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公開番号2023089333
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-28
出願番号2021203773
出願日2021-12-16
発明の名称折りたたみコップ
出願人個人
代理人
主分類B65D 5/36 20060101AFI20230621BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】水平に折りたためるコップの提供を目的とする。
【解決手段】長方形又は正方形のコップ用シートの、長手方向の1/2の中央で折りたためる位置を対称軸とし、線対称となる菱形、正方形、楕円形、円形の何れかの形状の折り線(折れ目1)を、同シートの中央にプレスして、底面の部分の折れ目を先に形成しておき、底面が菱形、正方形のみ、短手方向の中央に折れ目を追加する。コップ両端のシール部分P1、P2との境界線の部分に折れ目を入れて、パッケージの二方袋と同様の圧接着の方法で接合を行い、折りたたみ時の形状が、長方形又は正方形のフラットな状態の折りたたみコップの完成、並びに折りたたんだ状態となる。コップの組み立ては、両端のシール部分を持ち、飲み口a面の中心へ寄せるように折り曲げて、最後にコップの底面を、コップの外側からコップ内側へ折り返す(押し込む)ことで液体を溜める部分が、楕円柱、円柱形状のコップとなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
コップの折りたたみ状態から飲用時に於けるコップを展開した状態にするため、二つ折りにしたコップの筒壁及び側面の中央に設けられた折り目の部分を、コップの飲み口となる中心の方向に向って、その中心の形状が菱形又は正方形となるように、コップの両サイドの両方向から均等の力で屈曲させ、コップの底部の底面の折りたたみ箇所と反対側の飲み口の部分に、コップの底部の底面に形成予定の形状と合同な形状で飲み口側を先に形成して、コップの折りたたみ箇所と連接する外側並びに内側共に、両面の筒壁及び側面の下部に設けられ、片方の筒壁及び側面の折り目の形状となる、コップの底部の底面の形状が菱形に於いては長い方の対角線で二等分した二等辺三角形、正方形に於いては対角線で二等分した直角二等辺三角形を成し、その二等辺三角形又は直角二等辺三角形の底辺の部分を対称軸とし、連接する両方の筒壁及び側面に跨る形状が菱形又は正方形のコップの底部の底面となるように配置され、このコップの底部の底面の形状を外縁とする折り目に沿って、菱形又は正方形の部分をコップの底部の底面から飲み口の方向へ向って、鉛直方向からコップの内側の方向へ折り返すことにより、同一形状、同一面積のものを逆方向へ屈曲させることで、コップの底部の底面側の形状が固定され、更にコップの上部の飲み口側の形状も固定され、その折り返す部分の形状が三角形の窪み状となっており、コップ全体での液体を収容する主要な部分の形状が四角柱で、その両側の底面の部分の端部には、コップの短手方向の辺の部分の約1/4から1/12程度の範囲の幅でシール箇所の糊代部分を有し、そのシール箇所の部分が把手(ハンドル)部分を兼用する構造で、四角柱の片側の底面の部分で、その上部にある4箇所の頂点の部分のうち、コップの両端のシール箇所の直近2箇所の頂点の部分を除いた、残りの対向する2箇所の頂点の部分を飲み口として使用し、コップの鉛直方向の真上から見た形状が菱形又は正方形を成し、同時にコップの鉛直方向の真下から見た液体を収容する部分、即ちコップの底部の底面を形成する部分の形状も同様に、合同な菱形又は正方形を成し、四角柱の上部にある飲み口として使用する頂点の部分のうち、対向する2箇所の飲み口の延長線上の底面の部分から約1/3程度の位置より、コップの両端の2箇所のシール箇所を水平方向の真横から見た正面の形状が、コップの底部の底面から液体を収容する部分のコップの内部にかけて折り返す三角形の窪みとなっており、コップの底部の底面の立体的な形状が、三角柱の頂点の部分に属する辺の部分を跨ぐような形でくり貫いたような形態を成している事を特徴とする形状及び構造の折りたたみコップ。
