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公開番号2024055752
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2023092058
出願日2023-06-05
発明の名称充填機
出願人マルホ発條工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65B 3/04 20060101AFI20240411BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】メインテナンス作業を効率的に行うことができる充填機を提供する。
【解決手段】充填機は、チューブ容器T0、T1を保持する複数のチューブ保持部111を周回軌道OB1に沿って搬送する搬送ユニット11と、チューブ容器T0をチューブ保持部111へ供給するチューブ供給ユニット12と、周回軌道OB1よりも鉛直上方に配置されチューブ容器T0の鉛直上側の端部からチューブ容器T0内へワークを充填する充填ユニット13と、周回軌道OB1よりも鉛直上方に配置されワークが充填されたチューブ容器T0の鉛直上側の端部を封止する封止ユニット17と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ワークが充填されるチューブ容器を保持する複数のチューブ保持部を鉛直方向に沿った仮想平面内の予め設定された周回軌道に沿って搬送する搬送ユニットと、
前記仮想平面に沿った方向における前記周回軌道の一方の側方に位置し、前記チューブ保持部が前記チューブ容器の筒軸方向における前記ワークが内側へ導入される一端部とは反対側の他端部を保持可能な姿勢で前記チューブ容器を前記チューブ保持部へ供給するチューブ供給ユニットと、
前記周回軌道よりも鉛直上方に配置され前記チューブ容器の前記一端部から前記チューブ容器内へ前記ワークを充填する充填ユニットと、
前記周回軌道よりも鉛直上方に配置され前記ワークが充填された前記チューブ容器の前記一端部を封止する封止ユニットと、を備える、
充填機。
続きを表示(約 2,600 文字)【請求項2】
前記搬送ユニットは、
板状であり厚さ方向が前記仮想平面と平行となる姿勢で環状に連結された複数の支持プレートを有する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトを前記周回軌道に沿って配置された状態で支持する複数の搬送ローラと、
前記搬送ローラを回転させることにより前記搬送ベルトを前記周回軌道に沿って周回移動させるベルト駆動部と、を有し、
複数の前記支持プレートは、それぞれ、厚さ方向における前記周回軌道の外側に向かう方向側で前記チューブ保持部を支持する、
請求項1に記載の充填機。
【請求項3】
前記周回軌道よりも鉛直上方に配置され前記チューブ容器の前記一端部から前記チューブ容器内へ気体を吐出することにより前記チューブ容器の内側に存在する異物を除去する洗浄ユニットを更に備え、
前記洗浄ユニットは、
長尺管状であり長手方向の一端部から気体を吐出する気体ノズルと、
前記気体ノズルの長手方向における他端部側から前記気体ノズルへ前記気体を供給する気体供給部と、
筒状であり内側に前記気体ノズルの前記一端部が配置されるとともに、内側の筒軸方向と直交する断面の面積が前記チューブ容器の少なくとも前記一端部における前記チューブ容器の筒軸方向と直交する方向における外形面積よりも大きい洗浄ヘッドと、
前記気体ノズルの前記一端部から前記チューブ容器の内側へ前記気体が吐出されたときに前記チューブ容器の内側から前記洗浄ヘッド内へ飛散した異物を吸引する吸引部と、を有し、前記洗浄ヘッドの内側に前記チューブ容器の少なくとも前記一端部が配置された状態で、前記気体ノズルの前記一端部から前記チューブ容器の内側へ前記気体を吐出する、
請求項1または2に記載の充填機。
【請求項4】
前記洗浄ユニットは、前記洗浄ヘッドに対して鉛直上方へ加わる圧力を検知する圧力検知部を更に有し、
前記圧力検知部により検知された圧力が予め設定された基準圧力以上である場合、前記チューブ容器の形状が異常であると判定する形状異常判定部を更に備える、
請求項3に記載の充填機。
【請求項5】
前記充填ユニットと前記周回軌道を挟んで対向して配置され、前記充填ユニットにより前記チューブ容器内へ前記ワークを充填する際、前記チューブ容器を保持した前記チューブ保持部を前記充填ユニットに近づけるリフトユニットを更に備える、
請求項2に記載の充填機。
【請求項6】
前記チューブ保持部は、
筒状であり内側で前記チューブ容器を保持する保持ヘッドと、
前記保持ヘッドの周囲から前記保持ヘッドを支持し且つ前記支持プレートに対向する側に前記支持プレートに吸着する第1吸着部が配設された保持部本体と、を有し、
前記支持プレートは、内側に前記保持ヘッドが嵌入され且つ前記支持プレートの厚さ方向に貫通する貫通孔が貫設され、厚さ方向における前記保持部本体に対向する側の前記貫通孔の外周部に前記第1吸着部に吸着する第2吸着部が配設され、
前記リフトユニットは、
