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公開番号2024059242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022166803
出願日2022-10-18
発明の名称通信制御装置、通信制御装置の制御方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04L 12/46 20060101AFI20240423BHJP(電気通信技術)
要約【課題】互いに異なる複数のネットワークに接続される通信制御装置によるパケットのルーティングをより好適な態様で実現する。
【解決手段】DFE122は、第1ネットワーク101に接続される第1ネットワークI/F部217と、第2ネットワーク102を介してMFP121に接続される第2ネットワークI/F部218とを有する。ネットワークI/F状態判断部311は、第2ネットワークI/F部218の状態がリンクダウンか否かを判定する。パケット送信部312は、第2ネットワークI/F部218の状態がリンクダウンであると判定された場合に、MFP121が宛先として指定されたパケットを破棄する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
第1ネットワークに接続される第1ネットワークインタフェースと、前記第1ネットワークとは異なる第2ネットワークを介して管理対象となる機器に接続される第2ネットワークインタフェースと、を有する通信制御装置であって、
前記第1ネットワークインタフェースを介して受信された、前記機器が宛先として指定されたパケットが、前記第2ネットワークインタフェースを介して前記機器に送信されるように制御する制御手段と、
前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンか否かを判定する第1の判定手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記第1の判定手段により前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンであると判定された場合に、前記機器が宛先として指定されたパケットを破棄する
ことを特徴とする、通信制御装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記機器がスリープ状態か否かを判定する第2の判定手段を有し、
前記制御手段は、前記第1の判定手段により前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンでないと判定された場合においても、前記第2の判定手段により前記機器がスリープ状態であると判定された場合には、前記機器が宛先として指定されたパケットを破棄する
ことを特徴とする、請求項1に記載の通信制御装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記第2の判定手段により前記機器がスリープ状態であると判定された場合においても、前記機器への送信対象となるパケットが前記機器をスリープ状態から復帰させるパケットリストに含まれる場合には、当該パケットが前記機器に送信されるように制御することを特徴とする、請求項2に記載の通信制御装置。
【請求項4】
前記機器の電源状態がオフ状態か否かを判定する第3の判定手段を有し、
前記制御手段は、前記第3の判定手段により前記機器の電源状態がオフ状態であると判定された場合には、前記機器が宛先として指定されたパケットを破棄する
ことを特徴とする、請求項1に記載の通信制御装置。
【請求項5】
前記機器は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置であり、
前記通信制御装置は、前記画像形成装置に前記第2ネットワークインタフェースを介して接続される印刷制御装置が備える通信管理モジュールである
ことを特徴とする、請求項1に記載の通信制御装置。
【請求項6】
第1ネットワークに接続される第1ネットワークインタフェースと、前記第1ネットワークとは異なる第2ネットワークを介して管理対象となる機器に接続される第2ネットワークインタフェースと、を有する通信制御装置の制御方法であって、
前記第1ネットワークインタフェースを介して受信された、前記機器が宛先として指定されたパケットが、前記第2ネットワークインタフェースを介して前記機器に送信されるように制御する制御ステップと、
前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンか否かを判定する第1の判定ステップと、
を含み、
前記制御ステップは、前記第1の判定ステップにおいて前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンであると判定された場合に、前記機器が宛先として指定されたパケットを破棄する
ことを特徴とする、通信制御装置の制御方法。
【請求項7】
コンピュータを、
第1ネットワークに接続される第1ネットワークインタフェースと、前記第1ネットワークとは異なる第2ネットワークを介して管理対象となる機器に接続される第2ネットワークインタフェースと、を有する通信制御装置であって、
前記第1ネットワークインタフェースを介して受信された、前記機器が宛先として指定されたパケットが、前記第2ネットワークインタフェースを介して前記機器に送信されるように制御する制御手段と、
前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンか否かを判定する第1の判定手段と、
を有する通信制御装置として機能させ、
前記制御手段は、前記第1の判定手段により前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンであると判定された場合に、前記機器が宛先として指定されたパケットを破棄する