続きを表示(約 7,200 文字)【請求項2】
コップの折りたたみ状態から飲用時に於けるコップを展開した状態にするため、二つ折りにしたコップの筒壁及び側面の中央に設けられた折り目の部分を、コップの飲み口となる中心の方向に向って、その中心の形状が楕円形又は円形となるように、コップの両サイドの両方向から均等の力で屈曲させ、コップの底部の底面の折りたたみ箇所と反対側の飲み口の部分に、コップの底部の底面に形成予定の形状と合同な形状で飲み口側を先に形成して、コップの折りたたみ箇所と連接する外側並びに内側共に、両面の筒壁及び側面の下部に設けられ、片方の筒壁及び側面の折り目の形状となる、コップの底部の底面の形状が楕円形に於いては長軸の部分を二等分した半楕円形、円形に於いては直径の部分を二等分した半円形を成し、その半楕円形に於いては長径の部分、半円形に於いては直径の部分を対称軸とし、連接する両方の筒壁及び側面に跨る形状が楕円形又は円形のコップの底部の底面となるように配置され、このコップの底部の底面の形状を外縁とする折り目に沿って、楕円形又は円形の部分をコップの底部の底面から飲み口の方向へ向って、鉛直方向からコップの内側の方向へ折り返すことにより、同一形状、同一面積のものを逆方向へ屈曲させることで、コップの底部の底面側の形状が固定され、更にコップの上部の飲み口側の形状も固定され、その折り返す部分の形状が半楕円形又は半円形の窪み状となっており、コップ全体での液体を収容する主要な部分の形状が楕円柱又は円柱で、その両側の底面の部分の端部には、コップの短手方向の楕円の周又は円周の部分の約1/4から1/12程度の範囲の幅でシール箇所の糊代部分を有し、そのシール箇所の部分が把手(ハンドル)部分を兼用する構造で、楕円柱又は円柱の片側の底面の部分で、その上部にあるコップの両端のシール箇所の直近2箇所の楕円の周又は円周の部分の一部分を除く、楕円形又は円形を成す任意の楕円の周又は円周の部分の縁部を飲み口として使用し、コップの鉛直方向の真上から見た形状が楕円形又は円形を成し、同時にコップの鉛直方向の真下から見た液体を収容する部分、即ちコップの底部の底面を形成する部分の形状も同様に、合同な楕円形又は円形を成し、楕円柱若しくは円柱の上部にある飲み口の中央部分の延長線上の底面の部分から約1/3程度の位置より、コップの両端の2箇所のシール箇所を水平方向の真横から見た正面の形状が、コップの底部の底面から液体を収容する部分のコップの内部にかけて折り返す弓なりの半楕円形又は半円形の窪みとなっており、コップの底部の底面の立体的な形状が、楕円柱又は円柱の側面の部分を跨ぐような形でくり貫いたような形態を成している事を特徴とする形状及び構造の折りたたみコップ。
【請求項3】
コップの折りたたみ状態から飲用時に於けるコップを展開した状態にするため、二つ折りにしたコップの筒壁及び側面の中央に設けられた折り目の部分を、コップの飲み口となる中心の方向に向って、その中心の形状が菱形又は正方形となるように、コップの両サイドの両方向から均等の力で屈曲させ、コップの底部の底面の折りたたみ箇所と反対側の飲み口の部分に、コップの底部の底面に形成予定の形状と相似な形状で飲み口側を先に形成して、コップの折りたたみ箇所と連接する外側並びに内側共に、両面の筒壁及び側面の下部に設けられ、片方の筒壁及び側面の折り目の形状となる、コップの底部の底面の形状が菱形に於いては長い方の対角線で二等分した二等辺三角形、正方形に於いては対角線で二等分した直角二等辺三角形を成し、その二等辺三角形又は直角二等辺三角形の底辺の部分を対称軸とし、連接する両方の筒壁及び側面に跨る形状が菱形又は正方形のコップの底部の底面となるように配置され、このコップの底部の底面の形状を外縁とする折り目に沿って、菱形又は正方形の部分をコップの底部の底面から飲み口の方向へ向って、鉛直方向からコップの内側の方向へ折り返すことにより、同一形状、同一面積のものを逆方向へ屈曲させることで、コップの底部の底面側の形状が固定され、更にコップの上部の飲み口側の形状も固定され、その折り返す部分の形状が三角形の窪み状となっており、コップ全体での液体を収容する主要な部分の形状が逆テーパー形状を成す四角柱で、その両側の底面の部分の端部には、コップの短手方向の辺の部分の約1/