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公開番号2024058484
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165889
出願日2022-10-14
発明の名称位置決め装置
出願人トヨタ自動車東日本株式会社
代理人個人,個人
主分類B23P 19/00 20060101AFI20240418BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】1つの駆動手段により駆動させることができる位置決め装置を提供する。
【解決手段】位置決め装置1は、対象物Mを載置する載置部10と、対象物Mを幅方向において挟持する第1挟持部20と、対象物Mを長さ方向において挟持する第2挟持部30とを備える。第1挟持部20は、第1固定挟持部21と、第1回動挟持部22bが第1固定挟持部21に接近する方向に回動するように付勢された回動部22とを有している。第2挟持部30は、駆動手段により載置部に対して接近又は離間する方向に移動される移動基準部31と、移動基準部31の移動に応じて対象物Mを挟持するように移動する一対のアーム部32と、移動基準部31の移動に応じて回動部22を付勢力に抗するように押圧する方向又は押圧を解除する方向に移動する第1回動挟持部33を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
位置決めする対象物を載置する載置部と、
前記載置部に載置された前記対象物を一方向において挟持する第1挟持部と、
前記第1挟持部の挟持方向と交差する方向において前記対象物を挟持する第2挟持部と、
前記第2挟持部を駆動する駆動手段とを備え、
前記第1挟持部は、第1固定挟持部と、第1回転軸を中心として回動可能に配設され、一端側に前記第1固定挟持部との間で前記対象物を挟持する第1回動挟持部が設けられ、前記第1回動挟持部が前記第1固定挟持部に接近する方向に回動するように付勢された回動部とを有し、
前記第2挟持部は、前記駆動手段により前記載置部に対して接近又は離間する方向に移動される移動基準部と、前記移動基準部の移動に応じて前記対象物を挟持するように移動する一対のアーム部と、前記移動基準部の移動に応じて前記回動部を付勢力に抗するように押圧する方向又は押圧を解除する方向に移動し、前記移動基準部が前記載置部に接近する方向に移動するに伴い、前記回動部を押圧して前記第1回動挟持部を前記第1固定挟持部から離間させ、前記移動基準部が前記載置部から離間する方向に移動するに伴い、前記回動部から離間して押圧を解除し、前記第1回動挟持部を前記第1固定挟持部に接近させる第1挟持連動部とを有する
ことを特徴とする位置決め装置。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記第2挟持部は、前記第1挟持連動部が前記回動部から離間して前記第1回動挟持部と前記第1固定挟持部により前記対象物を挟持した後に、前記一対のアーム部により前記対象物を挟持するように構成されたことを特徴とする請求項1記載の位置決め装置。
【請求項3】
前記第1回動挟持部には、前記第2挟持部の挟持方向に回転可能とされたローラーが配設されたことを特徴とする請求項1記載の位置決め装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、部品の加工組立工程等において、部品の位置決めをする位置決め装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
車体の加工組立工程では、例えば、車体パネル等の部品に形成された基準孔に対応して基準ピンを設けた位置決め治具を用い、基準孔を基準ピンに合わせて部品を治具に配置することにより、部品の位置決めを行っている。しかし、基準孔を設定することができないドアなどの外から見える意匠部品等の場合には、基準ピンを用いた位置決めを行うことができないので、部品の外形を利用した位置決めが行われている。
【0003】
例えば、特許文献1には、略等脚台形状ワークに対して位置決めを行う装置において、台形の短底辺側に位置する各隅部で、該隅部を挟む短底辺部と斜辺部とのそれぞれでワークに当接する一対の当接部材を共に同軸回動する一体構成として設け、台形の両隅部に対応する左右対称位置にそれぞれ配置した二組の該一体構成から成るセンタリング機構と、該両一体構成を接続すると共に互いに対称方向に同期作動させるリンク機構と、該リンク機構の同期作動により位置決めされた状態のワークの長底辺側の略中央を、左右対称位置の対称軸方向に外方より押圧して固定するロック機構とを備えたものが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許4058380号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、外形を利用して位置決めを行うには、複数の駆動機構が必要であり、装置が複雑で大掛かりとなる。そのため、費用及びエネルギー消費量が増大してしまうという問題があった。
【0006】
本発明は、このような問題に基づきなされたものであり、1つの駆動手段により駆動させることができる位置決め装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の位置決め装置は、位置決めする対象物を載置する載置部と、載置部に載置された対象物を一方向において挟持する第1挟持部と、第1挟持部の挟持方向と交差する方向において対象物を挟持する第2挟持部と、第2挟持部を駆動する駆動手段とを備え、第1挟持部は、第1固定挟持部と、第1回転軸を中心として回動可能に配設され、一端側に第1固定挟持部との間で対象物を挟持する第1回動挟持部が設けられ、第1回動挟持部が第1固定挟持部に接近する方向に回動するように付勢された回動部とを有し、第2挟持部は、駆動手段により載置部に対して接近又は離間する方向に移動される移動基準部と、移動基準部の移動に応じて対象物を挟持するように移動する一対のアーム部と、移動基準部の移動に応じて回動部を付勢力に抗するように押圧する方向又は押圧を解除する方向に移動し、移動基準部が載置部に接近する方向に移動するに伴い、回動部を押圧して第1回動挟持部を第1固定挟持部から離間させ、移動基準部が載置部から離間する方向に移動するに伴い、回動部から離間して押圧を解除し、第1回動挟持部を第1固定挟持部に接近させる第1挟持連動部とを有するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、駆動手段により第2挟持部の移動基準部を移動させ、それに伴い、第2挟持部の一対のアーム部を移動させて対象物を挟持又は解放すると共に、第1挟持連動部を移動させて第1挟持部の回動部を付勢力に抗するように押圧する方向又は押圧を解除する方向に移動し、第1挟持部の第1回動挟持部と第1固定挟持部とにより対象物を挟持又は解放するようにしたので、1つの駆動手段により駆動させることができる。よって、費用及びエネルギー消費量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施の形態に係る位置決め装置の構成を表す図である。
図1に示した位置決め装置を他の方向から見た構成を表す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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