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公開番号2024058328
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165615
出願日2022-10-14
発明の名称プロジェクター
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類G03B 21/16 20060101AFI20240418BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】小型化を維持しつつ、熱源の冷却効率を高められるプロジェクターを提供する。
【解決手段】プロジェクターは、励起光を出射する固体発光素子と、励起光を受光し、励起光を波長変換光に変換する波長変換ホイールと、固体発光素子からの光と波長変換光とで照明光を出力する照明光学系と、照明光学系から入射する光を画像信号に基づいて変調してカラー画像光を出射する反射型光変調素子と、冷却媒体を撹拌する撹拌装置と、固体発光素子、波長変換ホイール、照明光学系、反射型光変調素子及び撹拌装置を収容する筐体とを備え、筐体は、撹拌装置と、固体発光素子及び反射型光変調素子うち少なくとも一方の素子とを収容し、密閉された収容室と、収容室の内部に設けられた受熱面とを有し、冷却媒体は、収容室に充填され、撹拌装置によって撹拌されて、上記少なくとも一方の素子に流通し、上記少なくとも一方の熱を吸熱して、吸熱した熱を受熱面に伝達する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
励起光を出射する固体発光素子と、
前記励起光を受光し、前記励起光を波長変換光に変換する波長変換ホイールと、
前記固体発光素子からの光と前記波長変換光とで照明光を出力する照明光学系と、
前記照明光学系から入射する光を画像信号に基づいて変調してカラー画像光を出射する反射型光変調素子と、
冷却媒体を撹拌する撹拌装置と、
前記固体発光素子、前記波長変換ホイール、前記照明光学系、前記反射型光変調素子及び前記撹拌装置を収容する筐体と、を備え、
前記筐体は、
前記撹拌装置と、前記固体発光素子及び前記反射型光変調素子うち少なくとも一方の素子とを収容し、密閉された収容室と、
前記収容室の内部に設けられた受熱面と、を有し、
前記冷却媒体は、前記収容室に充填され、前記撹拌装置によって撹拌されて、前記少なくとも一方の素子に流通し、前記少なくとも一方の熱を吸熱して、吸熱した熱を前記受熱面に伝達する、ことを特徴とするプロジェクター。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
前記固体発光素子は、前記収容室に収容され、
前記撹拌装置は、前記冷却媒体を前記固体発光素子に流通させる、ことを特徴とするプロジェクター。
【請求項3】
請求項2に記載のプロジェクターにおいて、
前記波長変換ホイールは、前記撹拌装置である、ことを特徴とするプロジェクター。
【請求項4】
請求項3に記載のプロジェクターにおいて、
前記固体発光素子は、前記収容室の内面に沿って配置され、
前記波長変換ホイールは、前記冷却媒体を前記受熱面に接触させ、
前記冷却媒体は、前記受熱面に放熱して、前記固体発光素子に流通する、ことを特徴とするプロジェクター。
【請求項5】
請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
前記照明光学系は、前記固体発光素子及び前記波長変換ホイールから出射された光が入射し、第1色光、第2色光及び第3色光を順次出力するカラーホイールを有し、
前記カラーホイールは、前記撹拌装置である、ことを特徴とするプロジェクター。
【請求項6】
請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
前記反射型光変調素子は、前記収容室に収容され、
前記撹拌装置は、前記冷却媒体を前記反射型光変調素子に流通させる、ことを特徴とするプロジェクター。
【請求項7】
請求項6に記載のプロジェクターにおいて、
前記波長変換ホイールは、前記撹拌装置である、ことを特徴とするプロジェクター。
【請求項8】
請求項6又は請求項7に記載のプロジェクターにおいて、
前記照明光学系は、前記固体発光素子及び前記波長変換ホイールから出射された光が入射し、第1色光、第2色光及び第3色光を順次出力するカラーホイールを有し、
前記カラーホイールは、前記撹拌装置である、ことを特徴とするプロジェクター。
【請求項9】
請求項8に記載のプロジェクターにおいて、
前記反射型光変調素子に流通した前記冷却媒体は、前記反射型光変調素子から吸熱した熱を前記受熱面に放熱して、前記カラーホイールに流通する、ことを特徴とするプロジェクター。
【請求項10】
請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
前記筐体は、
前記固体発光素子を収容する第1収容室と、
前記反射型光変調素子を収容する第2収容室と、を有し、
前記収容室は、前記第1収容室及び前記第2収容室のうち少なくとも一方である、ことを特徴とするプロジェクター。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、プロジェクターに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、光源から出射された光を変調して画像情報に応じた画像光を形成し、形成した画像光を投射するプロジェクターが知られている。このようなプロジェクターとして、光源装置、マイクロミラー型光変調装置、全反射プリズム及び投射光学装置を備えたプロジェクターが知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクターは、いわゆる単板方式のDLP(Digital Lighting Processing)プロジェクターであり、1つのマイクロミラー型光変調装置を備える。マイクロミラー型光変調装置は、例えばDMD(Digital Micromirror Device)によって構成される。DMDは、複数のマイクロミラーがマトリクス状に配列されたものであり、複数のマイクロミラーの傾き方向を切換えることにより、入射光の反射方向を、反射面を透過する方向と反射面で反射される方向とに切り替える。