4から1/12程度の範囲の幅でシール箇所の糊代部分を有し、そのシール箇所の部分が把手(ハンドル)部分を兼用する構造で、逆テーパー形状を成す四角柱の片側の底面の部分で、その上部にある4箇所の頂点の部分のうち、コップの両端のシール箇所の直近2箇所の頂点の部分を除いた、残りの対向する2箇所の頂点の部分を飲み口として使用し、コップの鉛直方向の真上から見た形状が菱形又は正方形を成し、同時にコップの鉛直方向の真下から見た液体を収容する部分、即ちコップの底部の底面を形成する部分の形状も同様に、相似な菱形又は正方形を成し、逆テーパー形状を成す四角柱の上部にある飲み口として使用する頂点の部分の、対向する2箇所の飲み口の延長線上の底面の部分から約1/3程度の位置より、コップの両端の2箇所のシール箇所を水平方向の真横から見た正面の形状が、コップの底部の底面から液体を収容する部分のコップの内部にかけて折り返す三角形の窪みとなっており、コップの底部の底面の立体的な形状が、三角柱の頂点の部分に属する辺の部分を跨ぐような形でくり貫いたような形態を成している事を特徴とする形状及び構造の逆テーパー形状を成す折りたたみコップ。
【請求項4】
コップの折りたたみ状態から飲用時に於けるコップを展開した状態にするため、二つ折りにしたコップの筒壁及び側面の中央に設けられた折り目を、コップの飲み口となる中心の方向に向って、その中心の形状が楕円形又は円形となるように、コップの両サイドの両方向から均等の力で屈曲させ、コップの底部の底面の折りたたみ箇所と反対側の飲み口部分に、コップの底部の底面に形成予定の形状と相似な形状で飲み口側を先に形成して、コップの折りたたみ箇所と連接する外側並びに内側共に、両面の筒壁及び側面の下部に設けられ、片方の筒壁及び側面の折り目の形状となる、コップの底部の底面の形状が楕円形に於いては長軸の部分を二等分した半楕円形、円形に於いては直径の部分を二等分した半円形を成し、その半楕円形に於いては長径の部分、半円形に於いては直径の部分を対称軸とし、連接する両方の筒壁及び側面に跨る形状が楕円形又は円形のコップの底部の底面となるように配置され、このコップの底部の底面の形状を外縁とする折り目に沿って、楕円形又は円形の部分をコップの底部の底面から飲み口の方向へ向って、鉛直方向からコップの内側の方向へ折り返すことにより、同一形状、同一面積のものを逆方向へ屈曲させることで、コップの底部の底面側の形状が固定され、更にコップの上部の飲み口側の形状も固定され、その折り返す部分の形状が半楕円形又は半円形の窪み状となっており、コップ全体での液体を収容する主要な部分の形状が逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱で、コップの両側の底面の部分の端部には、コップの短手方向の楕円の周又は円周の部分の約1/4から1/12程度の範囲の幅でシール箇所の糊代部分を有し、そのシール箇所の部分が把手(ハンドル)部分を兼用する構造で、逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱の片側の底面の部分で、逆テーパー形状の楕円柱又は円柱の上部にあるコップの両端のシール箇所の直近2箇所の楕円の周又は円周の部分の一部分を除く、楕円形又は円形を成す任意の楕円の周又は円周の部分の縁部を飲み口として使用し、コップの鉛直方向の真上から見た形状が楕円形又は円形を成し、同時にコップの鉛直方向の真下から見た液体を収容する部分、即ちコップの底部の底面を形成する部分の形状も同様に、相似な楕円形又は円形を成し、逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱の上部にある飲み口の中央部分の延長線上の底面の部分から約1/3程度の位置より、コップの両端の2箇所のシール箇所を水平方向の真横から見た正面の形状が、コップの底部の底面から液体を収容する部分のコップの内部にかけて折り返す弓なりの半楕円形又は半円形の窪みとなっており、コップの底部の底面の立体的な形状が、逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱の側面の部分を跨ぐような形でくり貫いたような形態を成している事を特徴とする形状及び構造の逆テーパー形状を成す折りたたみコップ。
