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公開番号
2025009451
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112460
出願日
2023-07-07
発明の名称
茶の実の抽出物を含む抗がん剤
出願人
学校法人近畿大学
,
株式会社GSIクレオス
代理人
個人
主分類
A61K
36/82 20060101AFI20250110BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】がんの治療において、分子標的剤は、効果は高いとはいえ、転移を伴う進行がんにおける生存率は未だに改善されていない。そのため、転移性がんに対して効果的な抗腫瘍薬を開発することが重要な課題となっている。
【解決手段】圧搾された茶の実の残渣の抽出物を有効成分とする抗がん剤は、がん細胞の増殖を抑制するとともに、細胞の遊走を抑制することができ、がんの進行を効果的に抑制することができる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
圧搾された茶の実の残渣の抽出物を有効成分とする抗がん剤。
続きを表示(約 120 文字)
【請求項2】
前記茶の実は、カメリア・シネンシスの「やぶきた」である請求項1に記載された抗がん剤。
【請求項3】
前記抽出物は、pH1~7の極性溶媒による抽出物である請求項1または2の何れかの請求項に記載された抗がん剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は茶の実の抽出物を含みがん細胞の増殖抑制および遊走抑制効果を有する抗がん剤に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
がんによる死亡は、本邦における死因の第一位であり、死亡例も年々増加し続けている。分子標的薬などの発展により、これらのがんによる死亡率は大幅に改善されるようになった。しかし、分子標的薬は、副作用が強く、使用に際しては患者の負担を強いるものが多い。
【0003】
近年、薬用植物のような天然素材は、安全で副作用が少ないため、抗腫瘍薬を開発するための有用な資源として着目されており、様々な抗腫瘍効果を持つ植物性化学物質が発見され、抗腫瘍薬として臨床でも使用さるようになってきた。
【0004】
特許文献1には茶の実の果実の圧搾油中には、アミノ酸、カテキン、カフェイン、ビタミンC、β-カロチン、ビタミンE、オレイン酸といった成分が含まれるので、発がん抑制、免疫機能増進、老化防止作用、動脈硬化予防等の効能を有効に摂取することができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-89146公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
分子標的剤は、効果は高いとはえ、転移を伴う進行がんにおける生存率は未だに改善されていない。そのため、転移性がんに対して効果的な抗腫瘍薬を開発することが重要な課題となっている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上記課題を解決するためのもので、天然物由来の材料で、特にがん細胞の遊走及び浸潤を抑制する抗がん剤を提供するものである。
【0008】
具体的に本発明に係る抗がん剤は、圧搾された茶の実の残渣の抽出物を有効成分とすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る抗がん剤は、がん細胞の増殖、遊走および浸潤を抑制するので、がんの転移を効果的に抑制させることが期待できる。また、本発明に係る抗がん剤は、天然由来のものであり、副作用の心配はほぼないと言ってよい。したがって、がん治療の予後期間だけでなく、早期にがんが発見された場合の服用によって、がんの進行を抑制し、手術が必要になるまでの時間を延期させることができる。さらに、切除不能例に対してもがんの転移を抑制することで、他の治療法と併用することにより切除可能な状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の抗がん剤の有効成分となる茶の実抽出物による胃がん細胞(KATO-III)の増殖抑制効果を示すグラフである。(a)は培養開始後24時間後の結果であり、(b)は48時間後の結果である。
本発明の抗がん剤の有効成分となる茶の実抽出物による大腸がん細胞(SW480)の増殖抑制効果を示すグラフである。(a)は培養開始後24時間後の結果であり、(b)は48時間後の結果である。
本発明の抗がん剤の有効成分となる茶の実抽出物による胃がん細胞(KATO-III)の細胞遊走をボイデンチャンバー試験で調べた結果である。(a)はBlankの場合の例示写真と結果の表であり、(b)は茶の実抽出液の場合の例示写真と結果の表である。
本発明の抗がん剤の有効成分となる茶の実抽出物による大腸がん細胞(SW480)の細胞遊走をボイデンチャンバー試験で調べた結果である。(a)はBlankの場合の例示写真と結果の表であり、(b)は茶の実抽出液の場合の例示写真と結果の表である。
本発明の抗がん剤の有効成分となる茶の実抽出物による胃がん細胞(KATO-III)のスクラッチ試験の結果である。
本発明の抗がん剤の有効成分となる茶の実抽出物による大腸がん細胞(SW480)のスクラッチ試験の結果である。
本発明の抗がん剤の有効成分となる茶の実抽出物の質量分析の結果の一部を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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