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公開番号2024055457
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162402
出願日2022-10-07
発明の名称工作機械の運転支援装置および工作機械の運転支援方法
出願人株式会社アマダ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G05B 19/409 20060101AFI20240411BHJP(制御;調整)
要約【課題】作業者が工作機械で行う作業を簡易且つ効率良く実行するための支援を行う、工作機械の運転支援装置を提供する。
【解決手段】工作機械の運転支援装置(NC装置20)は、支援情報記憶部21と発話内容認識部241と工程情報取得部242と支援情報取得部243と動作制御部244とを備える。支援情報記憶部21は、工作機械に対する動作指示内容ごと、および工作機械が実行する作業工程ごとに予め設定された、作業者に対する支援情報を記憶する。発話内容認識部241は作業者からの発話内容を認識する。工程情報取得部242は現在実行対象としている作業工程の情報を取得する。支援情報取得部243は、作業者から認識された動作指示および取得された作業工程に対応する支援情報を支援情報記憶部21から取得する。動作制御部244は、取得した支援情報に基づいて、工作機械または作業者が工作機械の操作のために用いる装置を動作させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
制御対象の工作機械に対する動作指示内容ごと、および前記工作機械が実行する作業工程ごとに予め設定された、前記工作機械を操作する作業者の作業を支援するための支援情報を記憶する支援情報記憶部と、
前記作業者からの発話内容を認識する発話内容認識部と、
前記工作機械が実行する複数の作業工程の中で、現在実行対象としている作業工程の情報を取得する工程情報取得部と、
前記発話内容認識部により、前記作業者からの発話内容として前記工作機械に対する動作指示が認識されると、認識された動作指示の内容および前記工程情報取得部で取得された作業工程に対応する支援情報を前記支援情報記憶部から取得する支援情報取得部と、
前記支援情報取得部が取得した支援情報に基づいて、前記工作機械または前記作業者が前記工作機械の操作のために用いる装置を動作させる動作制御部と
を備えた工作機械の運転支援装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記支援情報記憶部は、前記支援情報として、前記工作機械に対する動作指示内容ごとおよび前記工作機械が実行する作業工程ごとに予め設定された、前記工作機械の所定動作の前処理に関する前処理情報を記憶し、
前記支援情報取得部は、前記発話内容認識部により、前記作業者からの発話内容として前記工作機械に対する動作指示内容が認識されると、認識された動作指示内容および前記工程情報取得部で取得された作業工程の情報に対応する前処理情報を前記支援情報記憶部から取得し、
前記動作制御部は、前記支援情報取得部で取得した前処理情報に基づく処理を実行する、請求項1に記載の工作機械の運転支援装置。
【請求項3】
前記工作機械は板金の曲げ加工機であり、
前記支援情報記憶部は、所定の作業工程における曲げ加工の角度補正指示に関する前処理情報として、前記曲げ加工機を曲げ加工の角度補正作業に応じた状態にするための情報を記憶し、
前記支援情報取得部は、前記発話内容認識部が前記作業者からの発話内容として曲げ加工の角度補正指示を認識し、前記工程情報取得部が現在実行対象としている作業工程の情報として前記所定の作業工程の情報を取得すると、前記支援情報記憶部から、前記曲げ加工機を曲げ加工の角度補正作業に応じた状態にするための情報を取得し、
前記動作制御部は、前記支援情報取得部が取得した情報に基づいて、前記曲げ加工機を曲げ加工の角度補正作業に応じた状態にするための動作を実行させる、請求項2に記載の工作機械の運転支援装置。
【請求項4】
前記動作制御部は、前記発話内容認識部により、前記作業者からの発話内容として前記工作機械に対する動作指示が認識されると、認識された動作指示の内容と、前記工程情報取得部で取得された作業工程と、前記作業者との対話処理により認識した次の作業に関する前記作業者の意向とに対応する支援情報を前記支援情報記憶部から取得する、請求項1に記載の工作機械の運転支援装置。
【請求項5】
工作機械の運転支援装置が、
制御対象の工作機械に対する動作指示内容ごと、および前記工作機械が実行する作業工程ごとに予め設定された、前記工作機械を操作する作業者の作業を支援するための支援情報を記憶し、
前記工作機械が実行する複数の作業工程の中で、現在実行対象としている作業工程の情報を取得し、