【請求項5】
コップの形成に係る長方形又は正方形を成すシートの中央部分に、コップの全体形状が四角柱形状のものに於いては菱形又は正方形、楕円柱形状のものに於いては楕円形、円柱形状のものに於いては円形で、それぞれの折り目をプレスして、その凹凸のプレス方向(凹状は谷折り、凸状は山折り)に沿って折り曲げることでコップの下部の底部側の底面を形成して、そのコップの底部の底面に連接する筒壁及び側面も連動して展開されることで、液体を収容する部分のコップの筒壁全体を構成して、コップの底部の底面側に形成されたものと合同な形状のものが、コップの上部の飲み口側にも形成されて配されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の折りたたみコップ。
【請求項6】
コップの形成に係る逆テーパー形状を成す等脚台形の上底の部分を共通の対称軸とする、線対称となる等脚台形を2個向い合わせに並べた形状を成すシートの中央部分に、コップの全体形状が逆テーパー形状を成す四角柱形状のものに於いては菱形又は正方形、逆テーパー形状を成す楕円柱形状のものに於いては楕円形、逆テーパー形状を成す円柱形状のものに於いては円形で、それぞれの折り目をプレスして、その凹凸のプレス方向(凹状は谷折り、凸状は山折り)に沿って折り曲げることで、コップの下部の底部側の底面を形成して、そのコップの底部の底面に連接する筒壁及び側面も連動して展開されることで、液体を収容する部分のコップの筒壁全体を構成して、コップの底部の底面側に形成されたものと比例した大きさの相似な形状のものが、コップの上部の飲み口側にも形成されて配されることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の逆テーパー形状を成す折りたたみコップ。
【請求項7】
折りたたみコップの筒壁及び側面を構成する、液体を収容する部分の筒壁の一部となる外縁の両端2箇所の圧接着の部分をシール箇所とし、コップの形成時の状態が同時に折りたたみ時の状態でもあり、折りたたみ時に平面となる折りたたみコップの筒壁及び側面の下部に、飲用時に於けるコップの底部の底面の形状となるようにプレスされ、そのコップの底部の底面の形状が菱形又は正方形に於いては、折りたたみ箇所を対称軸とする、合同な二等辺三角形又は直角二等辺三角形で、同様にコップの底部の底面の形状が楕円形に於いては折りたたみ箇所を対称軸とする、合同な半楕円形、円形に於いては折りたたみ箇所を対称軸とする、合同な半円形の形状で、折りたたみ箇所で片側ずつそれぞれの図形に等分された折り目を有し、長方形又は正方形のフラットな板状となる事を特徴とする請求項1、請求項2に記載の折りたたみ方法及び折りたたみ形状。
【請求項8】
逆テーパー形状を成す折りたたみコップの筒壁及び側面を構成する、液体を収容する筒壁の一部となる外縁の両端2箇所の圧接着の部分をシール箇所とし、コップの形成時の状態が同時に折りたたみ時の状態でもあり、折りたたみ時に平面となる折りたたみコップの筒壁及び側面の下部に、飲用時に於けるコップの底部の底面の形状となるようにプレスされ、そのコップの底部の底面の形状が菱形又は正方形に於いては、折りたたみ箇所を対称軸とする、相似な二等辺三角形又は直角二等辺三角形で、同様にコップの底部の底面の形状が楕円形に於いては折りたたみ箇所を対称軸とする、相似な半楕円形、円形に於いては折りたたみ箇所を対称軸とする、相似な半円形の形状で、折りたたみ箇所で片側ずつそれぞれの図形に等分された折り目を持つ、等脚台形のフラットな板状となる事を特徴とする請求項3、請求項4に記載の折りたたみ形状及び折りたたみ方法。
【請求項9】
