TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024059512
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022167225
出願日2022-10-18
発明の名称漏洩箇所補修装置及び漏洩箇所補修方法
出願人コスモ工機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F16L 55/18 20060101AFI20240423BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】密封状態を維持したまま漏洩箇所の補修を確実に行うことができる漏洩箇所補修装置及び漏洩箇所補修方法を提供すること。
【解決手段】既設の流体管2に連通し、接続部材としての補修弁11が接続された連結用のフランジ部3aを備えた連通管3及びその近傍における漏洩箇所を補修する漏洩箇所補修装置1であって、流体管2における連通管3側の外面を覆う基部61Aと、該基部61Aに一端が接続され連通管3を囲繞する筒状部61Bと、基部61A及び筒状部61Bを連通管3の管軸方向に沿って流体管2側に押圧する押圧手段としてのU字ボルト62a及びナット62bと、を有する補修体60と、フランジ部3aに接続されるフランジ部材50と、補修体60の筒状部61Bとフランジ部材50との間に介在し、両者を密封状態で相対移動可能とするシール部材としてのOリング52と、を備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
既設流体管に連通し、接続部材が接続された連結用フランジ部を備えた連通管及びその近傍における漏洩箇所を補修する漏洩箇所補修装置であって、
前記既設流体管における前記連通管側の外面を覆う基部と、該基部に一端が接続され前記連通管を囲繞する筒状部と、前記基部及び前記筒状部を前記連通管の管軸方向に沿って前記既設流体管側に押圧する押圧手段と、を有する補修体と、
前記連結用フランジ部に接続されるフランジ部と、
前記補修体の筒状部と前記フランジ部との間に介在し、両者を密封状態で相対移動可能とするシール部材と、
を備えることを特徴とする漏洩箇所補修装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記フランジ部の外周面に前記シール部材が取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の漏洩箇所補修装置。
【請求項3】
前記フランジ部は、接続部材のフランジ部と前記連結用フランジ部との間に配置され前記シール部材が取付けられた環状部材を含むことを特徴とする請求項2に記載の漏洩箇所補修装置。
【請求項4】
前記筒状部には排出孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の漏洩箇所補修装置。
【請求項5】
前記押圧手段は、U字ボルトを含むことを特徴とする請求項1に記載の漏洩箇所補修装置。
【請求項6】
前記フランジ部の前記筒状部からの逸脱を防止する逸脱防止手段を備えることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の漏洩箇所補修装置。
【請求項7】
既設流体管に連通し、接続部材が接続された連結用フランジ部を備えた連通管及びその近傍における漏洩箇所を不断流状態で補修する漏洩箇所補修方法であって、
前記連結用フランジ部に、シール部材を備えたフランジ部を接続する工程と、
前記フランジ部に補修体を挿入し、該補修体及び前記フランジ部により前記連通管を囲繞する工程と、
押圧手段によって、前記補修体を前記連通管の管軸方向に沿って前記既設流体管側に押圧して、前記連通管を前記補修体及び前記フランジ部により密封状態で覆う工程と、
を有することを特徴とする漏洩箇所補修方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、既設流体管に連通する連通管の連結用フランジ部に接続された接続部材の近傍における漏洩箇所を補修する漏洩箇所補修装置及び漏洩箇所補修方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、既設流体管に一端が連通する連通管の他端に補修弁や空気弁等の接続部材が接続される配管構造がある。このような配管構造では、長期の使用による錆や経年劣化等の発生により、既設流体管と連通管との接続部にて流体の漏洩が発生することがある。
【0003】
このように、既設流体管と連通管との接続部における流体の漏洩を防止するために連通管を補修する連通管補修装置として、例えば、連通管の連結用フランジ部の外周面と対向する貫通孔を有する天井壁形成板部と、連通管の外周面を覆う周壁形成板部と、をからなる分岐密閉部材を備え、この分岐密閉部材を既設流体管の外周面に沿って溶接するとともに、天井形成板部の貫通孔と分岐管のフランジ部の外周面とを溶接し、分岐密閉部材の内部にモルタルを充填することにより補修するものがある(例えば、特許文献1の第3実施形態参照)。
