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公開番号2025041450
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2023148766
出願日2023-09-13
発明の名称血小板凝集抑制剤
出願人オリザ油化株式会社,学校法人近畿大学
代理人
主分類A61K 36/61 20060101AFI20250318BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 新規な血小板凝集抑制剤を提供する。
【解決手段】 上記課題を解決するための本発明の特徴は以下の通りである。

1. イエローストロベリーグアバ果実の抽出物を有効成分とするコラーゲン誘発血小板凝集抑制剤。
2. イエローストロベリーグアバ果実の抽出物を有効成分とするアデノシン二リン酸誘発小板凝集抑制剤。
3. イエローストロベリーグアバ果実の抽出物を有効成分とする誘発小板凝集抑制剤。
4. 上記イエローストロベリーグアバ果実の抽出物はアデノシンを含有するものであることを特徴とする上記1.~上記3.のいずれかに記載の剤。
5. アデノシンを含有することを特徴とするイエローストロベリーグアバ果実の抽出物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
イエローストロベリーグアバ果実の抽出物を有効成分とするコラーゲン誘発血小板凝集抑制剤。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
イエローストロベリーグアバ果実の抽出物を有効成分とするアデノシン二リン酸誘発小板凝集抑制剤。
【請求項3】
イエローストロベリーグアバ果実の抽出物を有効成分とする小板凝集抑制剤。
【請求項4】
上記イエローストロベリーグアバ果実の抽出物はアデノシンを含有するものであることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載の剤。
【請求項5】
アデノシンを含有することを特徴とするイエローストロベリーグアバ果実の抽出物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は,新規な血小板凝集抑制剤に関する。本発明は,医薬品,食品,健康食品(機能性表示食品,特定保健用食品等をも含む)等に広く利用することができる。
続きを表示(約 3,700 文字)【背景技術】
【0002】
イエローストロベリーグアバは,キバンジロウ(黄蕃石榴)とも呼ばれるフトモモ科Psidium littoraleの熱帯性の果実である。同属植物のバンジロウ(グアバ)と食用に供される果実は果皮の色を別にすると種間で大きな差がないため,果物市場で単に「グアバ」と云った場合,本種の果実まで含めることが多いがバンジロウ(グアバ)とは別種である。
日本でも苗が家庭用で販売されているが,商業規模で栽培されているのは唯一南伊豆の限定された地域のみである。生食の他,ジャムや果実酢,地ビールの原材料に使用されている。
イエローストロベリーグアバの学術報告は少なく,成分研究ではフロログルシノール類が葉や(非特許文献1) 果実( 非特許文献2) から,メガスティグマン配糖体(非特許文献3) が葉から単離されていることが発表されているのみである。また,機能性研究では抗糖化作用(非特許文献4) の報告があるのみである(非特許文献1~4参照)。
【0003】
また,血管壁上の血小板凝集は,コラーゲン等の要素によって引き起こされる。たとえば,血管内皮細胞が損傷したとき,上皮細胞下部のコラーゲンが血流にさらされて血小板を活性化させる。血小板の活性化は,一連の反応を誘導して血管壁上へのアテローム性動脈硬化症,脳卒中および冠状動脈血栓塞栓症などの深刻な循環系疾患の起因となり得る(特許文献1)。
【0004】
また,一般的なアゴニストであるアデノシン二リン酸(ADP)が動脈血栓の形成の開始および進行に重要な役割を果たしていることが知られている(Bernat他,Thromb. Haemostas.,第70巻,812~826ページ,1993年;Maffrand他,Thromb. Haemostas.,第59巻,225~230ページ,1988年;Herbert他,Arterioscl. Thromb.,第13巻,1171~1179ページ,1993年)。ADPは,血小板の凝集,形態変化,分泌,Ca
2+
の流入と細胞内移動,アデニリルシクラーゼ抑制を引き起こす。ADPが血小板受容体と結合することが,ADPによって誘起される血小板の応答を引き出すのに必要である。ヒトの血小板で発現している少なくとも3つのP2受容体が存在している。すなわち,陽イオンチャネル受容体P2X1,Gタンパク質結合受容体P2Y1,Gタンパク質結合受容体P2Y12(P2YacまたはP2Tとも呼ばれる)である。P2X1受容体は,カルシウムの迅速な流入に関係しており,ATPによって活性化される。血小板凝集のプロセスにおけるP2X1受容体の役割は完全には理解されていない。しかしながら,P2X1受容体は血小板形状変化(Rolf他,Thromb Haemost.85:303-308,2001),および高い剪断力下で血小板血栓生成(Hechler他,J.Exp.Med.198:661-667,2003)に関与することが示唆されている。P2Y1受容体は,カルシウム移動,形態変化,凝集開始に関係している。P2Y12受容体は,アデニリルシクラーゼ抑制に関係しており,十分な凝集に必要とされる。(Hourani他,「血小板ADP受容体会議」,ラ・トゥイレ,イタリア,2000年3月29~31日)
