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公開番号2023181908
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-25
出願番号2022095292
出願日2022-06-13
発明の名称包装箱
出願人株式会社トーモク
代理人個人
主分類B65D 5/42 20060101AFI20231218BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】積み重ね荷重が加わった場合でもケースの外観が低下しにくい包装箱を提供する。
【解決手段】包装箱1は、直方体状であって、所謂ラップアラウンドケースタイプである。左前内フラップ35及び左後内フラップ36の少なくとも一方と左上外フラップ31とを貫通して設けられた左手穴部4Lと、右前内フラップ36及び右後内フラップ38の少なくとも一方と右上外フラップ32とを貫通して設けられた右手穴部4Rと、を有し、左上部接着領域63Lが左手穴部4Lよりも上方に設けられ、右上部接着領域63Rが右手穴部4Rよりも上方に設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
矩形状の天板と、
前記天板に対向する矩形状の底板と、
前記天板の前側縁及び前記底板の前側縁を繋ぐ前側板と、
前記天板の後側縁及び前記底板の後側縁を繋ぐ後側板と、
前側板の左側縁から後方に向かって延びる左前内フラップと、
前側板の右側縁から後方に向かって延びる右前内フラップと、
後側板の左側縁から前方に向かって延びる左後内フラップと、
後側板の右側縁から前方に向かって延びる右後内フラップと、
天板の左側縁から下方に向かって延びる左上外フラップであって、左前内フラップの外面及び左後内フラップの外面に左上部接着領域で接着されている左上外フラップと、
底板の左側縁から上方に向かって延びる左下外フラップであって、左前内フラップの外面及び左後内フラップの外面に左下部接着領域で接着されている左下外フラップと、
天板の右側縁から下方に向かって延びる右上外フラップであって、右前内フラップの外面及び右後内フラップの外面に右上部接着領域で接着されている右上外フラップと、
底板の右側縁から上方に向かって延びる右下外フラップであって、右前内フラップの外面及び右後内フラップの外面に右下部接着領域で接着されている右下外フラップと、
左上外フラップを貫通して設けられた左手穴部と、
右上外フラップを貫通して設けられた右手穴部と、を有する包装箱であって、
前記左上部接着領域が前記左手穴部よりも上方に設けられ、前記右上部接着領域が前記右手穴部よりも上方に設けられていることを特徴とする包装箱。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
請求項1に記載の包装箱において、
前記左手穴部は、前記左上外フラップとともに、前記左上外フラップが外側で重ねられている左前内フラップ及び左後内フラップの少なくとも一方を貫通して設けられ、
前記右手穴部は、前記右上外フラップとともに、前記右上外フラップが外側で重ねられている右前内フラップ及び右後内フラップの少なくとも一方を貫通して設けられるものであって、
前記左前内フラップ及び前記左後内フラップの少なくとも一方に設けられた左切欠部であって、前記左前内フラップまたは前記左後内フラップの上端縁の一部を切り欠くことで前記左手穴部の上方に形成された左切欠部と、
前記右前内フラップ及び前記右後内フラップの少なくとも一方に設けられた右切欠部であって、前記右前内フラップまたは前記右後内フラップの上端縁の一部を切り欠くことで前記右手穴部の上方に形成された右切欠部と、を有することを特徴とする包装箱。
【請求項3】
請求項2に記載の包装箱において、
左切欠部は、左手穴部の前後方向の両端部を通る上下方向の直線で挟まれる領域と一致、または当該領域を含んで前後方向の少なくとも一方に超える幅に形成され、
右切欠部は、右手穴部の前後方向の両端部を通る上下方向の直線で挟まれる領域と一致、または当該領域を含んで前後方向の少なくとも一方に超える幅に形成されていることを特徴とする包装箱。
【請求項4】
請求項1~3のうちいずれか1項に記載の包装箱において、
左手穴部は、左上外フラップの先端部において前後方向に延びる左蓋用折目線と、前記左蓋用折目線の両端からそれぞれ左上外フラップの先端に延びる2本の左蓋用切目線とを含んで形成され、
右手穴部は、右上外フラップの先端部において前後方向に延びる右蓋用折目線と、前記右蓋用折目線の両端からそれぞれ右上外フラップの先端に延びる2本の右蓋用切目線とを含んで形成されていることを特徴とする包装箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積み重ね荷重が加わった場合でもケースの外観が低下しにくい包装箱に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、飲料用ペットボトルなどを複数個梱包した背の高いラップアラウンドケースタイプの包装箱であって、多段に積み重ねられて保管又は陳列されるものが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
