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公開番号2024056034
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-19
出願番号2024034528,2022116267
出願日2024-03-07,2018-04-06
発明の名称埋め込み型心臓補助ポンプ用の外部駆動ユニット
出願人エーツェーペー エントヴィッケルングゲゼルシャフト エムベーハー
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類A61M 60/414 20210101AFI20240412BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明の目的は、埋め込み型心臓補助ポンプ用の改善された外部駆動ユニットを提供することである。
【解決手段】
提案された駆動ユニット7は、モータ筐体51、経皮駆動シャフト3、及び心臓補助ポンプ4を駆動するためのモータ35を含む。モータ35は、駆動シャフト3を介して心臓補助ポンプ4に接続可能であり、モータ35はモータ筐体51の内側に配置される。駆動ユニット7は更に、駆動シャフト3を取り囲むカテーテル2と、カテーテル2の管腔の中、又はカテーテル2と駆動シャフト3との間の空間41の中にパージ媒体を注入するためのパージライン53とを含む。パージライン53は、モータ筐体51の外面と、及び/又はカテーテル2の近位部分52の外面と熱接触54、55にある。熱接触54、55により、熱は、近位部分52のカテーテル2の外面から、及び/又はモータ筐体51の外面からパージ媒体に伝達され得る。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
埋め込み型心臓補助ポンプ(4)用の外部駆動ユニット(7)であって、
モータハウジング(51)と、
経皮駆動シャフト(3)と、
心臓補助ポンプ(4)を駆動するためのモータ(35)であって、前記駆動シャフト(3)を介して前記心臓補助ポンプ(4)に接続可能であり、かつ前記モータハウジング(51)の内側に配置される、モータ(35)と、
前記駆動シャフト(3)を取り囲むカテーテル(2)と、
前記カテーテル(2)の管腔の中、又は前記カテーテル(2)と前記駆動シャフト(3)との間の空間(41)の中にパージ媒体を注入するためのパージライン(53)と、
を含み、
前記パージライン(53)は前記モータ筐体(51)の外面、及び/又は前記カテーテル(2)の近位部分(52)の外面と熱接触(54、55)することを特徴とする、外部駆動ユニット(7)。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記パージライン(53)は前記パージ媒体を誘導するように構成され、その結果、前記パージ媒体は最初に前記モータ筐体(51)の前記外面と、及び/又は前記カテーテル(2)の前記近位部分(52)の前記外面と熱接触(55)し、その後、前記カテーテル(2)の前記管腔の中、又は前記カテーテル(2)と前記駆動シャフト(3)との間の前記空間(41)の中に注入されることを特徴とする、請求項1に記載の駆動ユニット(7)。
【請求項3】
前記パージライン(53)は前記モータ筐体(51)の前記外面及び前記カテーテルの前記近位部分(52)の前記外面の両方と熱接触(54、55)していることを特徴とする、請求項1又は2に記載の駆動ユニット(7)。
【請求項4】
前記パージラインは完全に体外であることを特徴とする、請求項3に記載の駆動ユニット(7)。
【請求項5】
前記パージライン(53)は前記パージ媒体を誘導するように構成され、その結果、前記パージ媒体は最初に前記カテーテル(2)の前記近位部分(52)の前記外面と熱接触(54)し、その後、前記モータ筐体(51)の前記外面と熱接触(55)することを特徴とする、請求項3又は4に記載の駆動ユニット(7)。
【請求項6】
前記モータ(35)はステータ(37)と前記駆動シャフト(3)に接続された回転可能に取り付けられたロータ(36)とを含み、流体ギャップ(43)は前記ロータ(36)と前記ステータ(37)との間に形成され、前記流体ギャップ(43)は前記パージ媒体を前記流体ギャップ(43)の中に注入するためのパージ開口部(42)と流体接続し、前記パージライン(53)は前記パージ開口部(42)に接続され、又は接続可能であることを特徴とする、請求項1~5のいずれか1項に記載の駆動ユニット(7)。
【請求項7】
前記パージライン(53)及び前記流体ギャップ(43)は前記パージ媒体を誘導するように構成され、その結果、前記パージ媒体は最初に前記モータ筐体(51)の前記外面と、及び/又は前記カテーテル(2)の前記近位部分(52)の前記外面と熱接触(55)し、その後、前記ロータ(36)と前記ステータ(37)との間の前記流体ギャップ(43)の中に注入され、その後、前記カテーテル(2)の前記管腔の中、又は前記カテーテル(2)と前記駆動シャフト(3)との間の前記空間(41)の中に注入されることを特徴とする、請求項6に記載の駆動ユニット(7)。
【請求項8】
前記パージライン(53)は前記パージ媒体の流れを、前記パージライン(53)が前記モータ筐体(51)の前記外面と、及び/又は前記カテーテル(2)の近位部分(52)の前記外面と熱接触(55)する領域において近位方向に誘導し、その後、前記パージ媒体を前記カテーテル(2)の前記管腔の中、又は前記カテーテル(2)と前記駆動シャフト(3)との間の前記空間(41)の中に注入するように構成されることを特徴とする、請求項1~7のいずれか1項に記載の駆動ユニット(7)。
【請求項9】