コップの形成に係る規定のサイズの長方形又は正方形を成すコップ形成用シートに裁断前又は裁断後の何れかに於いて、同シートが長方形に於いては長手方向の長辺の部分、正方形に於いては一辺の部分を中央で均等に二等分する1/2の位置で、向い合わせに二つ折りにする位置をコップの折りたたみ箇所として、この折りたたみ箇所を基準に、長方形に於いては短辺の部分、正方形に於いては向い合う他の一辺の部分に対して平行な直線で、コップの外側に対して山折りとなる折り目を同シートの中央部分に入れ、この位置を基準線として、同線を対称軸とする、線対称となる対応する一組の底辺の部分を共有して連接する、互いに合同な二等辺三角形又は直角二等辺三角形を成し、二等辺三角形又は直角二等辺三角形の底辺の部分を共有する対称軸を片方の対角線に持つ、菱形又は正方形を同シートの中央部分に配置するため、同シートの長方形に於いては長手方向の長辺の部分、又は正方形に於いては一辺の部分の約1/7から1/4程度の長さで対称軸ではない短い方の対角線と、長方形に於いては短手方向の短辺の部分、又は正方形に於いては向かい合う他の一辺の部分の約3/5から4/5程度の長さを長い方の対角線とする、菱形又は正方形を形成するため、コップを組立並びに展開するための可動域の屈曲する部分となる菱形又は正方形の対辺同士の全てが、コップの外側に対して山折りとなる折り目を入れて、そこをコップの底部となる底面とし、シール箇所を構成する部分を、同シートの長方形又は正方形の両側の端部に、圧接着のシール箇所の部分の形状が全体で長方形を成す、同シートの長方形に於いては短手方向の短辺の部分、又は正方形に於いては向い合う他の一辺の部分の長さの約1/4から1/12程度の範囲の幅で、同シートの両端にシール箇所の糊代部分をそれぞれの端部に設け、その2箇所の糊代部分とコップの折りたたみ箇所であり、展開する際の屈曲する部分となる、同シートの両端の長方形に於いては長手方向の長辺の部分、又は正方形に於いては一辺の部分のシール箇所の部分との境界線の部分には、コップの外側に対して谷折りとなるように折り目をそれぞれ入れ、同シートの長方形の糊代部分を除いた、同シートの両端の長方形に於いては短手方向の短辺の部分、又は正方形に於いては向かい合う他の一辺の部分の長さを二等分する1/2の箇所の中央部分より、同じく同シートの長方形の長手方向に於いては短辺の部分、又は正方形に於いては向かい合う他の一辺の部分の長さを二等分する、1/2の箇所の中央部分を結ぶ垂直な直線となる、コップを展開して組み立てる際、液体を収容する部分の四角柱の側面の部分の一部を形成するための折り位置で、折りたたみ時の2箇所の筒壁及び側面から、飲用時には、屈曲することで、4箇所の筒壁及び側面とするための飲み口を有する折り目となる、コップの外側に対して山折りとなる折り目を各側面の部分に1本ずつ追加して、そこをコップの展開箇所とし、同シートの長方形に於いては長手方向の長辺の部分、又は正方形に於いては向かい合う他の一辺の部分の両端から、それぞれ約3/4程度の長さの折り目を入れ、対称軸ではない短い方の対角線の部分に、コップの底部の底面を折り返す際の屈曲を容易にするため、コップの外側に対して谷折りとなる折り目の補助線を入れ、コップの形成に係るシートの中央部分に、対称軸の一部を対角線とする菱形又は正方形を成すコップの底部の底面が配置された形態と、飲用時の展開した状態にするための山折りや谷折りを円滑に行えるように、それぞれの方向へ折り曲げ易くするように、コップの形成に係る規定の凹凸状の折り目を、山折りは凸状で、谷折りは凹状で、それぞれの折り目でプレスされた各折り目が、コップ形成用シートの表裏双方向へ屈曲する可動域の部分を有する構造を特徴とする、請求項1に記載のコップの形成に係るシートにプレスする折り目の形状及び配置位置。
【請求項10】
1枚のコップの形成に係るシートを二つ折りにして、二分割された筒壁及び側面を向い合わせに張り合わせ、二つ折りにした際の折り曲げ部分がコップの底部の底面を構成する一部となり、二分割した同シートのシール箇所の糊代部分同士を張り合わせて圧接着を行い、1枚の同シートを半分に重ねて折りたたんだ状態にした際、この線上に折りたたみ箇所を対称とする二等辺三角形又は直角二等辺三角形を成す折り目が配置され、同シートの折りたたみ時の2箇所の筒壁及び側面に、コップを折りたたみ状態から展開して飲用する際のコップの底部の底面を形成するためのコップの筒壁及び側面となり、菱形又は正方形の中心を対称軸とする、線対称となる二等辺三角形又は直角二等辺三角形の折り目をコップの筒壁及び側面の下部に有し、同時にコップの形成時及び折りたたみ時の形態が同一であり、その形状が長方形又は正方形のフラットな板状に折りたためる形態を有することを特徴とする請求項1又は請求項9に記載の折りたたみコップ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、折りたためるコップに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
