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公開番号2024060104
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2024043586,2022181993
出願日2024-03-19,2022-11-14
発明の名称回転可能な管を有するコネクタ
出願人サイティバ ユーエス エルエルシー,Cytiva US LLC
代理人個人,個人,個人
主分類F16L 37/107 20060101AFI20240423BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】流体処理システム及び流体処理(医薬産業及びバイオテクノロジー産業で使用される液体製品など)で使用するための新規なコネクタを提供すること。
【解決手段】本発明によれば、中央開口部を有する中空コネクタ本体と、中空コネクタ本体を回転させることなく中央開口部内で回転可能な中空管とを備えるコネクタが提供される。中空コネクタ本体の内壁には少なくとも2つの弾性フィンガが設けられている。中空管が中空コネクタ本体を回転させることなく中央開口部内で回転可能であるように、中空コネクタ本体の少なくとも2つの弾性フィンガの突出部し中空管の上側溝内に挿入される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
(a)底面と、中央開口部を形成する内壁とを有する中空コネクタ本体であって、前記中央開口部が前記底面を貫通し、前記内壁が少なくとも2つの弾性フィンガを有し、前記少なくとも2つの弾性フィンガのそれぞれが内側に面する突出部を伴う上端を有する、中空コネクタ本体と、
(b)前記中央開口部内に保持される中空管であって、前記中空管が、第1の開放端、第2の開放端、及び、長手方向軸線を有し、前記第2の開放端が、中央開口部を含むとともに下面環状溝を含む下面を有し、前記下面環状溝が、前記中央開口部を取り囲む前記下面環状溝内に配置される弾性変形可能環状シールを含み、前記中空管が、前記長手方向軸線に沿って離間した少なくとも上側溝、中間溝、及び、下側溝を含み、前記下側溝が、前記下側溝内に配置されて前記中空コネクタ本体の前記内壁の一部に対してシールする第2の弾性環状シールを含み、前記中空管が前記中空コネクタ本体を回転させることなく前記中央開口部内で回転可能であるように、前記中空コネクタ本体の前記少なくとも2つの弾性フィンガの前記内側に面する突出部が前記中空管の前記上側溝内に挿入される、中空管と
を備える、コネクタ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記弾性フィンガのそれぞれが、前記上端から距離を隔てて内側に面する肩部を含む、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記中間溝が、前記少なくとも2つの弾性フィンガのそれぞれの前記内側に面する肩部と接触する下壁を有する、請求項1又は2に記載のコネクタ。
【請求項4】
請求項1又は2に記載のコネクタであって、前記中空コネクタ本体の前記底面が一体的に形成されるロック機構を含み、前記一体的に形成されるロック機構が、スロットを含む少なくとも1つの突起と、少なくとも1つの斜面と、少なくとも1つの凹部及び/又は少なくとも1つの突起部を備える作動防止アセンブリ係合部とを備える、請求項1又は2に記載のコネクタと、
少なくとも1つの剥離ストリップと、少なくとも1つの凹部及び/又は少なくとも1つの突起部とを備え、前記少なくとも1つの凹部及び/又は少なくとも1つの突起部が前記中空コネクタ本体の前記作動防止アセンブリ係合部と係合される、取り外し可能な作動防止アセンブリと、
前記中空コネクタ本体と係合される取り外し可能なキャップであって、前記取り外し可能な作動防止アセンブリが前記取り外し可能なキャップと前記中空コネクタ本体との間に介挿され、前記取り外し可能なキャップが前記中空コネクタ本体の前記底面を覆う、取り外し可能なキャップと
を備える、コネクタアセンブリ。
【請求項5】
