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公開番号2024055354
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162199
出願日2022-10-07
発明の名称動力伝達装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類F16H 57/04 20100101AFI20240411BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】オイルの温度上昇に要する時間を短縮することが可能な動力伝達装置を提供すること。
【解決手段】動力伝達装置1は、オイル2を貯留可能な第1オイル貯留部11と、オイル2を貯留可能な第2オイル貯留部12と、第1オイル貯留部11及び第2オイル貯留部12間を仕切る隔壁13と、を含むケース10と、ケース10内に封入されたオイル2と、第1オイル貯留部11内のオイル2と接触可能な回転部材20と、第2オイル貯留部12内のオイル2を第1オイル貯留部11へ供給可能なオイル供給部52と、を備える。オイル供給部52は、第2オイル貯留部12内のオイル2の第1オイル貯留部11への供給量を調整可能に構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
オイルを貯留可能な第1オイル貯留部と、前記オイルを貯留可能な第2オイル貯留部と、前記第1オイル貯留部及び前記第2オイル貯留部間を仕切る隔壁と、を含むケースと、
前記ケース内に封入された前記オイルと、
前記第1オイル貯留部内の前記オイルと接触可能な回転部材と、
前記第2オイル貯留部内の前記オイルを前記第1オイル貯留部へ供給可能なオイル供給部と、を備え、
前記オイル供給部は、前記第2オイル貯留部内の前記オイルの前記第1オイル貯留部への供給量を調整可能に構成されている、動力伝達装置。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記第2オイル貯留部は、前記第1オイル貯留部の上方に配置されており、
前記回転部材は、前記第1オイル貯留部内における前記オイルを前記第2オイル貯留部に向けて掻き上げる、請求項1に記載の動力伝達装置。
【請求項3】
前記ケース外に設けられており、前記オイルと冷却媒体とを熱交換させることによって前記オイルを冷却することが可能なオイルクーラをさらに備える、請求項1又は2に記載の動力伝達装置。
【請求項4】
前記オイル供給部を制御する制御部をさらに備え、
前記制御部は、前記オイルクーラから流出した前記冷却媒体が供給される機器からの要求を受けたときに前記オイル供給部による前記第2オイル貯留部内の前記オイルの前記第1オイル貯留部への供給量を増大させる、請求項3に記載の動力伝達装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、動力伝達装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特開2020-91001号公報には、ケースと、オイルと、回転部材と、スカベンジングポンプと、フィーディングポンプと、オイルクーラと、を備える動力伝達装置が開示されている。ケースは、第1チャンバと、第2チャンバと、第1チャンバ及び第2チャンバ間を仕切る隔壁と、を有している。回転部材は、第1チャンバに配置されている。第1チャンバ内のオイルは、スカベンジングポンプにより第2チャンバに送られ、第2チャンバ内のオイルは、フィーディングポンプによりオイルクーラに送られる。オイルクーラから流出したオイルは、回転部材やギア等に供給され、各チャンバに流入する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-91001号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特開2020-91001号公報に記載される動力伝達装置において、例えば、オイルの温度が低いような場合、オイルの粘度が高まってしまうため早期にオイルの温度を上げることが望ましい。
【0005】
本開示の目的の一つは、オイルの温度上昇に要する時間を短縮することが可能な動力伝達装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一局面に従った動力伝達装置は、オイルを貯留可能な第1オイル貯留部と、前記オイルを貯留可能な第2オイル貯留部と、前記第1オイル貯留部及び前記第2オイル貯留部間を仕切る隔壁と、を含むケースと、前記ケース内に封入された前記オイルと、前記第1オイル貯留部内の前記オイルと接触可能な回転部材と、前記第2オイル貯留部内の前記オイルを前記第1オイル貯留部へ供給可能なオイル供給部と、を備え、前記オイル供給部は、前記第2オイル貯留部内の前記オイルの前記第1オイル貯留部への供給量を調整可能に構成されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、オイルの温度上昇に要する時間を短縮することが可能な動力伝達装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第1実施形態における動力伝達装置を概略的に示す図である。
オイル供給部による第2オイル貯留部内のオイルの第1オイル貯留部への供給量が増大した状態における動力伝達装置を概略的に示す図である。
本開示の第2実施形態における動力伝達装置を概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
【0010】
(第1実施形態)
図1は、本開示の第1実施形態における動力伝達装置を概略的に示す図である。動力伝達装置1は、車両に搭載されるトランスアスクルや、モータを内蔵した駆動ユニットに好ましく適用される。動力伝達装置1は、動力源(図示略)が出力するトルクを駆動軸等の出力部材に伝達する。
(【0011】以降は省略されています)

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