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公開番号2023081385
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-09
出願番号2023032167
出願日2023-03-02
発明の名称脚付きの容器
出願人個人
代理人
主分類B65D 21/02 20060101AFI20230602BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】ネスティング、棒積み及び井桁積みができる脚付きの容器を提供することを課題とする。
【解決手段】単一の凹状の収容部を有し、収容部の上端の周囲に帯状のフランジを有し、フランジの外縁は、短辺と長辺の長さの比が正確に1:2である長方形であり、容器のフランジの下方に、支脚を有し、支脚は、それ自体が1つの位置と90度回転した位置でネスティングが可能な形状をしており、支脚の高さは、容器を棒積み又は井桁積みしたときに上側の容器の収容部の底部が下側の容器のフランジ面より上に来る高さがあり、フランジの上面に脚受部を有し、支脚と脚受部の配置は、容器の長辺を正確に2分した仮想の正方形のうちの一方の3辺のそれぞれに1個以上の支脚と1個以上の脚受部を同じ配列・位置関係で配置し、仮想の正方形のもう一方の3辺には、支脚と脚受部を対応する位置に支脚と脚受部を入れ替えて配置した、構成とした。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
単一の凹状の収容部を有し、
収容部の上端の周囲に帯状のフランジを有し、
フランジの外縁は、短辺と長辺の長さの比が正確に１：２である長方形であり、
容器のフランジの下方に、６以上の支脚を有し、
支脚は、それ自体が1つの位置と９０度回転した位置でネスティングが可能な形状をしており、
支脚の高さは、容器を棒積み又は井桁積みしたときに上側の容器の収容部の底部が下側の容器のフランジ面より上に来る高さがあり、
フランジの上面に、複数の容器を棒積み又は井桁積みしたときに上側の容器の支脚を受け止める脚受部を有し、
支脚と脚受部の配置は、容器の長辺を正確に２分した仮想の正方形のうちの一方の３辺のそれぞれに１個以上の支脚と１個以上の脚受部を同じ配列・位置関係で配置し、仮想の正方形のもう一方の３辺には、支脚と脚受部を対応する位置に支脚と脚受部を入れ替えて配置した、
ネスティング、棒積み及び井桁積みができる容器。
続きを表示（約 51 文字）【請求項２】
仮想の正方形のうちの一方の４隅に支脚を配置した、請求項１に記載の容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
この発明は、ネスティング、棒積み及び井桁積みができる脚付きの容器に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
ネスティング及び棒積みができる脚付きの容器が考案されている。（例えば、特許文献1参照。）
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－１２１８１２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献1の容器は、一般的には井桁積みができない。井桁積みができるためには、容器の平面形状や支脚・脚受部の配置を工夫する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記の課題を解決するために、本発明の脚付きの容器は、単一の凹状の収容部を有し、
収容部の上端の周囲に帯状のフランジを有し、フランジの外縁は、短辺と長辺の長さの比が正確に１：２である長方形であり、容器のフランジの下方に、６以上の支脚を有し、支脚は、それ自体が1つの位置と９０度回転した位置でネスティングが可能な形状をしており、支脚の高さは、容器を棒積み又は井桁積みしたときに上側の容器の収容部の底部が下側の容器のフランジ面より上に来る高さがあり、フランジの上面に、複数の容器を棒積み又は井桁積みしたときに上側の容器の支脚を受け止める脚受部を有し、支脚と脚受部の配置は、容器の長辺を正確に２分した仮想の正方形のうちの一方の３辺のそれぞれに１個以上の支脚と１個以上の脚受部を同じ配列・位置関係で配置し、仮想の正方形のもう一方の３辺には、支脚と脚受部を対応する位置に支脚と脚受部を入れ替えて配置した、構成とした。
【発明の効果】
【０００６】
井桁積みが可能になったことで、多段に積み上げた場合の安定性が増す。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
本発明の容器の実施例の平面図である。
本発明の容器の実施例の側面図である。
本発明の容器の実施例の詳細平面図である。
本発明の容器の実施例の井桁積みの模式図である。
本発明の容器の実施例の井桁積みの斜視図である。
本発明の容器の別の実施形態おける平面図である。
本発明の容器の別の実施形態おける側面図である。
本発明の容器の別の実施形態おける井桁積みの模式図である。
本発明の容器の別の実施形態おける井桁積みの斜視図である。
ネスティングの斜視図である。
棒積みの斜視図である。
支脚及び脚受部の配置例である。
先行技術の容器の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
支脚の形状は、1つの位置と９０度回転した位置でネスティングが可能であればよいが、一般的には正四角錐台や円錐台などが考えられる。支脚の先端に穴を設けると、支脚にゴミや液体が溜まるのを一定程度防いだり、清掃がしやすくなることも考えられる。
【０００９】
脚受部の形状は、支脚の先端の形状に合わせるものとする。
【００１０】
支脚・脚受部の配置について説明する便宜上、容器の長辺を正確に２分したうちの一方をＡ面、他の一方をＢ面と呼び、Ａ面の３辺の支脚と脚受部の全く同じ配列をそれぞれａ配列、Ｂ面の３辺の支脚と脚受部の全く同じ配列をそれぞれｂ配列と呼ぶことにする。ａ配列とｂ配列とは、支脚と脚受部を入れ替えたもので位置は同じである。
こうすることにより、Ａ面をＢ面の上に載せたとき、Ａ面の支脚はその下にＢ面のフランジがある場合はそのＢ面の脚受部に載ることになり、Ｂ面をＡ面の上に載せたとき、Ｂ面の支脚はその下にＡ面のフランジがある場合はそのＡ面の脚受部に載ることになる。（図３参照。）
（【００１１】以降は省略されています）

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