【0005】
また,抗血小板剤は,血栓形成を抑制するための潜在的な候補であるとして,長年にわたってさまざまな研究がなされてきた。アスピリンやジピリダモールを始めとするいくつかの薬剤が予防用の抗血栓剤として用いられるようになってきた。
しかしながら,アスピリンはADPによって誘起される血小板の凝集に対しては効果がないため,血小板の凝集に対する効果は限られている。さらに,アスピリンはしばしば胃に対する副作用があることがよく知られているため,多くの患者で有効であるというわけにはいかない(特許文献2)。
【0006】
Hui-Lin Zhu, Yun-Wei Hu, Wei Qu, Jie Zhang, Er-Yan Guo, Xue-Yang Jiang, Wen-Yuan Liu, Feng Feng, Jian Xu. Littordial F, a novel phloroglucinol meroterpenoid from the leaves of Psidium littorale. Tetrahedron Letters, 60, 28, 1868-870, 2019.
Ji-Cheng Shu, Hang-Qing Cui, Yin-Zheng Huang, Jian-Qun Liu, Hui-Lian Huang. A novel phloroglucinol and two new phenolic glycosides from Psidium littorale. Journal of Asian Natural Products Research, 19: 9, 854-861, 2017.
Peng CY, Liu JQ, Shu JC, Zhang R. Study on megastigmane glycosides and lignan constituents from leaves of Psidium littorale. Zhong Yao Cai, 37, 12, 2201-2203, 2014.
Yan C, Lee J, Kong F, Zhang D. Anti-glycated activity prediction of polysaccharides from two guava fruits using artificial neural networks. Carbohydr Polym, 98, 1, 116-121, 2013.
特表2003-507486号公報
特表2007-531737号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このような背景の下,本発明者は,イエローストロベリーグアバ果実の抽出物の生理活性を調べるため,血小板凝集抑制作用を評価した結果,強い血小板凝集抑制作用,特にコラーゲン誘発血小板凝集抑制作用及びアデノシン二リン酸誘発血小板凝集抑制作用の両方の作用を有することを見出し,また,活性を指標に有効成分の探索を行った結果,プリン塩基のアデノシンが有効成分であることを見出し,本発明を完成させた。
すなわち,本発明は新規なイエローストロベリーグアバ果実の抽出物の用途を提供し,また,新規な血小板凝集抑制剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための本発明の特徴は以下の通りである。
1. イエローストロベリーグアバ果実の抽出物を有効成分とするコラーゲン誘発血小板凝集抑制剤。
2. イエローストロベリーグアバ果実の抽出物を有効成分とするアデノシン二リン酸誘発小板凝集抑制剤。
3. イエローストロベリーグアバ果実の抽出物を有効成分とする誘発小板凝集抑制剤。
4. 上記イエローストロベリーグアバ果実の抽出物はアデノシンを含有するものであることを特徴とする上記1.~上記3.のいずれかに記載の剤。
5. アデノシンを含有することを特徴とするイエローストロベリーグアバ果実の抽出物。
【図面の簡単な説明】
【0009】
コラーゲン誘発血小板凝集に対する抑制作用を指標にしたイエローストロベリーグアバエキスの活性成分の単離の過程及びそれぞれのコラーゲン誘発血小板凝集抑制作用の評価結果を示す図である。
イエローストロベリーグアバ果実の抽出物から単離された成分(Fr. 22~27-3)における被験者Aのコラーゲン誘発血小板凝集抑制作用の評価結果を示すグラフである。
イエローストロベリーグアバ果実の抽出物から単離された成分(Fr. 22~27-3)における被験者Bのコラーゲン誘発血小板凝集抑制作用の評価結果を示すグラフである。
イエローストロベリーグアバ果実の抽出物から単離された成分(Fr. 22~27-3)における被験者Cのアデノシン二リン酸誘発血小板凝集抑制作用の評価結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下,本発明を詳細に説明する。
本発明は,イエローストロベリーグアバ果実の抽出物を有効成分とすることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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