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公開番号2024056913
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2024021846,2019066218
出願日2024-02-16,2019-03-29
発明の名称気体動圧軸受、モータおよび送風装置
出願人ニデック株式会社
代理人
主分類F16C 17/02 20060101AFI20240416BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】回転および停止を繰り返した場合であっても、シャフトを安定して回転させることができる気体動圧軸受およびモータを提供する。
【解決手段】上下に延びる中心軸に沿って配置されるシャフトと、少なくとも軸方向の一方に開口する孔を有して前記シャフトの少なくとも一部を前記孔の内部に収容するスリーブ53と、を有し、前記スリーブは、前記孔の内周面に複数の動圧溝534を有し、前記シャフトは、芯部510と、前記芯部の外周面に配置されて少なくとも一部が前記孔の内周面と径方向に対向する保護部52を有し、前記保護部は、第1保護部521と、第2保護部522とを有し、前記第1保護部は、軸方向において前記第2保護部よりも上側および下側の少なくとも一方に配置され、前記第1保護部の少なくとも一部の径方向の厚みが前記第2保護部の径方向の厚みよりも厚い。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
上下方向に延びる中心軸に沿って配置されるシャフトと、
少なくとも軸方向の一方に開口する孔を有して前記シャフトの少なくとも一部を前記孔の内部に収容するスリーブと、を有し、
前記スリーブは、
前記孔の内周面に複数の動圧溝を有し、
前記シャフトは、
芯部と、
前記芯部の外周面に配置されて少なくとも一部が前記孔の内周面と径方向に対向する保護部、を有し、
前記保護部は、
第1保護部と、第2保護部とを有し、
前記第1保護部は、軸方向において前記第2保護部よりも上側および下側の少なくとも一方に配置され、
前記第1保護部の少なくとも一部の径方向の厚みが前記第2保護部の径方向の最大の厚みよりも厚く、
前記外周面には、径方向に凹む凹部が形成され、
前記第1保護部は、前記凹部に配置され、
前記第1保護部の前記中心軸から径方向に最も遠い部分と前記中心軸との距離と、前記第2保護部の前記中心軸から径方向に最も遠い部分と前記中心軸との距離とが同じである気体動圧軸受。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記外周面は、
前記芯部の外径が一定の円筒面部と、
前記円筒面部よりも上側および下側の少なくとも一方に配置され、前記芯部の端部に向かって前記中心軸側に傾く傾斜面部と、を有し、
前記凹部は、軸方向において前記円筒面部と前記傾斜面部とを接続する請求項1に記載の気体動圧軸受。
【請求項3】
前記第1保護部は、前記傾斜面部に連続する保護傾斜面部を有し、前記保護傾斜面部は前記傾斜面部に滑らかに連結する請求項2に記載の気体動圧軸受。
【請求項4】
上下方向に延びる中心軸に沿って配置されるシャフトと、
少なくとも軸方向の一方に開口する孔を有して前記シャフトの少なくとも一部を前記孔の内部に収容するスリーブと、を有し、
前記スリーブは、
前記孔の内周面に複数の動圧溝を有し、
前記シャフトは、
芯部と、
前記芯部の外周面に配置されて少なくとも一部が前記孔の内周面と径方向に対向する保護部、を有し、
前記保護部は、
第1保護部と、第2保護部とを有し、
前記第1保護部は、軸方向において前記第2保護部よりも上側および下側の少なくとも一方に配置され、
前記第1保護部の少なくとも一部の径方向の厚みが前記第2保護部の径方向の最大の厚みよりも厚く、
前記外周面は、
前記芯部の外径が軸方向において一定の円筒面部と、
前記円筒面部よりも上側および下側の少なくとも一方に配置され、前記芯部の軸方向の端部に向かって前記中心軸側に傾く傾斜面部と、を有し、
前記第1保護部は、前記傾斜面部上に配置され、
前記第1保護部の前記中心軸から径方向に最も遠い部分と前記中心軸との距離と、前記第2保護部の前記中心軸から径方向に最も遠い部分と前記中心軸との距離とが同じである気体動圧軸受。
【請求項5】
前記芯部は、
前記第1保護部よりも前記芯部の端部側に形成される縁部を有し、
前記縁部は、前記第1保護部と軸方向に接触し、
前記縁部の外径は、前記外周面の外径よりも大きい請求項1に記載の気体動圧軸受。
【請求項6】
前記縁部の最外径部の半径が、前記第1保護部の前記中心軸から径方向に最も遠い部分と前記中心軸との距離と同じである請求項5に記載の気体動圧軸受。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれかに記載の気体動圧軸受と、
前記スリーブの外面に配置されたステータと、
前記シャフトの上端に固定されるとともに前記ステータと径方向に対向するロータと、
を備え、
前記第1保護部が、前記外周面の軸方向上端に配置される、モータ。
【請求項8】
請求項7に記載のモータと、
前記ロータに取り付けられたインペラと、を有する送風装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、気体動圧軸受、これを用いるモータおよび送風装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特開2000-304037号公報に記載の気体動圧軸受は、円筒状の外周面領域を有するリングと、外周面領域と対向する内周面領域を有する筒状部を備えるハウジングとを含む。そして、外周面領域又は内周面領域には、これら両面領域の間をラジアル動圧軸受領域として作用させる複数のラジアル動圧溝を備えている。
【0003】
気体動圧軸受は、例えば、空気を圧縮してラジアル動圧軸受領域とする構成であり、非接触であることから、高回転に対応可能であり、静音性も高い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-304037号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特開2000-304037号公報に記載の気体動圧軸受では、回転体の回転速度が非常に遅いあるいは停止しているときに、リングとハウジングとが直接接触する可能性がある。例えば、回転と停止を繰り返すと、リングとハウジングが接触した状態でリングが回転するため、リングおよびハウジングの少なくとも一方が削れてしまい、安定して回転できなくなる可能性がある。
【0006】
本発明は、回転および停止を繰り返した場合であっても、シャフトを安定して回転させることができる気体動圧軸受およびモータを提供することを目的とする。
【0007】
本発明は、回転および停止を繰り返した場合であっても、安定して空気を吐出できる送風装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の例示的な気体動圧軸受は、上下に延びる中心軸に沿って配置されるシャフトと、少なくとも軸方向の一方に開口する孔を有して前記シャフトの少なくとも一部を前記孔の内部に収容するスリーブと、を有し、前記スリーブは、前記孔の内周面に複数の動圧溝を有し、前記シャフトは、芯部と、前記芯部の外周面に配置されて少なくとも一部が前記孔の内周面と径方向に対向する保護部、を有し、前記保護部は、第1保護部と、第2保護部とを有し、前記第1保護部は、軸方向において前記第2保護部よりも上側および下側の少なくとも一方に配置され、前記第1保護部の少なくとも一部の径方向の厚みが前記第2保護部の径方向の厚みよりも厚いことを特徴とする。本発明の例示的なモータは、前記スリーブの外面に配置されたステータと、前記シャフトの上端に固定されるとともに前記ステータと径方向に対向するロータと、を備え、 前記第1保護部が、前記外周面の軸方向上端に配置されることを特徴とする。本発明の例示的な送風装置は、前記のモータと、前記ロータに取り付けられたインペラと、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の例示的な気体動圧軸受およびモータによれば、回転および停止を繰り返した場合であっても、シャフトを安定して回転させることができる。
【0010】
本発明の例示的な送風装置によれば、回転および停止を繰り返した場合であっても、安定して空気を吐出できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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