(a)環状溝内に配置される第1の弾性変形可能環状シールを含む第1の回転可能な中空管を備える第1のコネクタアセンブリの第1の中空コネクタ本体の底面を配置するステップであって、前記第1の回転可能な中空管が前記第1の中空コネクタ本体の中央開口部内に保持され、前記第1の中空コネクタ本体の前記底面が、前記第1の中空コネクタ本体の前記底面と一体的に形成される第1のロック機構を備え、前記第1のロック機構が、スロットを含む少なくとも1つの突起と、環状溝内に配置される第2の弾性変形可能環状シールを含む第2の回転可能な中空管を備える第2のコネクタアセンブリの第2の中空コネクタ本体の底面と接触する少なくとも1つの斜面とを備え、前記第2の回転可能な中空管が前記第2の中空コネクタ本体の中央開口部内に保持され、前記第2の中空コネクタ本体の前記底面が、前記第2の中空コネクタ本体の前記底面と一体に形成される第2のロック機構を備え、前記第2のロック機構が、スロットを含む少なくとも1つの突起と、少なくとも1つの斜面とを備える、ステップと、第1の位置で、
(b)前記第1のロック機構が前記第2のロック機構と係合するように前記第1の中空コネクタ本体及び/又は前記第2の中空コネクタ本体をねじるステップであって、前記第1の弾性変形可能環状シールが、前記第1の中空コネクタ本体の前記中央開口部を取り囲む前記環状溝内の前記第1の回転可能な中空管に対してシールし、前記第2の弾性変形可能環状シールが、第2の位置で、前記第2の中空コネクタ本体の前記中央開口部を取り囲む前記環状溝内の前記第2の回転可能な中空管に対してシールし、前記第2の位置が作動位置を含む、ステップと
を含む、流体接続を行なうための方法。

発明の詳細な説明【発明の背景】
【0001】
[0001]流体処理システム及び流体処理(医薬産業及びバイオテクノロジー産業で使用される液体製品など)で使用するためのコネクタが知られている。しかしながら、さらに改良されたコネクタが必要とされている。本発明は、先行技術の欠点の少なくとも幾つかの改善をもたらす。本発明のこれら及び他の利点は、以下に記載される説明から明らかになる。
続きを表示(約 4,500 文字)【発明の概要】
【0002】
[0002]本発明の一態様は、(a)底面と、中央開口部を形成する内壁とを有する中空コネクタ本体であって、中央開口部が底面を貫通し、内壁が少なくとも2つの弾性フィンガを有し、少なくとも2つの弾性フィンガのそれぞれが内側に面する突出部を伴う上端を有する、中空コネクタ本体と、(b)中央開口部内に保持される中空管であって、該中空管が、第1の開放端、第2の開放端、及び、長手方向軸線を有し、第2の開放端が、中央開口部を含むとともに下面環状溝を含む下面を有し、下面環状溝が、中央開口部を取り囲む下面環状溝内に配置される弾性変形可能環状シールを含み、中空管が、長手方向軸線に沿って離間した少なくとも上側、中間、及び、下側溝を含み、下側溝が、下側溝内に配置されて中空コネクタ本体の内壁の一部に対してシールする第2の弾性環状シールを含み、中空管が中空コネクタ本体を回転させることなく中央開口部内で回転可能であるように、中空コネクタ本体の少なくとも2つの弾性フィンガの内側に面する突出部が中空管の上側溝内に挿入される、中空管と、を備えるコネクタを提供する。
【0003】
[0003]本発明の他の態様によれば、ロック機構と、作動防止アセンブリの取り外し可能な作動防止サブアセンブリと、取り外し可能なキャップとを更に備える、コネクタの一態様を含むコネクタアセンブリが提供される。
【0004】
[0004]本発明の更に他の態様によれば、流体接続を行なうための方法が提供され、方法は、(a)環状溝内に配置される弾性変形可能環状シールを含む第1の回転可能な中空管を備える第1のコネクタアセンブリの第1の中空コネクタ本体の底面を配置するステップであって、第1の回転可能な中空管が第1の中空コネクタ本体の中央開口部内に保持され、第1の中空コネクタ本体の底面が、第1の中空コネクタ本体の底面と一体的に形成される第1のロック機構を備え、第1のロック機構が、スロットを含む少なくとも1つの突起と、環状溝内に配置される第2の弾性変形可能環状シールを含む第2の回転可能な中空管を備える第2のコネクタアセンブリの第2の中空コネクタ本体の底面と接触する少なくとも1つの斜面とを備え、第2の回転可能な中空管が第2の中空コネクタ本体の中央開口部内に保持され、第2の中空コネクタ本体の底面が、第2の中空コネクタ本体の底面と一体に形成される第2のロック機構を備え、第2のロック機構が、スロットを含む少なくとも1つの突起と、少なくとも1つの斜面とを備える、ステップと、第1の位置で、(b)第1のロック機構が第2のロック機構と係合するように第1の中空コネクタ本体及び/又は第2の中空コネクタ本体をねじるステップであって、第1の弾性変形可能なシールが、第1の中空コネクタ本体の中央開口部を取り囲む環状溝内の第1の中空管に対してシールし、第2の弾性変形可能なシールが、第2の位置で、第2の中空コネクタ本体の中央開口部を取り囲む環状溝内の第2の中空管に対してシールし、第2の位置が作動位置を含む、ステップと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0005】
中空コネクタ本体と本発明の一態様に係る回転可能な中空管とを備えるコネクタを備えるコネクタアセンブリの分解図を示す図であり、コネクタアセンブリは、ロック機構と、作動防止アセンブリの取り外し可能な作動防止サブアセンブリと、取り外し可能なキャップとを更に備える。
中空管が中空コネクタ本体に完全に挿入される前の、図1に示されるコネクタの断面図を示す図である。
中空コネクタ本体に完全に挿入された中空管を示す図である。
中空管が中空コネクタ本体に完全に挿入される前の、図1に示されるコネクタの上面斜視図を示す図である。
中空コネクタ本体に完全に挿入された中空管を示す図である。
中空管の斜視図を示す図である。
中空コネクタ本体の上面斜視図を示す図である。
弾性変形可能環状シールを収容するための溝、中空コネクタ本体と一体的に形成されるロック機構であって、スロットを含む突起と斜面とを備えるロック機構、及び、作動防止アセンブリと係合するための位置合わせ構成の構成要素であって、中空コネクタ本体の前記第1の端部に少なくとも1つの凹部(2つの凹部として示される)を備える、構成要素も示す、中空コネクタ本体の下端面図を示す図面である。
位置合わせ構成を介して中空コネクタ本体の第1の端部と係合される作動防止タブを示す図である。
組み立てられた、図1に示されるコネクタの正面斜視図を示す図である。
組み立てられたコネクタの背面斜視図を示す図である。
第1及び第2のコネクタアセンブリが接続されるときに使用される作動防止アセンブリの他のサブアセンブリも示す、図1に示されるコネクタアセンブリのタブ及び剥離可能ストリップを備える作動防止アセンブリの作動防止サブアセンブリの斜視図を示す図である。
(別個の第1及び第2のコネクタアセンブリの)それぞれの別個の第1及び第2の中空コネクタ本体と係合される第1及び第2の作動防止サブアセンブリを示す図であり、各サブアセンブリは、突起部及び凹部を備えるサブアセンブリキー配列を含み、それにより、第1及び第2のコネクタアセンブリがその後に一緒にねじられる前に、第1及び第2のコネクタアセンブリが第1の位置で互いに接触するときにサブアセンブリを互いに嵌合でき、その結果、第1の弾性変形可能なシールが第1の中空コネクタ本体に対してシールし、第2の弾性変形可能なシールが第2の位置で第2の中空コネクタ本体に対してシールし、第2の位置が作動位置を含む。
一方の中空コネクタ本体のロック機構の斜面が他方の中空コネクタ本体のロック機構の突起内のスロットと係合することを示すコネクタアセンブリ(本体カバーを伴わない)の斜視図を示す図である。
コネクタ本体のうちの少なくとも1つが第1の位置から第2の位置に移動するときに他方の中空コネクタ本体のロック機構の突起内のスロットと係合する斜面を備える一方の中空コネクタ本体のロック機構を示す、図8Aに示されるコネクタアセンブリの拡大部分斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
