特許ウォッチ

公開番号2024056448
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163318
出願日2022-10-11
発明の名称被写体判定装置、撮像装置および被写体判定方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20240416BHJP(計算;計数)
要約【課題】主被写体を良好に判定する。
【解決手段】被写体判定装置は、撮像により得られた画像データから被写体を検出する検出手段140と、画像データから被写体の姿勢に関する情報を取得する取得手段142と、被写体の検出結果および姿勢に関する情報を用いて、画像データ内の主被写体を判定する判定手段121とを有する。判定手段は、被写体の検出結果および姿勢に関する情報の一方に応じて、他方を用いて主被写体を判定するための条件を変更する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
撮像により得られた画像データから被写体を検出する検出手段と、
前記画像データから前記被写体の姿勢に関する情報を取得する取得手段と、
前記被写体の検出結果および前記姿勢に関する情報を用いて、前記画像データ内の主被写体を判定する判定手段とを有し、
前記判定手段は、前記被写体の検出結果および前記姿勢に関する情報のうち一方に応じて、他方を用いて前記主被写体を判定するための条件を変更することを特徴とする被写体判定装置。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記判定手段は、
前記姿勢に関する情報から前記被写体が前記主被写体である可能性を示す第１の評価値を取得して、該第１の評価値と第１の閾値との比較により前記主被写体を判定し、
前記被写体の検出結果に応じて、前記第１の閾値を変更することを特徴とする請求項１に記載の被写体判定装置。
【請求項３】
前記判定手段は、
前記姿勢に関する情報から前記被写体が前記主被写体である可能性を示す第１の評価値を取得して、該第１の評価値と第１の閾値との比較により前記主被写体を判定し、
前記被写体の検出結果に応じて、前記第１の評価値を取得するための前記姿勢に関する情報を取得する画像データの数を変更することを特徴とする請求項１に記載の被写体判定装置。
【請求項４】
前記判定手段は、前記画像データから複数の被写体が検出された場合に、該複数の被写体に対して前記検出結果に応じた順で前記姿勢に関する情報を用いた前記主被写体の判定を行うことを特徴とする請求項１に記載の被写体判定装置。
【請求項５】
前記検出手段は、前記被写体の検出結果として、登録済み被写体データに対する前記被写体の類似度を示す第２の評価値を取得することを特徴とする請求項１に記載の被写体判定装置。
【請求項６】
前記判定手段は、複数の前記登録済み被写体データを予め設定された順で用いて前記第２の評価値を取得することを特徴とする請求項５に記載の被写体判定装置。
【請求項７】
前記判定手段は、前記姿勢に関する情報から前記被写体が前記主被写体である可能性を示す第１の評価値を取得し、
前記検出手段は、登録済み被写体に対する前記被写体の類似度を示す第２の評価値を取得して、該第２の評価値と第２の閾値との比較により前記被写体に対する認証処理を行い、
前記判定手段は、
前記第１の評価値により前記主被写体の可能性があると判定され、かつ前記認証処理において認証された前記被写体を前記主被写体と判定し、
前記第１の評価値に応じて前記第２の閾値を変更することを特徴とする請求項１に記載の被写体判定装置。
【請求項８】
前記検出手段は、前記画像データから複数の被写体が検出された場合に、該複数の被写体のそれぞれの前記第１の評価値に応じて、前記認証処理を行う被写体の優先度を設定することを特徴とする請求項７に記載の被写体判定装置。
【請求項９】
前記検出手段は、コンボリューショナル・ニューラル・ネットワークを用いて前記被写体を検出することを特徴とする請求項１に記載の被写体判定装置。
【請求項１０】
撮像により得られた画像データから被写体を検出する第１の検出手段と、
前記画像データから前記被写体の姿勢を検出し、前記姿勢に関する情報を取得する第２の検出手段と、
前記被写体の検出結果および前記姿勢に関する情報を用いて、前記画像データ内の主被写体を判定する判定手段とを有し、
前記第１の検出手段は、検出された被写体に対する個人認証を行い、
前記判定手段は、個人認証された被写体に対して、個人認証されていない被写体よりも前記主被写体と判定され易くなるように前記第２の検出手段および前記判定手段を制御することを特徴とする被写体判定装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、被写体を判定する機能を有する撮像装置に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
静止画撮像における連続撮像や動画撮像において複数の動く被写体が検出された場合には、該複数の被写体のうち主被写体を判定し、該主被写体にピントを合わせ続けることが求められる。主被写体の判定方法として、特許文献１には、検出された２つの被写体のうち優先度を求め、優先度が高い方を主被写体として判定する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１４－１２８００２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１に開示された方法では、ユーザが撮像目標とする被写体とは異なる被写体を主被写体として誤判定してしまう場合がある。
【０００５】
本発明は、主被写体を良好に判定できるようにした被写体判定装置およびこれを備えた撮像装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一側面としての被写体判定装置は、撮像により得られた画像データから被写体を検出する検出手段と、画像データから被写体の姿勢に関する情報を取得する取得手段と、被写体の検出結果および姿勢に関する情報を用いて、画像データ内の主被写体を判定する判定手段とを有する。判定手段は、被写体の検出結果および姿勢に関する情報のうち一方に応じて、他方を用いて主被写体を判定するための条件を変更することを特徴とする。
【０００７】
また本発明の他の一側面としての被写体判定装置は、撮像により得られた画像データから被写体を検出する第１の検出手段と、画像データから被写体の姿勢を検出し、姿勢に関する情報を取得する第２の検出手段と、被写体の検出結果および姿勢に関する情報を用いて、画像データ内の主被写体を判定する判定手段とを有する。第１の検出手段は、検出された被写体に対する個人認証を行う。判定手段は、個人認証された被写体に対して、個人認証されていない被写体よりも前記主被写体と判定され易くなるように第２の検出手段および判定手段のうち少なくとも一方を制御することを特徴とする。
【０００８】
また本発明の他の一側面としての被写体判定装置は、撮像により得られた画像データから被写体を検出する検出手段と、画像データから被写体の姿勢に関する情報を取得する取得手段と、被写体の検出結果および姿勢に関する情報を用いて、画像データ内の主被写体を判定する判定手段とを有する。検出手段は、検出された被写体に対する個人認証を行う。判定手段は、姿勢に関する情報を取得した被写体が複数の場合に、個人認証された被写体を優先して主被写体と判定することを特徴とする。なお、上記各被写体判定装置を有する撮像装置も、本発明の他の一側面を構成する。
【０００９】
また本発明の他の一側面としての被写体判定方法は、撮像により得られた画像データから被写体を検出するステップと、画像データから被写体の姿勢に関する情報を取得するステップと、被写体の検出結果および姿勢に関する情報を用いて、画像データ内の主被写体を判定するステップとを有する。被写体の検出結果および姿勢に関する情報のうち一方に応じて、他方を用いて主被写体を判定するための条件を変更することを特徴とする。
【００１０】
また本発明の他の一側面としての被写体判定方法は、撮像により得られた画像データから被写体を検出するステップと、画像データから被写体の姿勢を検出し、姿勢に関する情報を取得するステップと、被写体の検出結果および前記姿勢に関する情報を用いて、画像データ内の主被写体を判定するステップとを有する。検出された被写体に対する個人認証を行い、個人認証された被写体に対して、個人認証されていない被写体よりも主被写体と判定され易くなるように姿勢の検出および主被写体の判定のうち少なくとも一方を制御することを特徴とする。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許