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公開番号2024058459
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165832
出願日2022-10-14
発明の名称電動工具
出願人パナソニック株式会社
代理人弁理士法人北斗特許事務所
主分類B25F 5/00 20060101AFI20240418BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】大型化することを抑制できる電動工具を提供すること。
【解決手段】電動工具1は、モータ2と、複数のスイッチ素子3と、筒型のコンデンサ4と、回路基板5と、ハウジング6と、を備える。複数のスイッチ素子3は、モータ2に流れる電流を切り替える。コンデンサ4は、複数のスイッチ素子3に印加する電圧を安定化させる。回路基板5は、コンデンサ4が配置され、モータ2の回転軸211の軸方向D1から見た場合にモータ2の少なくとも一部と重なるように固定される。ハウジング6は、モータ2、複数のスイッチ素子3、回路基板5、及びコンデンサ4を収容する。回路基板5は、板形状の基部51と、板形状の突出部位52と、を有する。突出部位52は、基部51の端部から所定方向に沿って突出する。コンデンサ4は、所定方向である突出方向D2から見た場合に、モータ2の少なくとも一部に重なるように、突出部位52に配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
モータと、
前記モータに流れる電流を切り替える複数のスイッチ素子と、
前記複数のスイッチ素子に印加する電圧を安定化させる筒型のコンデンサと、
前記コンデンサが配置され、前記モータの回転軸の軸方向から見た場合に前記モータの少なくとも一部と重なるように固定される回路基板と、
前記モータ、前記複数のスイッチ素子、前記回路基板、及び前記コンデンサを収容するハウジングと、
前記モータから回転力が伝達される先端工具を保持する保持部と、を備え、
前記回路基板は、
板形状の基部と、
前記基部の端部から所定方向に沿って突出する板形状の突出部位と、を有し、
前記コンデンサは、前記突出部位が突出する前記所定方向である突出方向から見た場合に、前記モータの少なくとも一部に重なるように、前記突出部位に配置される、
ことを特徴とする電動工具。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記基部を前記ハウジングに固定する複数の締結部を更に備え、
前記コンデンサは、前記突出方向から見た場合に、前記複数の締結部のうち前記突出部位に近い位置にある2つの締結部の間に配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
【請求項3】
前記コンデンサは、前記基部の厚さ方向から見た場合、前記コンデンサの少なくとも一部が前記2つの締結部を結ぶ線分の垂直二等分線と重なるように、前記突出部位に配置される、
ことを特徴とする請求項2に記載の電動工具。
【請求項4】
前記複数のスイッチ素子は、前記回路基板に配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
【請求項5】
前記複数のスイッチ素子を制御する回転制御部と、
前記回転制御部の制御内容を示す制御信号を前記回路基板に伝達する信号線と、
前記モータに供給される電力を前記回路基板に伝達する電源線と、を更に備え、
前記回路基板は、
前記信号線が接続される信号線接続部と、
前記電源線が接続される電源線接続部と、を更に有し、
前記信号線接続部及び前記電源線接続部は、前記突出部位において、前記コンデンサの両側に配置される、
ことを特徴とする請求項4に記載の電動工具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、電動工具に関する。より詳細には、本開示は、モータを備える電動工具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電動インパクトドライバに用いられるモータを制御する制御装置が開示されている。モータの制御装置は、インバータ回路と、ゲートドライブ回路と、演算回路と、速度指令回路と、トルクコントロールスイッチと、有する。インバータ回路は、電動ドライバ、または、電動インパクトドライバ等の電動工具を駆動するブラシレスDCモータへ駆動信号を出力する。ゲートドライブ回路は、インバータ回路を制御する。演算回路は、ゲートドライブ回路をPWM(Pulse Width Modulation)制御する。速度指令回路は、電動工具を操作するためのトリガースイッチからの信号によって演算回路へ速度指令信号を出力する。トルクコントロールスイッチは、モータが設定トルク値以上に回転しないように設定する。演算回路は、トルクコントロールスイッチがON状態のときはモータが設定トルク値以上に回転しないようにPWM制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-15986号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の電動インパクトドライバは、複数のスイッチ素子に加わる電圧を安定化させるために、コンデンサを備える。しかし、一般的には、コンデンサを回路基板に直接実装することが考えられるため、筒型のコンデンサを用いた場合、コンデンサを収容するハウジングが大きくなることが考えられる。すなわち、電動工具が大型化してしまうという問題がある。
【0005】
本開示の目的とするところは、大型化することを抑制することができる電動工具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る電動工具は、モータと、複数のスイッチ素子と、筒型のコンデンサと、回路基板と、ハウジングと、保持部と、を備える。前記複数のスイッチ素子は、前記モータに流れる電流を切り替える。前記コンデンサは、前記複数のスイッチ素子に印加する電圧を安定化させる。前記回路基板は、前記コンデンサが配置され、前記モータの回転軸の軸方向から見た場合に前記モータの少なくとも一部と重なるように固定される。前記ハウジングは、前記モータ、前記複数のスイッチ素子、前記回路基板、及び前記コンデンサを収容する。前記保持部は、前記モータから回転力が伝達される先端工具を保持する。前記回路基板は、板形状の基部と、板形状の突出部位と、を有する。前記突出部位は、前記基部の端部から所定方向に沿って突出する。前記コンデンサは、前記突出部位が突出する所定方向である突出方向から見た場合に、前記モータの少なくとも一部に重なるように、前記突出部位に配置される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、大型化することを抑制することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係る電動工具の要部断面図である。
図2は、同上の電動工具の概略構成を示すブロック図である。
図3は、同上の電動工具の要部断面図である。
図4は、同上の電動工具の外観斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(本実施形態)
(1)概要
以下、本実施形態に係る電動工具1の概要について、図1~図3を参照して説明する。
【0010】
本実施形態に係る電動工具1は、図1及び図2に示すように、モータ2と、複数のスイッチ素子3と、筒型のコンデンサ4(以下、単に「コンデンサ4」という)と、回路基板5と、ハウジング6と、保持部72と、を備える。電動工具1は、作業者が締付対象(電化製品、家具等)に締付部品(ネジ、ボルト、ナット等)を締め付ける締付作業に用いる電動ドライバを想定する。なお、電動工具1は、作業者が締付対象から締付部品を緩める取り外し作業に用いられる電動ドライバであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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