[0013]本発明の一態様によれば、(a)底面と、中央開口部を形成する内壁とを有する中空コネクタ本体であって、中央開口部が底面を貫通し、内壁が少なくとも2つの弾性フィンガを有し、少なくとも2つの弾性フィンガのそれぞれが内側に面する突出部を伴う上端を有する、中空コネクタ本体と、(b)中央開口部内に保持される中空管であって、該中空管が、第1の開放端、第2の開放端、及び、長手方向軸線を有し、第2の開放端が、中央開口部を含むとともに下面環状溝を含む下面を有し、下面環状溝が、中央開口部を取り囲む下面環状溝内に配置される弾性変形可能環状シールを含み、中空管が、長手方向軸線に沿って離間した少なくとも上側、中間、及び、下側溝を含み、下側溝が、下側溝内に配置されて中空コネクタ本体の内壁の一部に対してシールする第2の弾性環状シールを含み、中空管が中空コネクタ本体を回転させることなく中央開口部内で回転可能であるように、中空コネクタ本体の少なくとも2つの弾性フィンガの内側に面する突出部が中空管の上側溝内に挿入される、中空管と、を備えるコネクタが提供される。
【0007】
[0014]コネクタの一態様において、弾性フィンガのそれぞれは、上端から距離を隔てて内側に面する肩部を含み、好ましい態様では、中間溝は、少なくとも2つの弾性フィンガのそれぞれの内側に面する肩部と接触する下壁を有する。
【0008】
[0015]幾つかの態様では、下面環状溝に配置される弾性環状シールは可撓性リップを有する。
【0009】
[0016]他の態様において、コネクタアセンブリは、一態様のコネクタであって、中空コネクタ本体の底面(好ましくは、底面は中空管の第2の端部下面と位置合わせされる)が一体的に形成されるロック機構を含み、一体的に形成されるロック機構が、スロットを含む少なくとも1つの突起と、少なくとも1つの斜面と、少なくとも1つの凹部及び/又は少なくとも1つの突起部を備える作動防止アセンブリ係合部とを備える、コネクタと、少なくとも1つの剥離ストリップと、少なくとも1つの凹部及び/又は少なくとも1つの突起部とを備え、少なくとも1つの凹部及び/又は少なくとも1つの突起部が中空コネクタ本体の作動防止アセンブリ係合部と係合される、取り外し可能な作動防止アセンブリと、中空コネクタ本体と係合される取り外し可能なキャップであって、取り外し可能な作動防止アセンブリが取り外し可能なキャップと中空コネクタ本体との間に介挿され、取り外し可能なキャップが中空コネクタ本体の底面を覆う、取り外し可能なキャップと、を備える。
【0010】
[0017]本発明の更に他の態様によれば、流体接続を行なうための方法が提供され、方法は、(a)環状溝内に配置される弾性変形可能環状シールを含む第1の回転可能な中空管を備える第1のコネクタアセンブリの第1の中空コネクタ本体の底面を配置するステップであって、第1の回転可能な中空管が第1の中空コネクタ本体の中央開口部内に保持され、第1の中空コネクタ本体の底面が、第1の中空コネクタ本体の底面と一体的に形成される第1のロック機構を備え、第1のロック機構が、スロットを含む少なくとも1つの突起と、環状溝内に配置される第2の弾性変形可能環状シールを含む第2の回転可能な中空管を備える第2のコネクタアセンブリの第2の中空コネクタ本体の底面と接触する少なくとも1つの斜面とを備え、第2の回転可能な中空管が第2の中空コネクタ本体の中央開口部内に保持され、第2の中空コネクタ本体の底面が、第2の中空コネクタ本体の底面と一体に形成される第2のロック機構を備え、第2のロック機構が、スロットを含む少なくとも1つの突起と、少なくとも1つの斜面とを備える、ステップと、第1の位置で、
(b)第1のロック機構が第2のロック機構と係合するように第1の中空コネクタ本体及び/又は第2の中空コネクタ本体をねじるステップであって、第1の弾性変形可能なシールが、第1の中空コネクタ本体の中央開口部を取り囲む環状溝内の第1の中空管に対してシールし、第2の弾性変形可能なシールが、第2の位置で、第2の中空コネクタ本体の中央開口部を取り囲む環状溝内の第2の中空管に対してシールし、第2の位置が作動位置を含む、ステップと、を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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