長尺であり長手方向が前記支持プレートの厚さ方向に沿うように配置され前記保持ヘッドを押し上げる押圧部材と、
前記押圧部材の長手方向における一端部を前記支持プレートの前記貫通孔に挿通させて前記保持ヘッドに当接させた状態で前記押圧部材を上昇させることにより前記保持ヘッドを押し上げて前記チューブ容器を保持した前記保持ヘッドを前記充填ユニットに近づけるヘッド駆動部と、を有する、
請求項5に記載の充填機。
【請求項7】
前記周回軌道における前記周回軌道の中心よりも鉛直上側に位置し前記チューブ容器を保持する前記チューブ保持部を、前記チューブ容器の筒軸周りに回転させることにより前記チューブ容器の姿勢を調整する姿勢調整ユニットを更に備える、
請求項1または2に記載の充填機。
【請求項8】
前記チューブ供給ユニットは、
水平方向に対して傾斜した長尺の傾斜面を有し前記傾斜面の鉛直上側の端部へ供給された複数の前記チューブ容器が、前記チューブ容器の長手方向に直交する方向が前記傾斜面の長手方向に沿うように並ぶように載置されるチューブ載置台と、
前記傾斜面の鉛直下方側の端部に設けられ前記傾斜面に載置された複数の前記チューブ容器を堰き止める閉状態と複数の前記チューブ容器を前記傾斜面の鉛直下方側の端部から流出させる開状態とをとりうるシャッタを有し、前記シャッタを、前記開状態と前記閉状態とを繰り返すように駆動させることにより前記チューブ容器を1つずつ排出するチューブ排出調整部と、
1つの前記チューブ容器が載置されるチューブ載置テーブルを有し、前記チューブ載置テーブルを、前記傾斜面の鉛直下方側の端部よりも鉛直下方に位置し前記チューブ載置台から排出される1つの前記チューブ容器を受け取る受け取り位置と、前記傾斜面の鉛直下方側の端部よりも鉛直上方に位置し1つの前記チューブ容器を前記搬送ユニットへ移載する移載位置と、の間で昇降させるチューブ昇降部と、
前記チューブ載置テーブルが前記移載位置に配置された状態で前記チューブ載置テーブルに載置された1つの前記チューブ容器を前記搬送ユニット側へ押し出すチューブ押出部と、を有する、
請求項1または2に記載の充填機。
【請求項9】
前記チューブ排出調整部は、前記チューブ押出部が、前記移載位置に配置された前記チューブ載置テーブルに載置された前記チューブ容器を前記搬送ユニット側へ押し出すのと同時に前記シャッタを前記開状態にし、その後、前記閉状態にすることにより、1つの前記チューブ容器を排出する、
請求項8に記載の充填機。
【請求項10】
前記仮想平面に沿った方向における前記周回軌道の他方の側方に位置し、前記ワークが充填され且つ前記一端部が封止された前記チューブ容器を回収するチューブ回収ユニットを更に備える、
請求項1または2に記載の充填機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、充填機に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
チューブを保持する複数の保持エレメントを水平面内の予め設定された周回軌道に沿って搬送する搬送ユニットと、周回軌道上に配置されチューブ内へワークを充填する充填ステーションを含む複数のステーションと、を備えるチューブ充填機械が提案されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-310101号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されているチューブ充填機械では、複数のステーションが水平面内に設定された周回軌道に沿って配置されているため、チューブ充填機械の点検等のメインテナンス作業を行う作業者は、周回軌道に沿って移動しながら複数のステーションそれぞれの点検等の作業を行う必要がある。このため、メインテナンス作業に手間が掛かる虞がある。
【0005】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、メインテナンス作業を効率的に行うことができる充填機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る充填機は、
ワークが充填されるチューブ容器を保持する複数のチューブ保持部を鉛直方向に沿った仮想平面内の予め設定された周回軌道に沿って搬送する搬送ユニットと、
前記仮想平面に沿った方向における前記周回軌道の一方の側方に位置し、前記チューブ保持部が前記チューブ容器の筒軸方向における前記ワークが内側へ導入される一端部とは反対側の他端部を保持可能な姿勢で前記チューブ容器を前記チューブ保持部へ供給するチューブ供給ユニットと、
前記周回軌道よりも鉛直上方に配置され前記チューブ容器の前記一端部から前記チューブ容器内へ前記ワークを充填する充填ユニットと、
