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公開番号2023175113
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-12
出願番号2022087399
出願日2022-05-30
発明の名称眼科装置
出願人株式会社ニデック
代理人
主分類A61B 3/15 20060101AFI20231205BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 被検眼と眼科装置とのアライメントを円滑に行うことができる眼科装置を提供する。
【解決手段】 眼科装置であって、被検眼を検査するための検査手段と、被検眼の開瞼動作のために配置される対象物であって、被検眼と検査手段との間に配置される対象物を検出するための検出手段と、検出手段の検出結果に基づいて、被検眼と検査手段との位置関係を調整するためのアライメント制御を実行する制御手段と、を備える。検出手段は、対象物として検者の一部を検出し、制御手段は、検者の一部の検出結果に基づいて、アライメント制御を実行する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
眼科装置であって、
被検眼を検査するための検査手段と、
前記被検眼の開瞼動作のために配置される対象物であって、前記被検眼と前記検査手段との間に配置される対象物を検出するための検出手段と、
前記検出手段の検出結果に基づいて、前記被検眼と前記検査手段との位置関係を調整するためのアライメント制御を実行する制御手段と、
を備えることを特徴とする眼科装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
請求項1の眼科装置において、
前記検出手段は、前記対象物として検者の一部を検出し、
前記制御手段は、前記検者の一部の検出結果に基づいて、前記アライメント制御を実行することを特徴とする眼科装置。
【請求項3】
請求項1または2の眼科装置において、
前記検出手段は、前記対象物として前記開瞼動作を行う指を検出し、
前記制御手段は、前記指の位置または動作の検出結果に基づいて、前記アライメント制御を実行することを特徴とする眼科装置。
【請求項4】
請求項3の眼科装置において、
前記制御手段は、前記指の動作の検出結果に基づいて、前記指の少なくとも前後方向の動きに、前記検査手段を追従させることを特徴とする眼科装置。
【請求項5】
請求項1~4のいずれかの眼科装置において、
前記検出手段は、前記被検眼を少なくとも撮影するための撮影手段を兼ね、
前記制御手段は、前記検出手段が前記被検眼を検出した場合は、前記被検眼に対して前記検査手段をアライメントする第1アライメント制御を実行し、前記検出手段が前記対象物を検出した場合は、前記対象物に対して前記検査手段をアライメントする第2アライメント制御を実行することを特徴とする眼科装置。
【請求項6】
請求項5の眼科装置において、
前記第2アライメント制御は、前記対象物に対して前記検査手段を第1速度でアライメントした後に、前記被検眼に対して前記検査手段を第2速度でアライメントすることによって、前記被検眼と前記検査手段との位置関係を調整する制御であって、
前記第1速度は、前記第2速度よりも高速であることを特徴とする眼科装置。
【請求項7】
眼科装置であって、
被検眼を検査するための検査手段と、
前記被検眼と前記検査手段との間に配置される検者の指を検出するための検出手段と、
前記検出手段の検出結果に基づいて、前記検査手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする眼科装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、被検眼を検査するための眼科装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
被検眼を検査する眼科装置としては、例えば、低コヒーレント光を用いた光断層干渉計(Optical Coherence Tomography: OCT)を用いて断層画像を取得するOCT装置が知られている。また、他の眼科装置としては、眼屈折力測定装置、眼圧測定装置、眼軸長測定装置、眼底カメラ、走査型レーザ検眼鏡(Scanning Laser Ophthalmoscope: SLO)等が知られている。
【0003】
これらの眼科装置においては、被検眼を検出することによって、被検眼と眼科装置との相対的な位置関係の調整(すなわち、アライメント)が行われている。例えば、特許文献1では、被検眼に投影されたアライメント輝点を利用して角膜頂点位置を検出し、角膜頂点位置とアライメント基準位置との位置ずれに基づいて測定部を移動させることによって、自動的にアライメントが調整されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-186930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、被検眼と眼科装置とのアライメントでは、開瞼不良が生じると、被検眼を適切に検出できないことがある。例えば、被検者が瞼を大きく開くことができずに、瞼で瞳孔の一部が隠れてしまったり、瞼によってアライメント指標がケラレてしまったりした結果として、被検眼を適切に検出できないことがある。この場合、検者が開瞼を補助する必要が生じる。また、被検眼を適切に検出できなければ、検者が手動でアライメントを行う必要が生じる。
【0006】
本開示は、従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、開瞼不良の眼に適した新規なアライメント手法を行う眼科装置を提供することを技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本開示は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1)本開示の第1態様に係る眼科装置は、被検眼を検査するための検査手段と、前記被検眼の開瞼動作のために配置される対象物であって、前記被検眼と前記検査手段との間に配置される対象物を検出するための検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記被検眼と前記検査手段との位置関係を調整するためのアライメント制御を実行する制御手段と、を備えることを特徴とする。
(2)本開示の第2態様に係る眼科装置は、被検眼を検査するための検査手段と、前記被検眼と前記検査手段との間に配置される検者の指を検出するための検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記検査手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
OCT装置の外観図である。
撮影部における内部の概略図である。
被検者の顔画像の一例である。
アライメント指標を含む前眼部画像の一例である。
顔画像から右眼と左眼が検出できない被検者の顔画像の一例である。
被検眼を開瞼するための指の動きを検出する一例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<概要>
本実施形態に係る眼科装置の概要を説明する。以下の<>にて分類された項目は、独立または関連して利用され得る。
【0010】
<眼科装置>
本実施形態の眼科装置は、被検眼を検査する装置である。例えば、眼科装置は、被検眼の前眼部を撮影して、被検眼の前眼部画像データ、被検眼の角膜形状データ、等を取得する眼科撮影装置でもよい。また、例えば、眼科装置は、被検眼の眼底を撮影して、被検眼の眼底正面画像データ、被検眼の眼底断層画像データ、等を取得する眼科撮影装置でもよい。また、例えば、眼科装置は、被検眼の光学特性を他覚的に測定する他覚式検眼装置であってもよい。この場合、被検眼の光学特性は、眼屈折力(球面度数、円柱度数、乱視軸角度、等)、眼軸長、角膜形状、等であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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