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公開番号2024055966
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-19
出願番号2024032518,2019210632
出願日2024-03-04,2019-11-21
発明の名称被写体追尾装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 23/611 20230101AFI20240412BHJP(電気通信技術)
要約【課題】連続して撮影される画像に対して主被写体を継続的に追尾する場合において、ユーザの意図と整合性のある主被写体の選択および変更を行う。
【解決手段】被写体追尾装置は、撮影された複数の画像中で所定の被写体を追尾対象として追尾処理を行う追尾手段と、ユーザ操作に応じて追尾対象となる被写体を設定する設定手段と、少なくとも1つの画像に基づいて追尾対象となる被写体を決定する決定手段と、現在の追尾対象を前記決定手段により決定された被写体に変更する制御において、前記現在の追尾対象が前記設定手段によって設定されていた場合は、前記現在の追尾対象よりも画面の中心に近い被写体がいても前記追尾対象が変更されず、前記現在の追尾対象が前記設定手段によって設定されていない場合は、前記画面の中心に近い被写体に追尾対象が切り替わるように制御する制御手段と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
撮影された複数の画像中で所定の被写体を追尾対象として追尾処理を行う追尾手段と、
ユーザ操作に応じて追尾対象となる被写体を設定する設定手段と、
少なくとも1つの画像に基づいて追尾対象となる被写体を決定する決定手段と、
現在の追尾対象を前記決定手段により決定された被写体に変更する制御において、前記現在の追尾対象が前記設定手段によって設定されていた場合は、前記現在の追尾対象よりも画面の中心に近い被写体がいても前記追尾対象が変更されず、前記現在の追尾対象が前記設定手段によって設定されていない場合は、前記画面の中心に近い被写体に追尾対象が切り替わるように制御する制御手段と、を有することを特徴とする被写体追尾装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
撮影された複数の画像中で所定の被写体を追尾対象として追尾処理を行う追尾手段と、
ユーザ操作に応じて追尾対象となる被写体を設定する設定手段と、
少なくとも1つの画像に基づいて追尾対象となる被写体を決定する決定手段と、
現在の追尾対象を前記決定手段により決定された被写体に変更する制御において、前記現在の追尾対象が前記設定手段によって設定されていた場合は、前記現在の追尾対象よりも近くに位置する被写体がいたとしても前記追尾対象が変更されず、前記現在の追尾対象が前記設定手段によって設定されていない場合は、現在の追尾対象よりも近くに位置する被写体に追尾対象が切り替わるように制御する制御手段と、を有することを特徴とする被写体追尾装置。
【請求項3】
撮影された複数の画像中で所定の被写体を追尾対象として追尾処理を行う追尾手段と、
ユーザ操作に応じて追尾対象となる被写体を設定する設定手段と、
少なくとも1つの画像に基づいて追尾対象となる被写体を決定する決定手段と、
現在の追尾対象を前記決定手段により決定された被写体に変更する制御において、前記現在の追尾対象が前記設定手段によって設定されていた場合は、前記現在の追尾対象が人物以外の被写体で、かつ人物である被写体がいたとしても前記追尾対象を変更せず、前記現在の追尾対象が前記設定手段によって設定されていない場合は、前記人物である被写体に追尾対象を変更するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする被写体追尾装置。
【請求項4】
前記決定手段は、前記画像中に存在する被写体の中から、前記現在の追尾対象の被写体を含む、少なくとも1つの追尾対象の候補被写体を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段で抽出された候補被写体に対して追尾対象としての適性を表す情報を算出する算出手段と、を有し、
前記候補被写体の中から、前記適性が最も高くなる候補被写体を追尾対象として決定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の被写体追尾装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記現在の追尾対象が前記設定手段によって設定されていた場合には、前記候補被写体のうち、現在の追尾対象と同一の被写体である候補被写体の前記適性を前記追尾対象の変更が抑制されるように補正することを特徴とする請求項4に記載の被写体追尾装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記現在の追尾対象が前記設定手段によって設定されていた場合には、前記候補被写体のうち、前記適性が所定の閾値以上となる候補被写体に追尾対象が変更されるように制御することを特徴とする請求項4に記載の被写体追尾装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記現在の追尾対象が前記設定手段によって設定されていた場合には、前記候補被写体のうち、現在の追尾対象と同一の被写体である候補被写体の前記適性が所定の閾値未満となるまでは前記追尾対象の変更を抑制するように制御することを特徴とする請求項4に記載の被写体追尾装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記現在の追尾対象が前記設定手段によって設定されていた場合には、前記追尾手段により追尾を開始した時点から所定の時間が経過するまでは前記追尾対象の変更を抑制するように制御することを特徴とする請求項4に記載の被写体追尾装置。
