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公開番号2023068905
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-18
出願番号2021180355
出願日2021-11-04
発明の名称包装箱
出願人凸版印刷株式会社
代理人
主分類B65D 81/07 20060101AFI20230511BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】物品を収納可能な包装箱において、外部からの衝撃や振動の影響を軽減し、包装箱の内側面と物品との摩擦、衝突を抑止することが可能な支持機構が接着剤を用いることなく、包装箱と一体化している包装箱の提供を課題とする。
【解決手段】紙を組み立てて形成される6面体の外装箱と、その内部に設けられた支持機構とからなり、支持機構は矩形の台紙が2枚連続して形成され、窓枠形状の台紙は、プラスチックフィルムを基材とする積層体が窓部分を覆って窓枠部分で接着されて固定されており、積層体は、窓枠形状の台紙の外側で、端部が外装箱に達して接着面を形成して接着されており、外装箱の内側の面と接着することができ、外装箱の内側には、台紙を両面から挟みこんで固定し、保持する支柱となる部分が4箇所以上設けてあり、重ねた台紙の窓部分に、内容物の物品を挟みこんで固定して収納可能であることを特徴とする、包装箱である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
包装箱であって、
包装箱は、紙を組み立てて形成される6面体の外装箱と、その内部に設けられた支持機構とからなり、
支持機構と外装箱とは、1枚のブランクから形成されており、
支持機構は、矩形の台紙が2枚連続して形成され、
少なくとも1枚の台紙は窓枠形状であり、
窓枠形状の台紙は、プラスチックフィルムを基材とする積層体が窓部分を覆って窓枠部分で接着されて固定されており、
これら2枚の台紙は、台紙と台紙の中間で折り返して重ねることが可能であり、
前記プラスチックフィルムを基材とする積層体は、窓枠形状の台紙の外側で、端部が外装箱に達して接着面を形成して接着されており、
接着面のもう一方の面はさらに包装箱を組み立てた際に接する、外装箱の内側の面と接着することができ、
6面体の外装箱の内側には、重ねた2枚の台紙を両面から挟みこんで固定し、保持する支柱となる部分が4箇所以上設けてあり、
前記折り返して重ねた台紙は、外装箱の内側の底面と天面の間の空間で、前記支柱に接する部分以外は外装箱とは接触することなく、宙に浮いて保持され、
重ねた台紙の窓部分に、内容物の物品を挟みこんで固定して収納可能であることを特徴とする、包装箱。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記プラスチックフィルムを基材とする積層体と外装箱の接着、及びプラスチックフィルムを基材とする積層体同士の接着は、融着であることを特徴とする、請求項1に記載の包装箱。
【請求項3】
前記2枚の台紙は、2枚の台紙の両方が窓枠形状であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の包装箱。
【請求項4】
前記プラスチックフィルムを基材とする積層体は、ポリオレフィン系フィルムを基材とすることを特徴とする、請求項1~請求項3のいずれかに記載の包装箱。
【請求項5】
前記2枚の台紙は、その中央で折り返して重ねた際に、少なくとも窓枠の周囲の1以上の辺をヒートシールして固定してあることを特徴とする、請求項1~請求項4のいずれかに記載の包装箱。
【請求項6】
前記台紙の窓は、1枚の台紙に複数の窓が配置してあり、窓部分にプラスチックフィルムを基材とする積層体が窓枠でシールされて固定されていることを特徴とする、請求項1~請求項5のいずれかに記載の包装箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、包装の用途に供する紙箱に係るものである。特に簡易な構造でありながら、包装される物品を包装箱内面との摩擦、衝突による損傷を回避し、また外部からの衝撃や振動から保護することが可能な、包装箱に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
包装箱は、包装容器のひとつとして、平面の紙を立体に組み立てて作る方法が一般的で、古くから使われてきた。紙は比較的安価なうえ、一定の機械的強度を有しており、一方で切断や打ち抜き、また罫線加工など加工性に富み、精細度の高い印刷、表面コート、ホットスタンプ加工などの表面加飾によって、豊かな意匠性の表現が可能であるなど、包装材料としての利点は多い。
【0003】
紙容器が広範に用いられている背景には、紙容器にはたとえば下記のような特徴、利便性があることがあげられる。
・紙を材料とするために比較的安価である。
・軽量であり、折りたたみも可能で保管、輸送コストが少ない。
・表面に各種印刷が可能であり、意匠性向上、内容物に関する情報表示が容易である。
・一定の耐衝撃性を有し、持ち運びにも便利である。
・植物もしくは木材由来の素材であり、廃棄に際して減容性、焼却性に優れ、環境適合型である。
【0004】
一方で、紙容器として、要求品質も内容物や用途に対応して多岐にわたっており、たとえば、下記のような機能が求められている。
・微生物からの保護、密封性に優れる。
・保存性の向上を目的とした、遮光性、ガスバリア性を有する。
・内容物の外力からの保護を目的とした剛性や強靭性を有する。
・内容物に液体を収納可能である。
・意図しない開封や、改ざん防止機能を備える。
【0005】
したがって、その用途は広範にわたり、たとえば食品の分野では、菓子類やインスタント食品などに用いられており、非食品の分野でも多種多様な日用品に用いられ、あるいは産業用にも広く用いられている。
【0006】
また、特に近年は環境適合型の商品が求められる中、紙の包装箱は木材由来であり、使用後にはリサイクルが可能であり、あるいは焼却も可能であるなど、きわめて環境適合型である。
【0007】
本来包装箱は、包装容器として内部に収納された物品を、外部からの汚染、衝撃から守ることが基本的な機能であるが、それだけではなく、物品によっては、微細な振動や、包装箱内面との摩擦、衝突による損傷をも抑止することが要求される。
【0008】
特許文献1~4において、包装箱中で物品を固定する包装具の各種の提案が示されてはいるが、いずれも物品を固定する包装具は別体となっているため、しっかり固定をしようとする場合には、包装箱に接着剤などで固定する必要があり、構造が複雑である上、煩雑な手間がかかるものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特許第5782663号公報
特開2005-15012号公報
特開平7-330034号公報
特開2006-27632号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、かかる状況に鑑みてなされたものであって、物品を収納可能な包装箱において、外部からの衝撃や振動の影響を軽減し、包装箱の内側面と物品との摩擦、衝突を抑止することが可能な支持機構が、接着剤を用いることなく包装箱と一体化している包装箱の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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