ことを特徴とする、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、通信制御装置、通信制御装置の制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年では、プリンタ、スキャナ、FAX、あるいはそれらの機能を複合的に備えた画像形成装置(MFP:Multi Function Printer)等の機器の多くは、ネットワークを介して他の装置と通信を行う通信機能を備えるようになってきている。例えば、通信機能を備えたMFPは、ネットワークを介してサーバやPC等の端末装置と通信を行うことで、PCにスキャンデータを送信する機能や、サーバに自身に関する情報(例えば、動作状態を示す情報)を通知する機能を実現している。また、通信機能を利用することで、MFPに対して大容量の用紙を補給するための給紙装置や、印刷物に対して多様な後処理加工を施すための排紙装置等を接続することも可能となる。
また、印刷会社やデザイン事務所等で利用される所謂プロユース製品には、画像処理や印刷ジョブのスケジューリング等のように、所謂オフィス向けの製品よりも高度な印刷制御が要求される場合がある。このような要求を実現するために、MFPの動作を制御する印刷制御装置(DFE:Digital Front End controller)が適用される場合がある。DFEは、例えば、MFPとサーバや端末装置との間の通信を仲介する役割を担う。そのため、DFEには、MFPと接続するためのネットワークI/F(Interface)と、サーバや端末装置が接続されたネットワーク(例えば、基幹ネットワーク)に接続するためのネットワークI/Fとが設けられている場合がある。
また、近年では、ネットワークのセキュリティ強化のために、基幹ネットワーク上に不正接続を監視するサーバを設置し、不審パケットの検出を行うような仕組みも導入されている。
【0003】
DFE等のようなネットワーク機器におけるパケットの送受信は、ネットワーク機器内に保持されているルーティングテーブルに従い制御される。受信されたパケットの送信先アドレスがルーティングテーブルの宛先ネットワークに登録されている場合には、その宛先ネットワークに対応するネクストホップにパケットが転送される。一方で、パケットの送信先アドレスがルーティングテーブルの宛先ネットワークに登録されていない場合には、そのパケットのネットワーク機器内で処理される。特許文献1には、上記のようなルーティングの技術が開示されている。
【0004】
また、ネットワーク通信の仕組みとして、デフォルトゲートウェイが挙げられる。ルーティングテーブルにデフォルトゲートウェイの設定が登録されることで、ネットワーク機器が宛先不明のパケットを受信した場合に、当該パケットがデフォルトゲートウェイであるルータに転送されるように制御することが可能となる。
なお、前述したように、DFEは複数のネットワークI/Fを有する。DFEとMFPとを接続するためのネットワークI/Fは、DFEとMFPが1対1通信であるため、デフォルトゲートウェイが設定されていない。一方で、DFEと基幹ネットワークとを接続するためのネットワークI/Fは、外部ネットワークと接続するために、デフォルトゲートウェイとして基幹ネットワーク上のルータのIPアドレスが設定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3191740号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
DFEとMFPとのように、1対1通信を行う複数の装置はそれぞれが個別に電源を有しているため、各装置が単体で起動することが可能である。例えば、DFEを単体で起動したえうで、DFEが提供するラスタライズ機能や面付機能が使用されるといったユースケースが想定され得る。このようなケースでは、MFP側の電源が切れている状況も想定され、このような状況下では、DFE側から見ると、MFPと接続するためのネットワークI/Fがリンクダウンしているため、DFEがMFPに送信しようとしているパケットの宛先が不明となる。この場合には、本来はMFP宛のパケットがデフォルトゲートウェイに転送され、不正接続を監視するサーバにより不審なパケットとして検出されるような事態となり得る。
【0007】
本発明は上記の問題を鑑み、互いに異なる複数のネットワークに接続される通信制御装置によるパケットのルーティングをより好適な態様で実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る通信制御装置は、第1ネットワークに接続される第1ネットワークインタフェースと、前記第1ネットワークとは異なる第2ネットワークを介して管理対象となる機器に接続される第2ネットワークインタフェースと、を有する通信制御装置であって、前記第1ネットワークインタフェースを介して受信された、前記機器が宛先として指定されたパケットが、前記第2ネットワークインタフェースを介して前記機器に送信されるように制御する制御手段と、前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンか否かを判定する第1の判定手段と、を有し、前記制御手段は、前記第1の判定手段により前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンであると判定された場合に、前記機器が宛先として指定されたパケットを破棄することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、互いに異なる複数のネットワークに接続される通信制御装置によるパケットのルーティングをより好適な態様で実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
印刷システムのシステム構成の一例を示した図である。
DFEのハードウェア構成の一例を示した図である。
DFEのソフトウェア構成の一例を示した図である。
MFPのハードウェア構成の一例を示した図である。
MFPのソフトウェア構成の一例を示した図である。
DFEの処理の一例を示したフローチャートである。
MFPの処理の一例を示したフローチャートである。
DFEの処理の一例を示したフローチャートである。
DFEの処理の一例を示したフローチャートである。
DFEの処理の一例を示したフローチャートである。
DFEの処理の一例を示したフローチャートである。
DFEの処理の一例を示したフローチャートである。
DFEが通信制御に利用するテーブルの一例を示した図である。
スリープ条件の一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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