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公開番号2024058379
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165700
出願日2022-10-14
発明の名称ISDB-T変調器およびその時間インターリーブ処理方法
出願人ヒロテック株式会社
代理人個人
主分類H04L 27/26 20060101AFI20240418BHJP(電気通信技術)
要約【課題】特にICとしてのISDB-T変調器においてやっかいな時間インターリーブ機能に対応するとともに、時間インターリーブ用の外部メモリを不要とする。
【解決手段】ISDB-T変調器は、入力データに対してキャリア変調を行うキャリア変調部15と、キャリア変調部15によりキャリア変調されたキャリアデータを保存する受信キャリアバッファ16と、受信キャリアバッファ16内のキャリアデータをホスト装置へ転送するとともに、ホスト装置で時間インターリーブ処理されたキャリアデータを受信する入出力処理部11と、入出力処理部11で受信された時間インターリーブ処理後のキャリアデータを保存する送信キャリアバッファ17と、送信キャリアバッファ17に保存されたキャリアデータを周波数インターリーブ処理およびOFDMフレーム構成処理およびIFFT処理を施しISDB-Tの信号として出力する処理部21,22,23とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ISDB-T変調器であって、
入力データに対してキャリア変調を行うキャリア変調部と、
前記キャリア変調部によりキャリア変調されたキャリアデータを保存する受信キャリアバッファと、
前記受信キャリアバッファ内のキャリアデータをホスト装置へ転送するとともに、前記ホスト装置で時間インターリーブ処理されたキャリアデータを受信する入出力処理部と、
前記入出力処理部で受信された時間インターリーブ処理後のキャリアデータを保存する送信キャリアバッファと、
前記送信キャリアバッファに保存されたキャリアデータに周波数インターリーブ処理およびOFDMフレーム構成処理およびIFFT処理を施しISDB-Tの信号として出力する処理部と
を備えるISDB-T変調器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ホスト装置は、そのCPUが所定のプログラムを実行することにより時間インターリーブ処理を行う請求項1に記載のISDB-T変調器。
【請求項3】
前記受信キャリアバッファと前記送信キャリアバッファは各々、少なくとも1シンボルに対応する本数のキャリアデータを保存する請求項1に記載のISDB-T変調器。
【請求項4】
前記入出力処理部は、前記受信キャリアバッファに1シンボル分のキャリアデータが蓄積されると前記ホスト装置へ当該キャリアデータを転送する請求項1に記載のISDB-T変調器。
【請求項5】
前記ホスト装置へ転送されるキャリアデータには対応するシンボル番号が付与される請求項4記載のISDB-T変調器。
【請求項6】
前記入出力処理部は、前記受信キャリアバッファに1シンボル分のキャリアデータが蓄積されると前記ホスト装置へ割込み信号を発生する請求項1に記載のISDB-T変調器。
【請求項7】
集積回路として構成される請求項1~6のいずれかに記載のISDB-T変調器。
【請求項8】
ISDB-T変調器の時間インターリーブ処理方法であって、
キャリア変調されたキャリアデータを受信キャリアバッファに保存するステップと、
前記受信キャリアバッファ内のキャリアデータをホスト装置へ転送するステップと、
前記ホスト装置で時間インターリーブ処理されたキャリアデータを受信するステップと、
前記受信された時間インターリーブ処理後のキャリアデータを送信キャリアバッファに保存するステップと
を備えるISDB-T変調器の時間インターリーブ処理方法。
【請求項9】
前記ホスト装置は、前記時間インターリーブ処理において、
(シンボル数×キャリア本数)の2次元配列をメインメモリに確保した後、シンボルごとにそのシンボルのキャリア本数分のキャリアデータを当該シンボルの時間インターリーブの遅延数だけシンボル軸方向にオフセットして書き込み、その後、シンボル位置ごとに当該シンボル位置に書き込まれた前記キャリア本数分のキャリアデータを連続して読み出し、前記ISDB-T変調器へ返送する
請求項8に記載の時間インターリーブ処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ISDB-T変調器およびその時間インターリーブ処理方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、地上デジタル放送用統合デジタル放送サービス(ISDB-T)のためのISDB-T方式の変調器ICが市場に投入されている。
【0003】
この変調器ICは、USBインタフェース等の入出力インタフェースを介して、複数のTS、すなわち、ビデオ・オーディオデータおよびSI情報(PATやPMTなど)を一時的なメモリ(バッファ)に蓄え、各々に再生レートを付加して時間的なTSストリームとして再生し最終的に多重化して一つのストリームにしたのち、ISDB-T変調を施し、DAC(デジタルアナログ変換器)を用いてIQ信号を生成する。その際、時間インターリーブに対応するために1Mバイト程度のSRAM(Static Random Access Memory)を用いるのが一般的であった。しかし、SRAMは単位容量当たりのコストが高いという問題があった。
【0004】
これに対して、比較的低コストのSDRAM(Synchronous DRAM)、例えばDDR3(Double Data Rate 3)等を使用することも考えられる(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
特許文献2にも時間インターリーブ用外部メモリを用いて時間インターリーブを行う方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2008-244807号公報
特開2003-60610号公報
【非特許文献】
【0007】
社団法人電波産業会「地上デジタルテレビジョン方式の伝送方式」の標準規格ARIB STD-B31 2.0版
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、変調器ICの外部メモリとして、SRAMより低コストのSDRAM(例えばDDR3)を用いると回路が複雑となり、設計時のコストが跳ね上がるという問題があった。
【0009】
また、日本方式の場合、変調キャリアに対して非常に長い時間インターリーブを用いることにより、米国やヨーロッパ方式に比べて高い信号品質を維持している。すなわち、耐ノイズ特性を格段に改善している。しかし、この機能を実現するには、大容量の遅延メモリが必要になる。例えば1CH変調あたり最低474キロバイトが必要であり、多チャンネルになるとその倍数でメモリが必要となるため、なおさらである。
【0010】
「地上デジタルテレビジョン方式の伝送方式」の標準規格はARIB STD-B31(非特許文献1)にまとめられている。変調器ICはこの規格に準拠するとメモリ付のICとなるが、上記のとおり、そのメモリは大容量のものとなる。そのため従来、時間インターリーブ機能を実装しない製品、あるいは、コスト競争力は落ちるがメモリ付のマルチレイヤー構造のチップを用いた製品、の2種類が主流となった。
(【0011】以降は省略されています)

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