質をアレルゲンとする季節性アレルギー性鼻炎の2種に大別することができる。通年性アレルギー性鼻炎であっても、季節性アレルギー性鼻炎であっても、その主要な症状は、鼻汁(鼻漏)、くしゃみ、及び鼻閉である。これらの症状は、日常生活のQOL(Quality Of Life)を著しく低下させる。
【0003】
アレルギー性鼻炎の症状を改善する方法としては、抗ヒスタミン薬やステロイドなどの薬物を投与する薬物療法が知られているが、近年、天然物を用いた技術が開発されている。例えば、非特許文献1には、アレルギー性鼻炎の症状を改善するために、ウンシュウミカン果実の乾燥粉末を用いる技術が記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
二村(増田)めぐみ等,「未熟ウンシュウミカン果実含有食品の通年性鼻過敏症に対する症状緩和効果」,アレルギー・免疫,2016年、Vol.23,No.7,106~116頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
非特許文献1では、鼻汁の症状が改善されたか確認するため、ヘスペリジンの1日の摂取量が177mg、ナリルチンの1日の摂取量が53mgとなるよう、ヘスペリジン及びナリルチンを含むウンシュウミカン果実の乾燥粉末(以下、「CUP」ともいう)を被験者に摂取させ、摂取期間中の鼻かみ回数をスコア化している。このスコアによると、CUP投与群は、CUP投与前との比較において、スコア(鼻かみ回数)が有意に低下している。
【0006】
しかしながら、非特許文献1に記載される鼻かみ回数のスコアによると、CUP投与群は、プラセボ群との比較において、スコア(鼻かみ回数)の有意な低下は認められない。鼻汁の症状は、観察時期によって症状が強くなったり弱くなったりすることがあるため、CUP投与前との比較において、スコア(鼻かみ回数)が有意に低下したとしても、摂取時期を同時期にしたプラセボ群との比較において、スコア(鼻かみ回数)の有意な低下が認められなければ、CUPの投与によって鼻汁の分泌を抑制できたとは言えない。つまり、非特許文献1は、鼻汁の分泌を抑制できる技術を提供するものではない。
【0007】
本発明は、鼻汁の分泌を抑制できる鼻汁分泌抑制用組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の要旨は以下のとおりである。
[1] 1日あたりの摂取量が200mg以上であるヘスペリジンと、1日あたりの摂取量が50mg以下であるナリルチンを含有することを特徴とする、鼻汁分泌抑制用組成物。
[2] 前記ナリルチンの1日あたりの摂取量が30~50mgであることを特徴とする、[1]に記載の鼻汁分泌抑制用組成物。
[3] 前記ヘスペリジンの1日あたりの摂取量が200~300mgであることを特徴とする、[1]に記載の鼻汁分泌抑制用組成物。
[4] 未成熟なウンシュウミカン果実の乾燥粉末を含有し、前記ヘスペリジン及び前記ナリルチンが、前記乾燥粉末に含まれるヘスペリジン及びナリルチンであることを特徴とする、[1]から[3]のいずれか一つに記載の鼻汁分泌抑制用組成物。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、鼻汁の分泌を抑制できる鼻汁分泌抑制用組成物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、錠剤の摂取開始後8週間におけるスコア変化量の推移を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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