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公開番号2024058456
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165823
出願日2022-10-14
発明の名称パルプモールド容器
出願人株式会社ケーピープラテック
代理人弁理士法人大島特許事務所
主分類B65D 1/00 20060101AFI20240418BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】内嵌合のパルプモールド容器であって、逆テーパ形状を採用しない場合でも、嵌合強度を維持できるようにする。
【解決手段】有底筐体の容器本体と、容器本体に嵌合する蓋体と、を備えるパルプモールド容器であって、容器本体及び蓋体は、互いに係合する本体側側壁部及び蓋体側側壁部をそれぞれ有し、本体側側壁部は、その係合面を形成する第1樹脂フィルム層を含み、蓋体側側壁部は、その係合面を形成する第2樹脂フィルム層を含み、蓋体側側壁部の係合面は、容器本体の本体側側壁部の係合面に密着し、かつ、着脱可能に内嵌合するように構成され、第1樹脂フィルム層及び第2樹脂フィルム層の硬さは、一方が他方よりも大きくなっている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
有底筐体の容器本体と、
前記容器本体に嵌合する蓋体と、を備え、
前記容器本体及び前記蓋体は、互いに係合する本体側側壁部及び蓋体側側壁部をそれぞれ有し、
前記本体側側壁部は、その係合面を形成する第1樹脂フィルム層を含み、
前記蓋体側側壁部は、その係合面を形成する第2樹脂フィルム層を含み、
前記蓋体側側壁部の係合面は、前記容器本体の前記本体側側壁部の係合面に密着し、かつ、着脱可能に内嵌合するように構成され、
前記第1樹脂フィルム層及び前記第2樹脂フィルム層の硬さは、一方が他方よりも大きくなっている、パルプモールド容器。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記第1樹脂フィルム層は、前記第2樹脂フィルム層の硬さよりも大きくなっている、請求項1に記載のパルプモールド容器。
【請求項3】
前記第1樹脂フィルム層及び前記第2樹脂フィルム層が、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート、または無延伸ポリプロピレンから選択される、請求項1に記載のパルプモールド容器。
【請求項4】
前記第1樹脂フィルム層及び前記第2樹脂フィルム層の一方がポリエチレンテレフタレート、他方がポリプロピレンである、請求項3に記載のパルプモールド容器。
【請求項5】
前記第1樹脂フィルム層及び前記第2樹脂フィルム層が、ポリエチレンテレフタレートまたはポリ乳酸のいずれかである、請求項3に記載のパルプモールド容器。
【請求項6】
前記第1樹脂フィルム層及び前記第2樹脂フィルム層は30~50μmの厚みを有する、請求項1~3のいずれか1項に記載のパルプモールド容器。
【請求項7】
前記本体側側壁部はその係合面に網目形状の凹凸を有する、請求項1に記載のパルプモールド容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食品の収容等に用いられるパルプモールド容器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
食品の収容等に用いられる食品用容器では、内容物の液漏れを防ぐ効果が高い嵌合形態として、容器本体の上部開口の側壁部内面に蓋体の嵌合部を密着させる蓋付きの樹脂製内嵌合容器が知られている。
【0003】
蓋付の樹脂製内嵌合容器は、一般的に、容器本体の上部開口部の側壁部内面の嵌合部が逆テーパ形状に形成されると共に、蓋体の嵌合部が容器本体の逆テーパ形状の側壁部の内面に対応するテーパ状に形成される(例えば、特許文献1)。蓋付きの樹脂製内嵌合容器の場合、蓋体の嵌合部が容器本体の側壁部内面に密着し、かつ、深く嵌まり込むため、蓋体が容器本体に外嵌合する外嵌合容器よりも、内容物の液漏れがしにくい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-127301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
昨今、食品用容器においても、環境保護の観点からパルプモールド容器をはじめとする生分解性素材を用いて製造される容器の需要が高まっている。パルプモールド容器は、水に溶解したパルプ線維を、容器と同形に形成された所定の型を用いて成形及び脱水し、その後、乾燥させることにより製造される。この製造の工程において、成形した容器は、乾燥させる前に、該型から取り外す必要がある。しかしながら、容器本体の上部開口の側壁部を逆テーパ形状とした場合には、成形した容器を型から取り外すのが困難である。すなわち、内嵌合のパルプモールド容器は、製造することが難しい。
【0006】
そこで、容器本体の側壁部に逆テーパ形状を採用せずに、例えば、容器本体の側壁部を容器本体の底壁に対して垂直にすることで、成形した容器を型から抜けやすくする必要がある。その一方で、容器本体の側壁部に逆テーパ形状を採用しない場合には、容器本体の側壁部内面の嵌合部に密着させた蓋体の嵌合部の嵌まり込みが弱くなり、容器本体と蓋体との嵌合強度が低下する恐れがある。
【0007】
以上の背景を鑑み、本発明は、内嵌合のパルプモールド容器であって、逆テーパ形状を採用しない場合でも、嵌合強度を維持することができる容器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一つの実施形態によるパルプモールド容器(1)は、有底筐体の容器本体(2)と、前記容器本体(2)に嵌合する蓋体(3)と、を備え、前記容器本体(2)及び前記蓋体(3)は、互いに係合する本体側側壁部(第2側壁部)(7)及び蓋体側側壁部(第4側壁部)(12)をそれぞれ有し、前記本体側側壁部(7)は、その係合面を形成する第1樹脂フィルム層(15)を含み、前記蓋体側側壁部(12)は、その係合面を形成する第2樹脂フィルム層(15)を含み、前記蓋体側側壁部(12)の係合面は、前記容器本体(2)の前記本体側側壁部(7)の係合面に密着し、かつ、着脱可能に内嵌合するように構成され、前記第1樹脂フィルム層(15)及び前記第2樹脂フィルム層(16)の硬さは、一方が他方よりも大きくなっている。
【0009】
この構成によれば、内嵌合のパルプモールド容器(1)において、容器本体(2)と蓋体(3)の係合面に硬さの異なる樹脂フィルムの層を設けたため、密着性を高め、嵌合強度を維持することができる。
【0010】
上記パルプモールド容器(1)において、前記第1樹脂フィルム層(15)は、前記第2樹脂フィルム層(16)の硬さよりも大きくなっていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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