TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024057795
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164700
出願日2022-10-13
発明の名称音処理方法、音処理装置、および音処理プログラム
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人 楓国際特許事務所
主分類H04S 7/00 20060101AFI20240418BHJP(電気通信技術)
要約【課題】利用者が最適な響きの体験を得ることができる音処理方法を提供する。
【解決手段】音処理方法は、音源の音信号および前記音源の位置情報を含む音情報を受信し、前記音源の直接音の音像を、前記音源の位置情報に基づいて定位させる第1定位処理を前記音源の音信号に施し、前記音源の間接音の音像を、前記音源の位置情報に基づいて定位させる第2定位処理を前記音源の音信号に施し、前記音源または空間に関する条件を受け付けて、前記条件に基づいて、オブジェクトベース処理またはチャンネルベース処理のいずれかを選択して、前記第2定位処理を施す。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
音源の音信号および前記音源の位置情報を含む音情報を受信し、
前記音源の直接音の音像を、前記音源の位置情報に基づいて定位させる第1定位処理を前記音源の音信号に施し、
前記音源の間接音の音像を、前記音源の位置情報に基づいて定位させる第2定位処理を前記音源の音信号に施し、
前記音源または空間に関する条件を受け付けて、
前記条件に基づいて、オブジェクトベース処理またはチャンネルベース処理のいずれかを選択して、前記第2定位処理を施す、
音処理方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記条件は、前記音源または前記空間の重要度を含み、
前記重要度の高さに応じて、前記オブジェクトベース処理または前記チャンネルベース処理を選択する、
請求項1に記載の音処理方法。
【請求項3】
前記条件は、前記音源の種別、音質、音量、または前記位置情報に基づく前記音源と受聴点との位置関係、のいずれかを含む、
請求項1または請求項2に記載の音処理方法。
【請求項4】
前記条件は、前記空間の種別、または壁面と受聴点との位置関係、のいずれかを含む、
請求項1または請求項2に記載の音処理方法。
【請求項5】
さらに、前記第2定位処理を施す機器の処理能力に関する条件を受け付け、
前記処理能力に基づいて、前記オブジェクトベース処理または前記チャンネルベース処理を選択する、
請求項1または請求項2に記載の音処理方法。
【請求項6】
前記処理能力に関する条件は、前記機器の処理負荷に応じて変化する、
請求項5に記載の音処理方法。
【請求項7】
前記音情報は、複数の音源の音信号と、それぞれの位置情報と、前記複数の音源のグループ情報と、を含み、
同じグループに属する複数の音源は、同一の条件が設定される、
請求項1または請求項2に記載の音処理方法。
【請求項8】
音源の音信号および前記音源の位置情報を含む音情報を受信し、
前記音源の直接音の音像を、前記音源の位置情報に基づいて定位させる第1定位処理を前記音源の音信号に施し、
前記音源の間接音の音像を、前記音源の位置情報に基づいて定位させる第2定位処理を前記音源の音信号に施し、
前記音源または空間に関する条件を受け付けて、
前記条件に基づいて、オブジェクトベース処理またはチャンネルベース処理のいずれかを選択して、前記第2定位処理を施す、
処理を実行するプロセッサを備える音処理装置。
【請求項9】
前記条件は、前記音源または前記空間の重要度を含み、
前記プロセッサは、前記重要度の高さに応じて、前記オブジェクトベース処理または前記チャンネルベース処理を選択する、
請求項8に記載の音処理装置。
【請求項10】
前記条件は、前記音源の種別、音質、音量、または前記位置情報に基づく前記音源と受聴点との位置関係、のいずれかを含む、
請求項8または請求項9に記載の音処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一実施形態は、音処理方法、音処理装置、および音処理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、チャンネルベースの音をスピーカから出力させ、オブジェクトベースの音をヘッドフォンから出力させる情報処理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/4421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
先行技術文献に開示された情報処理装置は、直接音の定位に関する処理を行うものであって、室内の反射音等の間接音の定位に関する処理を行うものではない。
【0005】
ヘッドフォンで音源の音を聴く場合、所定の空間の響きを再現するために間接音の音像を定位させることが重要である。しかし、間接音の数が多くなると、演算量が膨大になり、適切な間接音の音像定位処理ができない。したがって、利用者は、最適な響きの体験を得ることができない。
【0006】
本発明の一実施形態は、適切な間接音の音像定位処理を実現し、利用者が最適な響きの体験を得ることができる音処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係る音処理方法は、音源の音信号および前記音源の位置情報を含む音情報を受信し、前記音源の直接音の音像を、前記音源の位置情報に基づいて定位させる第1定位処理を前記音源の音信号に施し、前記音源の間接音の音像を、前記音源の位置情報に基づいて定位させる第2定位処理を前記音源の音信号に施し、前記音源または空間に関する条件を受け付けて、前記条件に基づいて、オブジェクトベース処理またはチャンネルベース処理のいずれかを選択して、前記第2定位処理を施す。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一実施形態によれば、適切な間接音の音像定位処理を実現し、利用者が最適な響きの体験を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
音処理装置1の構成を示すブロック図である。
プロセッサ12の機能的構成を示すブロック図である。
プロセッサ12により実行される音処理方法の動作を示すフローチャートである。
コンテンツの作成者がコンテンツの作成時に利用するツールの画面(GUI)の一例を示す図である。
音源と受聴者の位置関係を示す模式図である。
音源と受聴者の位置関係を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、音処理装置1の構成を示すブロック図である。音処理装置1は、PC(パーソナルコンピュータ)、スマートフォン、セットトップボックス、あるいはオーディオレシーバ等の情報処理装置により実現される。音処理装置1は、ヘッドフォン20に接続される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
メガホン
14日前
個人
挿耳装置
1か月前
個人
通話装置
1か月前
個人
イラストの著作権保護方法
1か月前
シャープ株式会社
調理器
7日前
船井電機株式会社
表示装置
21日前
富士通株式会社
光送信装置
1か月前
船井電機株式会社
表示装置
12日前
キヤノン株式会社
表示装置
1か月前
富士通株式会社
光受信装置
1か月前
リオン株式会社
補聴器
1か月前
日本無線株式会社
通信システム
27日前
シャープ株式会社
撮像装置
4日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
キヤノン電子株式会社
照明付スピーカー
1か月前
株式会社小野測器
音響校正器
19日前
沖電気工業株式会社
受光回路
7日前
株式会社日立国際電気
通信システム
1か月前
個人
携帯端末機器用スタンド
4日前
株式会社小野測器
音響校正器
19日前
株式会社JMC
映像音声配信用セット
21日前
三菱電機株式会社
送信機
1か月前
マスプロ電工株式会社
光信号計測装置
1か月前
日本無線株式会社
復調器および復調方法
27日前
日本電気株式会社
端末及び認証システム
29日前
株式会社ネットアプリ
飲料用演出グラス
1か月前
日本放送協会
撮像装置
今日
株式会社埼王住研
吸気弁を含むスピーカー
28日前
シャープ株式会社
電気機器および携帯端末
19日前
株式会社埼王住研
金属鉢を含むスピーカー
28日前
フォスター電機株式会社
スピーカユニット
21日前
ホシデン株式会社
イヤーパッド
26日前
日本放送協会
撮像素子および撮像装置
26日前
三菱電機株式会社
監視システム
27日前
大和ハウス工業株式会社
制御システム
1か月前
株式会社日立国際電気
撮像装置
1か月前
続きを見る