【請求項9】
前記適性は、人物の顔である被写体はその他の被写体よりも高く、画面の中心に近い被写体ほど高く、撮影距離が近い被写体ほど高くなるように設定されることを特徴とする請求項4から8のいずれか1項に記載の被写体追尾装置。
【請求項10】
前記追尾処理は、前記追尾対象の被写体に対して焦点を合わせ続ける処理であり、
前記追尾対象は、前記被写体の一部の領域を含むことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の被写体追尾装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、特定の被写体を追尾する制御技術に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
デジタルカメラ等の撮像装置において、連続して撮影される画像から主被写体領域を抽出および追尾し、主被写体に対して焦点状態および露出状態を継続的に最適化し続ける、追尾AF機能を備えたものがある。この追尾AF機能において撮影画像から主被写体を抽出する方法として、ユーザが主被写体を選択する方法と、撮像装置が撮影画像から自動で主被写体を決定する方法がある。
【0003】
特許文献1では、複数の焦点検出エリアを有し、ユーザが選択した焦点検出エリアと、顔の検出位置とが所定の位置関係にある場合には、顔の位置に対応する焦点検出エリアで焦点調節を行う方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-117395号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1では、ユーザが人にピントを合わせたい場合の意図しかくみ取れず、その他ユーザが設定する可能性がある様々な被写体について、ユーザが選択する意図を適切にくみ取れるものではなかった。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、連続して撮影される画像に対して主被写体を継続的に追尾する場合において、ユーザの意図と整合性のある主被写体の選択および変更を行うことができる技術を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の被写体追尾装置は、撮影された複数の画像中で所定の被写体を追尾対象として追尾処理を行う追尾手段と、ユーザ操作に応じて追尾対象となる被写体を設定する設定手段と、少なくとも1つの画像に基づいて追尾対象となる被写体を決定する決定手段と、現在の追尾対象を前記決定手段により決定された被写体に変更する制御において、前記現在の追尾対象が前記設定手段によって設定されていた場合は、前記現在の追尾対象よりも画面の中心に近い被写体がいても前記追尾対象が変更されず、前記現在の追尾対象が前記設定手段によって設定されていない場合は、前記画面の中心に近い被写体に追尾対象が切り替わるように制御する制御手段と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、連続して撮影される画像に対して主被写体を継続的に追尾する場合において、ユーザの意図と整合性のある主被写体の選択および変更を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1~5の撮像装置の光学系を示す概略断面図。
実施形態1~5の撮像装置の制御系の構成を示すブロック図。
実施形態1~5の撮像装置のファインダー画面を例示する図。
実施形態1~5の撮像装置による連続撮影動作を示すフローチャート。
実施形態1~5の撮像装置による被写体追尾処理を説明する図。
実施形態1~5の撮像装置による焦点検出点選択処理を説明する図。
実施形態1の撮像装置による主被写体決定処理を示すフローチャート。
実施形態1~5の主被写体決定処理に用いるパラメータを示す図。
実施形態1~5の主被写体候補に対する主被写体適性の算出方法を説明する図。
実施形態1~5におけるユーザ操作に応じた主被写体選択処理を説明する図。
実施形態1~5における自動主被写体決定処理を説明する図。
実施形態1における主被写体適性を補正する例を説明する図。
実施形態1における主被写体適性を補正する例を説明する図。
実施形態2の撮像装置による主被写体決定処理を示すフローチャート。
実施形態2における主被写体候補を対応付ける例を説明する図。
実施形態2における主被写体の変更判定を行う例を説明する図。
実施形態3の撮像装置による主被写体決定処理を示すフローチャート。
実施形態3における主被写体の変更判定を行う例を説明する図。
実施形態4の撮像装置による主被写体決定処理を示すフローチャート。
実施形態5の撮像装置による主被写体決定処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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