前記作業者からの発話内容として前記工作機械に対する動作指示を認識すると、認識した動作指示の内容および取得した作業工程の情報に対応する支援情報を記憶した中から取得し、
取得した支援情報に基づいて、前記工作機械または前記作業者が前記工作機械の操作のために用いる装置を動作させる、工作機械の運転支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、工作機械の運転支援装置および工作機械の運転支援方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
工作機械を使用する際、作業者は通常、手動作業を伴って加工作業を進めるため、作業者の両手が手動作業のためにふさがっていることが多い。例えば、板金(ワーク)を曲げ加工するためにプレスブレーキを使用する際には、作業者がワークを両手で把持したり、計測器を用いたりしながら作業を進めることがある。そのため、作業を次工程に進めるための手動によるボタン操作、または制御装置の表示部に表示された作業に関する提供情報の確認がし辛くなる場合がある。
【0003】
これに鑑み、作業者からの作業に関する発話を音声認識し、認識した内容に基づいて工作機械を動作させたり、作業者に提供する情報を音声で出力させたりする制御装置がある(特許文献1参照)。このような制御装置を用いることで、作業者の両手が加工作業のためにふさがっていても、容易に作業に関する情報を認識し、次工程に進めるための指示を工作機械に与えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-42420号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、作業者による作業に関する内容の発話に要する時間は、ボタン操作に要する時間よりも長くなる場合が多い。また、作業者による発話の内容を音声認識してこれに対応する提供情報を特定し、特定した提供情報を音声出力することに要する時間は、作業者が表示部に移動して、表示部に表示された提供情報を視認する時間よりも長くなる場合が多い。
【0006】
そのため、音声情報のやりとりを利用して工作機械での作業を進めるようにすると、作業者の手動操作や移動の回数を低減させることが可能になる一方で、各処理に要する時間が長くなり、結果として生産性が低下するという問題がある。これに鑑み、作業者が簡易且つ効率良く工作機械で行う作業を実行できるよう支援することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1またはそれ以上の実施形態の一態様の工作機械の運転支援装置は、制御対象の工作機械に対する動作指示内容ごと、および前記工作機械が実行する作業工程ごとに予め設定された、前記工作機械を操作する作業者の作業を支援するための支援情報を記憶する支援情報記憶部と、前記作業者からの発話内容を認識する発話内容認識部と、前記工作機械が実行する複数の作業工程の中で、現在実行対象としている作業工程の情報を取得する工程情報取得部と、前記発話内容認識部により、前記作業者からの発話内容として前記工作機械に対する動作指示が認識されると、認識された動作指示の内容および前記工程情報取得部で取得された作業工程に対応する支援情報を前記支援情報記憶部から取得する支援情報取得部と、前記支援情報取得部が取得した支援情報に基づいて、前記工作機械または前記作業者が前記工作機械の操作のために用いる装置を動作させる動作制御部とを備える。
【0008】
1またはそれ以上の実施形態の一態様の工作機械の運転支援方法は、工作機械の運転支援装置が、制御対象の工作機械に対する動作指示内容ごと、および前記工作機械が実行する作業工程ごとに予め設定された、前記工作機械を操作する作業者の作業を支援するための支援情報を記憶し、前記工作機械が実行する複数の作業工程の中で、現在実行対象としている作業工程の情報を取得し、前記作業者からの発話内容として前記工作機械に対する動作指示を認識すると、認識した動作指示の内容および取得した作業工程の情報に対応する支援情報を記憶した中から取得し、取得した支援情報に基づいて、前記工作機械または前記作業者が前記工作機械の操作のために用いる装置を動作させる。
【0009】
上述した工作機械の運転支援装置および工作機械の運転支援方法は、作業者に対し、工作機械で行う作業を簡易且つ効率良く実行するための支援を行うことができる。
【発明の効果】
【0010】
1またはそれ以上の実施形態の工作機械の運転支援装置および工作機械の運転支援方法によれば、作業者が工作機械で行う作業を簡易且つ効率良く実行するための支援を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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