この種の包装箱は、矩形状の天板と、前記天板に対向する矩形状の底板と、前記天板の前側縁及び前記底板の前側縁を繋ぐ前側板と、前記天板の後側縁及び前記底板の後側縁を繋ぐ後側板と、前側板の左側縁から後方に向かって延びる左前内フラップと、前側板の右側縁から後方に向かって延びる右前内フラップと、後側板の左側縁から前方に向かって延びる左後内フラップと、後側板の右側縁から前方に向かって延びる右後内フラップと、天板の左側縁から下方に向かって延びる左上外フラップであって、
【0004】
左前内フラップの外面及び左後内フラップの外面に左上部接着領域で接着されている左上外フラップと、底板の左側縁から上方に向かって延びる左下外フラップであって、左前内フラップの外面及び左後内フラップの外面に左下部接着領域で接着されている左下外フラップと、天板の右側縁から下方に向かって延びる右上外フラップであって、右前内フラップの外面及び右後内フラップの外面に右上部接着領域で接着されている右上外フラップと、底板の右側縁から上方に向かって延びる右下外フラップであって、右前内フラップの外面及び右後内フラップの外面に右下部接着領域で接着されている右下外フラップと、を有する。なお、各外フラップを内フラップに接着する際は、各外フラップの先端が、包装箱の輸送時に誤って外方に折れ曲がり捲り上がらないように、その先端部に接着剤をつけるという技術常識がある。
【0005】
また、この包装箱は、左前内フラップ、左後内フラップ及び左上外フラップを貫通して設けられた左手穴部と、右前内フラップ、右後内フラップ及び右上外フラップを貫通して設けられた右手穴部とをさらに有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-97979号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述のように、この包装箱は、飲料用ペットボトルなどの重量物を複数個梱包して多段に積み重ねられるため、包装箱の側方が座屈することがある。特に、この包装箱では、包装箱の一対の側方は、外フラップ及び内フラップが折り重ねて接着されることで構成されているため、一枚板として構成された他の一対の側方(前側板及び後側板)よりも強度が低く座屈しやすい。
【0008】
また、この包装箱では、他の包装箱が上に積み重ねられたとき、外フラップ及び内フラップのうち、天板を介してこの重量を受けた外フラップの基端縁及び内フラップの上端縁と、両フラップが接着剤で固定されている外フラップの先端部付近と、内フラップの上下方向の中間位置に応力が集中する。特に、この上下方向の中間位置には、手穴部を設けるためフラップに貫通孔が形成されているので、その周囲に応力集中がさらに生じやすい。そのため、この包装箱では、外フラップ及び内フラップの手穴部の周囲が座屈しやすく、ケースの外観が低下しやすいという問題がある。
【0009】
そこで、本発明は、ケースの外観を低下しにくくすることができる包装箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の包装箱は、矩形状の天板と、前記天板に対向する矩形状の底板と、前記天板の前側縁及び前記底板の前側縁を繋ぐ前側板と、前記天板の後側縁及び前記底板の後側縁を繋ぐ後側板と、前側板の左側縁から後方に向かって延びる左前内フラップと、前側板の右側縁から後方に向かって延びる右前内フラップと、後側板の左側縁から前方に向かって延びる左後内フラップと、後側板の右側縁から前方に向かって延びる右後内フラップと、天板の左側縁から下方に向かって延びる左上外フラップであって、左前内フラップの外面及び左後内フラップの外面に左上部接着領域で接着されている左上外フラップと、底板の左側縁から上方に向かって延びる左下外フラップであって、左前内フラップの外面及び左後内フラップの外面に左下部接着領域で接着されている左下外フラップと、天板の右側縁から下方に向かって延びる右上外フラップであって、右前内フラップの外面及び右後内フラップの外面に右上部接着領域で接着されている右上外フラップと、底板の右側縁から上方に向かって延びる右下外フラップであって、右前内フラップの外面及び右後内フラップの外面に右下部接着領域で接着されている右下外フラップと、左上外フラップを貫通して設けられた左手穴部と、右上外フラップを貫通して設けられた右手穴部と、を有する包装箱であって、前記左上部接着領域が前記左手穴部よりも上方に設けられ、前記右上部接着領域が前記右手穴部よりも上方に設けられていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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