このようなマイクロミラー型光変調装置は、順次入射される赤色光、緑色光及び青色光を変調して、緑色画像光、赤色画像光及び青色画像光を生成する。投射光学装置は、赤色画像光、緑色画像光及び青色画像光を投射し、これにより、観察者は、赤色画像光、緑色画像光、及び青色画像光が合成されたカラー画像を視認できる。
【0003】
なお、DLPプロジェクターの他の構成として、赤色光を変調する赤用DMD、緑色光を変調する緑用DMD、及び、青色光を変調する青用DMDを有する三板方式のDLPプロジェクターが知られている。また、プロジェクターの他の構成として、赤色光を変調する赤用液晶パネル、緑色光を変調する緑用液晶パネル、及び、青色光を変調する青用液晶パネルを有する三板方式のLCD(Liquid Crystal Display)プロジェクターが知られている。
一般的に、単板方式のDLPプロジェクターは、三板方式のDLPプロジェクター及び三板方式のLCDプロジェクターよりも小型に構成できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-156998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記したDLPプロジェクターに用いられるマイクロミラー型光変調装置及び光源装置は、熱源であるとともに、熱により劣化しやすい装置である。このため、プロジェクターを安定して使用するためには、マイクロミラー型光変調装置及び光源装置を冷却する必要がある。
しかしながら、熱源の冷却効率を高めるために大型の冷却装置をプロジェクターに採用すると、プロジェクターの小型化が阻害される。
このため、小型化を維持しつつ、熱源の冷却効率を高められる構成が要望されてきた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るプロジェクターは、励起光を出射する固体発光素子と、前記励起光を受光し、前記励起光を波長変換光に変換する波長変換ホイールと、前記固体発光素子からの光と前記波長変換光とで照明光を出力する照明光学系と、前記照明光学系から入射する光を画像信号に基づいて変調してカラー画像光を出射する反射型光変調素子と、冷却媒体を撹拌する撹拌装置と、前記固体発光素子、前記波長変換ホイール、前記照明光学系、前記反射型光変調素子及び前記撹拌装置を収容する筐体と、を備え、前記筐体は、前記撹拌装置と、前記固体発光素子及び前記反射型光変調素子うち少なくとも一方の素子とを収容し、密閉された収容室と、前記収容室の内部に設けられた受熱面と、を有し、前記冷却媒体は、前記収容室に充填され、前記撹拌装置によって撹拌されて、前記少なくとも一方の素子に流通し、前記少なくとも一方の熱を吸熱して、吸熱した熱を前記受熱面に伝達する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態に係るプロジェクターの構成を示す模式図。
第2実施形態に係るプロジェクターの構成を示す模式図。
第3実施形態に係るプロジェクターの構成を示す模式図。
第4実施形態に係るプロジェクターの構成を示す模式図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[第1実施形態]
以下、本開示の第1実施形態について、図面に基づいて説明する。
[プロジェクターの概略構成]
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1Aの構成を示す模式図である。
本実施形態に係るプロジェクター1Aは、画像情報に応じた画像光を投射する。プロジェクター1Aは、図1に示すように、筐体2A及び画像投射ユニット3Aを備える。
筐体2Aは、画像投射ユニット3Aを収容する。筐体2Aの内部には、冷却媒体が充填されている。筐体2Aの構成については、後に詳述する。
【0009】
[画像投射ユニットの構成]
画像投射ユニット3Aは、画像情報に応じた画像光を投射する。画像投射ユニット3Aは、光源31、波長選択性反射素子32、波長変換装置33A、照明光学系34、反射型光変調素子45及び投射レンズ7を備える。
以下の説明では、光源31による光の出射方向を+Y方向とし、+Y方向に直交する方向のうち、1つの方向を+X方向とする。図1の図面視では、+Y方向は上方向であり、+X方向は右方向である。図示を省略するが、+X方向とは反対方向を-X方向とし、+Y方向とは反対方向を-Y方向とする。また、+X方向に沿う軸をX軸とし、+Y方向に沿う軸をY軸とする。
【0010】
[光源の構成]
光源31は、波長選択性反射素子32に向けて青色光を出射する。光源31が出射する青色光のうち、一部の青色光は、波長変換装置33Aが有する蛍光体を励起する励起光として利用される。光源31は、青色光を出射する固体発光素子311を少なくとも1つ有する。すなわち、固体発光素子311は、励起光を出射する。固体発光素子311は、筐体2Aの後述する収容室2A5の内面に沿って配置される。
(【0011】以降は省略されています)

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