使い捨ての一時利用のコップには、紙製若しくはプラスチック樹脂製のコップが使用されている。通常、飲み口が円形で、全体の形状が逆円錐台又は円柱を成す。使い捨てのコップ複数個を保管及び携帯する際には、コップの内側や外側に積み重ねていくことになる。現状では、コップの形状は変わらず、そのままの状態であるため、保管及び携帯する際には、最低限コップ1個分以上の容積と同等のスペースの確保が必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実願昭61-179259(実開昭63-86011)
特願2003-287188(特開2005-22753)
特願2003-291848(特開2005-29249)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コップの種類には、ガラス製、陶器製、金属製、木製、プラスチック樹脂製、紙製等があり、その中で使い捨ての一時利用のコップには、紙製若しくはプラスチック樹脂製が主に使用される。市販されているものでは、シリコン製の蛇腹方式の伸縮式のコップが存在するが、シリコンには一定の厚さが必要であり、折りたたんでも完全にフラットな状態にはならない。又、洗って繰り返し使用するため、使い捨てではない。
【0005】
登山及びキャンプ等で使用する物は、出来るだけ荷物にならず、場所を取らない事が要求される。再利用するコップでは、洗わずに何度も使用すると雑菌が繁殖したり、糖分を含んでいる飲料水の種類によっては、粘ついたり、臭いが残ったりすることにもなるため、使い捨ての方が便利な場合もある。又、災害時に於いては、水の使用が困難な場合も想定されるため、使い捨てコップの使用頻度は高くなる。
【0006】
公共性の高い場所に於いては、ドリンクサーバーでのお茶や冷水等の飲料の提供は、ウイルスや細菌等の感染症予防の観点からも、使用するコップは使い捨ての方が好ましい。
【0007】
外出時に鞄及びリュック等の内部に入れて携帯する場合、現状ではコップの形状のまま携帯することになるため、最低限コップ1個分以上の容積と同等のスペースを必要とし、限られたスペースの一部を占有してしまう。荷物が多い場合や重い荷物と一緒に携帯する場合には、紙製若しくはプラスチック樹脂製の使い捨てのコップは薄くて軟らかいため、そのまま鞄及びリュック等に入れた場合、コップ本体が潰れてしまう恐れがある。
【0008】
伸縮式のコップの場合には、構造の複雑化と製造工程の増加により、必然的に収縮及び伸張できる段数が多くなれば、製造コストは増加する事になる。又、再利用を前提で作られているため使い捨てではない。更に、コップ1個の重量は、使い捨てのコップと比較した場合、どうしても増加してしまう。又、伸縮式のコップの場合、収縮及び折りたたむ際の収納状態は完全にフラットな状態とはならず、立方体や直方体形状となるため分厚くなってしまう。
【0009】
使い捨ての折りたたみコップには、日本国有鉄道の時代から旅客鉄道株式会社各社へ移行後も暫くの間、新幹線や在来線の夜行寝台列車、特急列車、急行列車等の車内に設置の列車用冷水器で使用されていた、封筒型紙コップが幅広く知られている。このコップは、封筒型の三方袋状に形成され、収納時には完全にフラットとなる、折りたたみコップとして理想的な形状である。但し、水を入れた際のコップの形状が非常に不安定なため、コップに入れた水をこぼさないようにするため、常にコップの両サイドを持って、一定の形状の保持に努めながら手に持つ必要があった。
【0010】
昨今の二酸化炭素の排出削減、省資源化、廃プラスチック問題等を考慮した場合、必ずしも使い捨てに限定する必要はなく、プラスチック樹脂製や耐水紙製等のもので、再利用前提での用途も、当然ながら選択肢のひとつとなる。
(【0011】以降は省略されています)

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