前記周回軌道よりも鉛直上方に配置され前記ワークが充填された前記チューブ容器の前記一端部を封止する封止ユニットと、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、搬送ユニットが、チューブ容器を保持する複数のチューブ保持部を鉛直方向に沿った仮想平面内の周回軌道に沿って搬送し、チューブ供給ユニット、充填ユニットおよび封止ユニットが、周回軌道の周囲に配置されている。これにより、充填機のメインテナンスを行う作業者が、前述の仮想平面と直交する一方向側から、チューブ供給ユニット、充填ユニットおよび封止ユニットの全てにアクセスすることができる。従って、作業者は、メインテナンス作業を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態に係る充填機の概略正面図である。
実施の形態に係る充填機について搬送ユニットの保護カバーを外した状態の一部を示す概略斜視図である。
実施の形態に係る搬送ベルトを示し、(A)は平面図であり、(B)は一部破断した側面図である。
実施の形態に係るチューブ供給ユニットを示す概略斜視図である。
実施の形態に係るチューブ供給ユニットの一部を示し、(A)はチューブ載置テーブルがチューブ受け取り位置に配置された状態を示す概略側面図であり、(B)はチューブ載置テーブルが移載位置に配置された状態を示す概略側面図である。
実施の形態に係るチューブ供給ユニットの一部を示し、(A)はチューブ載置テーブルがチューブ受け取り位置に配置された状態を示す概略側面図であり、(B)はチューブ載置テーブルが移載位置に配置された状態を示す概略側面図である。
実施の形態に係るチューブ載置テーブルがチューブ受け取り位置に配置された状態でのチューブ供給ユニットの一部を示す概略側面図である。
実施の形態に係る洗浄ユニットの一部を示し、(A)はチューブ保持部が洗浄ユニットの洗浄ヘッドの鉛直下方に配置された状態を示す概略側面図であり、(B)は洗浄ヘッドが降下した状態を示す概略側面図である。
実施の形態に係る姿勢検出ユニットおよび姿勢調整ユニットを示す概略側面図である。
実施の形態に係るリフトユニットおよび充填ユニットの一部を示し、(A)はチューブ保持部が充填ユニットのノズルの鉛直下方に配置された状態を示す概略側面図であり、(B)はチューブ保持部の保持ヘッドが持ち上げられた状態を示す概略側面図である。
実施の形態に係る折曲加工部の一部を示し、(A)はチューブ容器が挟持された状態を示す概略側面図であり、(B)はチューブ容器の端部を折り曲げる様子を示す概略側面図であり、(C)はチューブ容器の端部を押圧する様子を示す概略側面図である。
実施の形態に係るチューブ回収ユニットの概略側面図である。
実施の形態に係るチューブ回収ユニットの一部を示し、(A)はアームが第1位置に配置された状態を示す概略側面図であり、(B)はアームが第2位置に配置されチューブ容器が吸着保持される様子を示す概略側面図であり、(C)はアームがチューブ容器から離脱する様子を示す概略側面図である。
変形例に係る加熱部の一例を示す概略断面図である。
変形例に係る封止ユニットの一部を示す概略側面図である。
変形例に係るチューブ回収ユニットの概略側面図である。
変形例に係るチューブ回収ユニットの一部を示し、(A)はチューブ容器の表面が鉛直上方を向く姿勢で搬送する場合の第1チューブシュートの配置を示す概略図であり、(B)はチューブ容器の表面が鉛直下方を向く姿勢で搬送する場合の第1チューブシュートの配置を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態に係る充填機について、図を参照しながら説明する。本実施の形態に係る充填機は、チューブ容器にワークを充填するものである。チューブ容器は、例えば長尺円筒状のチューブ本体と、チューブ本体の長手方向における一端部を閉塞するキャップと、を有し、長手方向における他端部が封止されたものである。また、ワークは、例えばペースト状のものであり、歯磨き粉、ペースト状の調味料等が挙げられる。
【0010】
本実施の形態に係る充填機は、図1に示すように、搬送ユニット11と、チューブ供給ユニット12と、充填ユニット13と、チューブ回収ユニット14と、洗浄ユニット15と、姿勢検出ユニット16と、封止ユニット17と、を備える。また、充填機は、図2に示すように、姿勢調整ユニット19と、リフトユニット20と、を備える。また、搬送ユニット11とチューブ供給ユニット12との間には、チューブ供給ユニット12から搬送ユニット11へチューブ容器T0を移載する際にチューブ容器T0を後述のチューブ保持部111へ案内する案内部材18が配設されている。更に、充填機は、搬送ユニット11、チューブ供給ユニット12、充填ユニット13、チューブ回収ユニット14、洗浄ユニット15、姿勢検出ユニット16、封止ユニット17、姿勢調整ユニット19およびリフトユニット20を制御する制御ユニット90を備える。また、搬送ユニット11、チューブ供給ユニット12、充填ユニット13、洗浄ユニット15、姿勢検出ユニット16、封止ユニット17、姿勢調整ユニット19、リフトユニット20および制御ユニット90は、支持台91により纏めて支持され、チューブ回収ユニット14は、支持台92に支持されている。
(【0011】以降は省略されています)

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