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公開番号2024055478
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162432
出願日2022-10-07
発明の名称工作機械制御装置および工作機械制御方法
出願人株式会社アマダ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G05B 19/409 20060101AFI20240411BHJP(制御;調整)
要約【課題】作業者からの発話内容に基づいて、所望の処理を工作機械に効率良く実行させるための、工作機械制御装置を提供する。
【解決手段】工作機械制御装置は、項目別処理記憶部21と発話内容認識部251と対応処理特定部252と動作制御部253とを備える。項目別処理記憶部21は、制御対象の工作機械が実行する加工作業に関する項目ごとに予め設定された、連続して実行する複数の処理の情報を記憶する。発話内容認識部251は、作業者からの発話内容を認識する。対応処理特定部252は、発話内容認識部251で作業者からの発話内容として所定の加工作業に関する項目が認識されると、項目別処理記憶部21から、認識された項目に対応する複数の処理を特定する。動作制御部253は、特定された複数の処理を、工作機械で連続して実行させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
制御対象の工作機械が実行する加工作業に関する項目ごとに予め設定された、連続して実行する複数の処理の情報を記憶する項目別処理記憶部と、
前記工作機械を操作する作業者からの発話内容を認識する発話内容認識部と、
前記発話内容認識部により、前記作業者からの発話内容として所定の加工作業に関する項目が認識されると、前記項目別処理記憶部から、認識された項目に対応する複数の処理を特定する対応処理特定部と、
前記対応処理特定部で特定された複数の処理を、前記工作機械で連続して実行させる動作制御部と
を備えた工作機械制御装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記動作制御部は、
作業者が手動で1回操作した内容に基づいて、前記項目別処理記憶部に記憶された中の1つの処理を制御対象の工作機械で実行させ、
作業者の1回の発話により認識された所定の加工作業に関する項目に基づいて特定された複数の処理を、制御対象の工作機械で連続して実行させる
請求項1に記載の工作機械制御装置。
【請求項3】
前記工作機械は板金の曲げ加工機であり、
前記所定の加工作業に関する項目は、複数の曲げ工程ごとに設定され、
前記項目ごとに設定される複数の処理は、制御対象の曲げ加工機の処理対象を、対応する曲げ工程に切り替える処理と、処理対象として切り替えられた曲げ工程に関して実行させる処理とを含む
請求項1または2に記載の工作機械制御装置。
【請求項4】
表示装置に通信接続され、
前記工作機械の動作状況ごとに、前記工作機械制御装置が実行可能な処理の情報を記憶する実行可能処理記憶部と、
前記工作機械の動作状況情報を取得し、取得した動作状況情報に対応する実行可能な処理の情報を前記実行可能処理記憶部から取得して前記表示装置に表示させる処理情報取得部と、
をさらに備えた、請求項1に記載の工作機械制御装置。
【請求項5】
工作機械制御装置が、
制御対象の工作機械が実行する加工作業に関する項目ごとに予め設定された、連続して実行する複数の処理の情報を記憶し、
前記工作機械を操作する作業者からの発話内容として所定の加工作業に関する項目を認識すると、記憶した中から、認識した項目に対応する複数の処理を特定し、
特定した複数の処理を、前記工作機械で連続して実行させる、工作機械制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、工作機械制御装置および工作機械制御方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
工作機械を使用する際、作業者は通常、手動作業を伴って加工作業を進めるため、作業者の両手が手動作業のためにふさがっていることが多い。例えば、板金(ワーク)を曲げ加工するためにプレスブレーキを使用する際には、作業者がワークを両手で把持したり、計測器を用いたりしながら作業を進めることがある。そのため、作業を次工程に進めるためのボタン操作がし辛くなる場合がある。
【0003】
これに鑑み、作業者からの作業に関する発話を音声認識し、認識した内容に基づいて工作機械を動作させる制御装置がある(特許文献1参照)。このような制御装置を用いることで、作業者の両手がふさがっていても、容易に次工程に進めるための指示を工作機械に与えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-42420号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、作業者による発話内容を認識して工作機械に所望の処理を実行させるようにすると、誤動作を防ぐために、認識した発話内容が正しいか否かを作業者に確認する工程も必要になる。一方で、工作機械を用いて行う作業項目によっては、目的の操作を完了させるためには複数の処理を順次行うことが必要となる場合がある。
【0006】
この場合、目的の操作を完了させるための複数の処理を1つずつ実行する都度、作業者が次の処理に進むための指示を発話し、制御装置が発話内容を認識し、認識した発話内容が正しいか否かを確認するようにすると、手動操作により処理を実行させる場合よりも多くの時間を要してしまうという問題がある。これに鑑み、作業者からの発話内容に基づいて、所望の処理を工作機械に効率良く実行させることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1またはそれ以上の実施形態の一態様の工作機械制御装置は、制御対象の工作機械が実行する加工作業に関する項目ごとに予め設定された、連続して実行する複数の処理の情報を記憶する項目別処理記憶部と、作業者からの発話内容を認識する発話内容認識部と、前記発話内容認識部により、前記作業者からの発話内容として所定の加工作業に関する項目が認識されると、前記項目別処理記憶部から、認識された項目に対応する複数の処理を特定する対応処理特定部と、前記対応処理特定部で特定された複数の処理を、前記工作機械で連続して実行させる動作制御部とを備える。
【0008】
上述した工作機械制御装置によれば、作業者からの発話内容に基づいて、所定の加工作業に対応する複数の処理を工作機械で連続して効率良く実行させることができる。
【0009】
1またはそれ以上の実施形態の一態様の工作機械制御方法は、工作機械制御装置が、制御対象の工作機械が実行する加工作業に関する項目ごとに予め設定された、連続して実行する複数の処理の情報を記憶し、前記工作機械を操作する作業者からの発話内容として所定の加工作業に関する項目を認識すると、記憶した中から、認識した項目に対応する複数の処理を特定し、特定した複数の処理を、前記工作機械で連続して実行させる。
【0010】
上述した工作機械制御方法によれば、作業者からの発話内容に基づいて、所定の加工作業に対応する複数の処理を工作機械で連続して効率良く実行させることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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