前記パージライン(53)は前記モータ筐体(51)及び/又は前記カテーテル(2)の前記近位部分(52)を、前記パージライン(53)が前記モータ筐体(51)の前記外面と、及び/又は前記カテーテル(2)の近位部分(52)の前記外面と熱接触(55)する領域において包囲することを特徴とする、請求項1~8のいずれか1項に記載の駆動ユニット(7)。
【請求項10】
前記パージライン(53)は前記モータ筐体(51)及び/又は前記カテーテル(2)の前記近位部分(52)を、前記パージライン(53)が前記モータ筐体(51)の前記外面と、及び/又は前記カテーテル(2)の近位部分(52)の前記外面と熱接触(55)する前記領域において螺旋状に周回することを特徴とする、請求項9に記載の駆動ユニット(7)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本出願は、医療技術の分野に関する。本出願は、埋め込み型心臓補助ポンプ用の外部駆動ユニット、及び駆動ユニットと埋め込み型心臓補助ポンプとを備える心臓補助装置に関する。本出願は、譲受人の2017年4月7日に出願された米国特許出願公開第15/482,513号「Methods and Systems for an External Drive Unit for an Implantable Heart Assist Pump」に関連し、その内容は参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
患者の心臓機能を支援するための心臓補助装置は、技術水準から知られている。このような装置は、埋め込み型血液ポンプを含んでもよく、それは最小侵襲性手段によって心臓の心室に挿入され得る。更に、外部(又は体外)モータは血液ポンプを駆動するために供給されてもよい。モータは、経皮カテーテルの内側に回転可能に取り付けられた経皮かつ可撓性駆動シャフトを介して血液ポンプに接続されてもよい。装置の埋め込み型構成要素は、患者の鼠径部の穿刺部位を介して挿入され得る。関連する装置は、例えば特許文献1に記載される。
【0003】
このような心臓補助装置の場合、外部モータによって放散される熱に関連して問題が生じることがある。用途によっては、モータは患者の体の近く、特に患者の脚部の近くに配置される場合があり、その間、血液ポンプは動作中である。モータによって発生された熱が効果的に除去されないと、モータは過熱し、モータの誤動作を引き起こす場合がある。加えて、モータの過熱は、モータの熱い筐体が患者の皮膚に接触したとき、特に患者が、例えば麻酔薬のために熱に気付くことができず、適切な反応ができない場合に、患者への健康リスクとなる。人間の皮膚による安全な熱吸収量は、超音波及び磁気共鳴画像プローブによって発生された熱のコンテキストで研究されている。例えば、非特許文献1では、安全な熱吸収レベルを決定する方法が説明される。
【0004】
心臓補助装置のモータが過熱するのを防ぐために、このようなモータの筐体に多数の冷却フィンを配設し、モータから熱を効果的に引き出して周囲空気に放散させることができる。しかし、空気に伝達可能な熱の量は、モータが密閉環境で動作される場合、例えば、患者が休んでいる羽毛布団の下、又は手術中の外科用ドレープの下などでは、十分でない場合がある。更に、冷却フィン付きの筐体の表面は洗浄が困難な場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許第8,489,190号
【非特許文献】
【0006】
「Human Skin Temperature Response to Absorbed Thermal Power」(SPIE Proceedings-The International Society for Optical Engineering 3037:129-134、1997年3月)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前述の技術水準を考慮して、本出願の目的は、埋め込み型心臓補助ポンプ用の改善された外部駆動ユニット及び改善された心臓補助装置を提供することである。特に、本出願の目的は、改善された熱管理を備える駆動ユニット及び心臓補助装置を提供することである。更に、本出願の目的は、心臓補助装置の安全かつ効率的な動作を可能にする駆動ユニットを提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
これらの目的は、独立請求項1の機能を備えた外部駆動ユニットによって達成される。必要に応じた更なる機能及び更なる発展は、従属請求項及び添付図面と併せた詳細な説明から明らかになるであろう。
【0009】
埋め込み型心臓補助ポンプ用の提案された外部、すなわち体外の駆動ユニットは、モータ筐体、経皮駆動シャフト、及び心臓補助ポンプを駆動するモータを含む。モータは駆動シャフトを介して心臓補助ポンプに接続可能であり、モータはモータ筐体の内側に配置される。駆動ユニットは、駆動シャフトを取り囲むカテーテルと、カテーテルの管腔の中、又はカテーテルと駆動シャフトとの間の空間の中にパージ媒体を注入するためのパージラインとを更に含む。パージ媒体は、溶液、例えばグルコース溶液又は生理食塩水であってもよい。パージラインは、モータ筐体の外面と、及び/又はカテーテルの近位部分の外面と熱接触する。熱接触により、熱は、近位部分のカテーテルの外面から、及び/又はモータ筐体の外面からパージ媒体に伝達され得る。
【0010】
カテーテルは通常、患者の体内に配置することを意図した部分と、患者の体外に配置することを意図した別の部分を含む。カテーテルの近位部分は、通常、患者の体外に配置することを意図する。パージ媒体をカテーテルの管腔の中、又はカテーテルと駆動シャフトとの間の空間の中に注入することで、血液が管腔の中、又は空間の中に浸入することを防止し、かつ駆動シャフトの回転性を損なうことを防ぐ。
(【0011】以降は省略されています)

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