TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024056042
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-19
出願番号2024034770,2019147553
出願日2024-03-07,2019-08-09
発明の名称スピーカ取付部材及びスピーカ取付方法
出願人パイオニア株式会社,東北パイオニア株式会社
代理人弁理士法人インテクト国際特許事務所,個人
主分類H04R 1/02 20060101AFI20240412BHJP(電気通信技術)
要約【課題】スピーカの取り替え時において、その取り付け位置に設けられた取り付け孔とスピーカの端子との干渉を有効に防止することが可能なブラケットBを提供する。
【解決手段】スピーカを中空内部Hに収納した状態で取り付け位置に取り付けられるブラケットBにおいて、取り付け位置に空けられた取り付け孔に嵌め込まれ且つ中空内部Hを形成する嵌め込み部1と、スピーカに備えられた固定枠の形状に対応した位置に設けられた固定孔2と、を備え、ブラケットBを介して取り付けられたスピーカの端子の位置が取り付け孔の内側となるように、固定孔2の位置により決められるスピーカの固定位置の中心O2を嵌め込み部1の中心O1に対して偏心させる位置に固定孔2が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
スピーカを内部に収納した状態で取り付け位置に取り付けられるスピーカ取付部材において、
前記取り付け位置に空けられた取り付け孔に嵌め込まれ且つ前記内部を形成する嵌め込み部と、
前記スピーカに備えられた固定枠の形状に対応した位置に設けられた固定孔と、
を備え、
前記スピーカ取付部材を介して前記取り付け位置に取り付けられた前記スピーカの端子の位置が前記取り付け孔の内側となるように、前記固定孔の位置により決められる前記スピーカの固定位置の中心を前記嵌め込み部の中心に対して偏心させる位置に当該固定孔が設けられていることを特徴とするスピーカ取付部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、スピーカ取付部材及びスピーカ取付方法の技術分野に属する。より詳細には、例えば車両ドアの内側等の取り付け位置にスピーカを取り付ける際に用いられるスピーカ取付部材及び当該スピーカの取付方法の技術分野に属する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両の新規購入時に取り付けられているスピーカを、好みの音響特性を有する他のスピーカに取り替えることが行われている。なお以下の説明において、車両の新規購入時に取り付けられているスピーカを、「既存スピーカ」と称する。このような既存スピーカの取り替え時には、新たなスピーカの例えば外枠等の取付部と、そのスピーカが取り付けられる上記車両のドア等の取り付け位置との間に介在して、当該取り付け位置に新たなスピーカを固定するためのスピーカ取付部材が用いられる。このようなスピーカ取付部材は、例えば「ブラケット」と称されることもある。このようなスピーカ取付部材に関する従来技術の一例を示す文献としては、例えば下記特許文献1が挙げられる。
【0003】
下記特許文献1に記載されている技術では、その中空内部にスピーカを収納した状態で当該スピーカを固定し、且つ車両のドアに固定されるブラケットにおいて、スピーカの端子に対応する切り欠きを、上記中空内部を囲む内面の最下部に設けると共に、当該切り欠きの底面の最下部を車室内側の前方から後方に向けて下がるように傾斜させた構成とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-219792号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、上記音響特性の観点からは、振動板の直径がなるべく大きいスピーカ(即ち大口径のスピーカ)に取り替えることが望まれるが、この場合には、振動板の直径が小さいスピーカに比べて端子が外側に位置することとなり、結果的に、当該端子と、スピーカの取り付け位置に設けられた取り付け孔内縁部とが干渉してしまい(即ちぶつかってしまい)、上記大口径のスピーカが取り付けられないという問題点が生じる。この問題点は、特許文献1に記載されているブラケットのように当該ブラケット側に端子に対応する切り欠きが設けられていたとしても、当該端子と取り付け孔の内縁部とが干渉する以上、解決され得ない。
【0006】
そこで本願は、上記の要請及び問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、スピーカの取り付け時(又は取り替え時)において、その取り付け位置に設けられた取り付け孔と当該スピーカの端子との干渉を有効に防止することが可能なスピーカ取付部材及びスピーカ取付方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、スピーカを内部に収納した状態で取り付け位置に取り付けられるスピーカ取付部材において、前記取り付け位置に空けられた取り付け孔に嵌め込まれ且つ前記内部を形成する嵌め込み部と、前記スピーカに備えられた固定枠の形状に対応した位置に設けられた固定孔と、を備え、前記スピーカ取付部材を介して前記取り付け位置に取り付けられた前記スピーカの端子の位置が前記取り付け孔の内側となるように、前記固定孔の位置により決められる前記スピーカの固定位置の中心を前記嵌め込み部の中心に対して偏心させる位置に当該固定孔が設けられている。
【0008】
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、取付部材を介して取り付け位置にスピーカを取り付けるスピーカ取付方法において、前記取付部材に前記スピーカを固定するスピーカ固定工程と、前記取付部材を介して前記取り付け位置に取り付けられた前記スピーカの端子の位置が前記取り付け位置に空けられた取り付け孔の内側となるように、当該取り付け孔の中心に対して前記スピーカの中心を偏心させて、当該スピーカが固定された前記取付部材を前記取り付け位置に取り付ける取付工程と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態のスピーカ取付部材の構成を示す平面図である。
実施例のブラケットの構造を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は右側面図であり、(c)は裏面図であり、(d)は部分拡大斜視図であり、(e)は(a)及び(c)におけるA-A’部断面図である。
実施例のブラケットに対するスピーカフレームの取り付け状態を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は裏面図であり、(c)は裏面の部分拡大図である。
第1変形例のブラケットの構造を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は右側面図であり、(c)は裏面図である。
第2変形例のブラケットの構造を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本願を実施するための形態について、図1を用いて説明する。なお図1は、実施形態のスピーカ取付部材の構成を示す平面図である。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
メガホン
2日前
個人
通話装置
21日前
個人
挿耳装置
21日前
個人
暗号化記憶媒体
1か月前
個人
イラストの著作権保護方法
29日前
個人
非常時の情報伝達システム
1か月前
船井電機株式会社
表示装置
今日
キヤノン株式会社
表示装置
22日前
富士通株式会社
光送信装置
22日前
富士通株式会社
光受信装置
22日前
船井電機株式会社
表示装置
9日前
リオン株式会社
補聴器
29日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
株式会社パロマ
リモコン
1か月前
太陽誘電株式会社
振動発生装置
1か月前
日本無線株式会社
通信システム
15日前
キヤノン電子株式会社
照明付スピーカー
22日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
個人
翻訳字幕付きビデオチャットシステム
1か月前
株式会社JVCケンウッド
端末装置
1か月前
株式会社日立国際電気
通信システム
29日前
株式会社小野測器
音響校正器
7日前
株式会社小野測器
音響校正器
7日前
マスプロ電工株式会社
光信号計測装置
27日前
株式会社JMC
映像音声配信用セット
9日前
三菱電機株式会社
送信機
22日前
日本無線株式会社
復調器および復調方法
15日前
株式会社日立国際電気
無線通信システム
1か月前
株式会社村田製作所
スイッチ回路
1か月前
株式会社ネットアプリ
飲料用演出グラス
23日前
日本電気株式会社
端末及び認証システム
17日前
株式会社日立国際電気
無線通信システム
1か月前
株式会社デンソー
通信装置
1か月前
株式会社埼王住研
吸気弁を含むスピーカー
16日前
フォスター電機株式会社
スピーカユニット
9日前
株式会社埼王住研
金属鉢を含むスピーカー
16日前
続きを見る