【0004】
また、既設流体管の外周面と対向する分割継手体と、該分割継手体に連結され連通管の外周面を覆う連通筒部と、を備え、この分割継手体及び連通筒部を既設流体管及び連通管の外周側に連結した後、既設流体管の外周面と分割継手体との間及び連通管の外周面と連通筒部との間にモルタルを充填することにより補修するものがある(例えば、特許文献1の第4実施形態参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-24729号(第11~15頁、第12~23図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1に記載の漏洩箇所補修装置にあっては、分岐密閉部材または連通筒部の内部にモルタルを充填することにより連通管を補修しており、モルタルが完全に固化するまで連通管の補修が完了せず、補修コストや補修期間を要するばかりか、第4実施形態では、連通筒部の内部でモルタルが完全に固化してしまうと、既設流体管に対する連通筒部の位置が固定化されるため、分割継手体と連通筒部とをボルト・ナットにより緊締することが難しくなり、良好な密封状態を維持することができない虞があるという問題があった。
【0007】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、密封状態を維持したまま漏洩箇所の補修を確実に行うことができる漏洩箇所補修装置及び漏洩箇所補修方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、本発明の漏洩箇所補修装置は、
既設流体管に連通し、接続部材が接続された連結用フランジ部を備えた連通管及びその近傍における漏洩箇所を補修する漏洩箇所補修装置であって、
前記既設流体管における前記連通管側の外面を覆う基部と、該基部に一端が接続され前記連通管を囲繞する筒状部と、前記基部及び前記筒状部を前記連通管の管軸方向に沿って前記既設流体管側に押圧する押圧手段と、を有する補修体と、
前記連結用フランジ部に接続されるフランジ部と、
前記補修体の筒状部と前記フランジ部との間に介在し、両者を密封状態で相対移動可能とするシール部材と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、密封状態を維持したまま漏洩箇所の補修を確実に行うことができる。
【0009】
前記フランジ部の外周面に前記シール部材が取付けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、フランジ部に対し筒状部が相対移動しても密封状態が維持される。
【0010】
前記フランジ部は、接続部材のフランジ部と前記連結用フランジ部との間に配置され前記シール部材が取付けられた環状部材を含むことを特徴としている。
この特徴によれば、接続部材のフランジ部と連結用フランジ部とは別個に、筒状部に対応するフランジ部を設けることができるため、筒状部とフランジ部との密封性を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
回転機構
11日前
個人
配管固定金具
3か月前
個人
脚装置
3か月前
個人
チェーン
5か月前
個人
ポール制振装置
4か月前
個人
家具
2か月前
個人
締結具
5か月前
個人
ジャイロの軸受装置
2か月前
個人
ネジの緩み止め装置
9日前
個人
アンカーボルト
1か月前
株式会社フジキン
バルブ装置
1か月前
株式会社ミクニ
弁装置
3か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
3か月前
株式会社ミクニ
弁装置
3か月前
株式会社ジェイテクト
玉軸受
4か月前
マフレン株式会社
自動給脂器
2か月前
株式会社ミクニ
弁装置
3か月前
日東精工株式会社
シールねじ
4か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁
1か月前
カヤバ株式会社
バルブ
1か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
1か月前
株式会社フジキン
バルブ装置
11日前
株式会社不二工機
電動弁
2か月前
株式会社TOK
着脱装置
17日前
個人
圧入成形物の製造法
2か月前
株式会社テイエルブイ
熱応動弁
3か月前
株式会社奥村組
制振機構
4か月前
株式会社不二工機
電磁弁
3か月前
イワブチ株式会社
締結具
4か月前
株式会社ナジコ
自在継手
2か月前
株式会社奥村組
制振機構
4か月前
日星電気株式会社
多層チューブ
3か月前
株式会社コスメック
位置決め装置
5か月前
株式会社伊藤製作所
連結具
2か月前
株式会社ジェイテクト
転がり軸受
5か月前
株式会社エステック
減速機
2か月前
続きを見る