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公開番号2024054050
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2022175041
出願日2022-10-04
発明の名称粉末食品を定量ずつ出せる容器
出願人個人
代理人
主分類B65D 83/06 20060101AFI20240409BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】本発明は、粉末食品を定量ずつ出せる容器を提供する。
【解決手段】ボトルに入れた粉末食品等が定量ずつ入る同じ容積の貫通孔を複数個あけたシリンダー部と、そのシリンダー部の排出側にはシリンダー部の排出口以外の孔を塞ぐ排出側孔塞ぎプレートを、シリンダー部の充填側にはシリンダー部の充填口以外の孔を塞ぐ充填側孔塞ぎプレートをそれぞれ設け、シリンダー部が自在に回転するように、それらを軸材で連結するとともに、その軸材を取外し式とすることにより、貫通孔の容積が異なる別のタイプのシリンダー部への交換も可能な機構とし、さらに、定量ずつ排出できる「定量排出口」と、目分量で好みの量を排出できる「フリー排出口」の2種類の排出口を設けたことを特徴とする粉末食品を定量ずつ出せる容器である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ボトルに入れた粉末食品等が定量ずつ入る同じ容積の貫通孔を複数個あけたシリンダー部と、そのシリンダー部の排出側にはシリンダー部の排出口以外の孔を塞ぐ排出側孔塞ぎプレートを、シリンダー部の充填側にはシリンダー部の充填口以外の孔を塞ぐ充填側孔塞ぎプレートをそれぞれ設け、シリンダー部が自在に回転するように、それらを軸材で連結したことを特徴とする粉末食品を定量ずつ出せる容器である。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
軸材を取外し式とすることにより、貫通孔の容積が異なる別のタイプのシリンダー部への交換も可能な機構であることを特徴とする粉末食品を定量ずつ出せる容器である。
【請求項3】
定量ずつ排出できる「定量排出口」と、目分量で好みの量を排出できる「フリー排出口」の2種類の排出口を設けたことを特徴とする粉末食品を定量ずつ出せる容器である。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粉末食品を定量ずつ出せる容器に関するものである。
続きを表示(約 3,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来は、「注口つきキャップ」部材を手で掴んで回転を停止させたまま、もう一方の手で「一体をなす仕切り板つきキャップとボトル部材」側を掴んで回転させることで定量の粉末が出る仕組みの容器であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-021779号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
次のような問題点があった。
(イ)「注口つきキャップ」部材を手で掴んで回転を停止させたまま、もう一方の手で、「一体をなす仕切り板つきキャップとボトル部材」側を掴んで回転させることで
定量ずつ粉末が出る仕組みのため、粉末が入ったボトル側を回転させる必要があり、ボトルの容量が多い場合、回転させる側のボトル自体が大きく、かつ重くなるため、操作しづらくなる傾向があった。
(ロ)仕切り板つきキャップ部の定量ずつ入る計量室は、π/2ごとに薄い仕切り板で仕切られており、定量ずつ出すために、ボトルを90度ずつ回転する必要があった。
(ハ)「注口つきキャップ」部に設けた外ラチェットと「仕切り板つきキャップ」部に設けた内ラチェットが噛み合うことによって、計量室ごとの回転位置を知る仕組みであるため、操作時にラチェット部が外から見えず、視覚での認識ができない。
(ニ)仕切り板で計量室を形成した仕切り板つきキャップとボトルが一体をなすため、計量室に入る容量は設定された1つのパターンに限定されていた。
(ホ)排出は、定量での排出に限られていた。
本発明はこれらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
・ボトルに入れた粉末食品が、定量ずつ入る同じ容積の貫通孔を、複数個あけた回転式 のシリンダーを設ける。
・シリンダーの排出側には、シリンダー部からの排出口部分を切り欠き、それ以外の孔 部分を塞ぐ「排出側孔塞ぎプレート」を設ける。
・シリンダーの充填側には、シリンダー部への充填口部分を切り欠き、それ以外の孔部分を塞ぐ「充填側孔塞ぎプレート」を設ける。
・キャップ本体に「排出側孔塞ぎプレート」と「シリンダー部」と「充填側孔塞ぎプレート」を、シリンダー部が自在に回転するように、取外し式の軸材で連結する。
・軸材を取外し式とすることにより、貫通孔の容積が異なる別のタイプのシリンダー部への交換も可能な機構とする。
・定量ずつ排出できる「定量排出口」と、目分量で好みの量を排出できる「フリー排出口」の2種類の排出口を設ける。
以上を特徴とする粉末食品を定量ずつ出せる容器である。
【発明の効果】
【0006】
(イ)粉末が入ったボトル部を手で掴んで固定し、もう一方の手で掴んだシリンダー部を回転する機構により、容器の太さや重さによる操作性への影響がなくなり、使いやすくなる。
(ロ)シリンダー部の定量が入る貫通孔間の隔壁に厚みを設けたことにより、キャップ本体側の排出口とシリンダー側の貫通孔の位置が合わせやすくなる。
(ハ)シリンダー部の外周に指掛かりのくぼみを貫通孔間の隔壁の位置に合わせて設けたことにより、シリンダー部を回転させる際にくぼみ部分を直接視認でき、貫通孔1孔分の認識が容易になり、使いやすくなる。
(ニ)シリンダー部を交換式にすることにより、同じボトルのままでも、定量ずつ出せる容量を変更することができ、自由に選択して使用することが可能になる。
(ホ)定量ずつ出して使いたいときは「定量排出口」、目分量で好みの量を出して使いたいときは「フリー排出口」と、自由に選択して使用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の平面図である。
本発明の立面図である。
本発明のA-A断面図(縦断面図)である。
本発明のB-B断面図(排出側孔塞ぎプレート横断面図)である。
本発明のC-C断面図(シリンダー部横断面図)である。
本発明のD-D断面図(充填側孔塞ぎプレート横断面図)である。
本発明のE-E断面図(容器を上下逆さにして粉末食品をシリンダー部に充填した状態の縦断面図)である。
本発明のF-F断面図(容器を上下逆さにして粉末食品をシリンダー部に充填した状態の横断面図)である。
本発明のG-G断面図(容器を上下逆さにして粉末食品をシリンダー部に充填して回し、定量ずつ排出している時の縦断面図)である。
本発明のH-H断面図(容器を上下逆さにして粉末食品をシリンダー部に充填して回し、定量ずつ排出している時の横断面図)である。
本発明の定量排出時の使用手順図である。
本発明のJ-J断面図(容器を上下逆さにして、粉末食品をシリンダー部の貫通孔経由で、目分量でフリー排出口から排出している時の縦断面図)である。
本発明のK-K断面図(容器を上下逆さにして、粉末食品をシリンダー部の貫通孔経由で、目分量でフリー排出口から排出している時の横断面図)である。
本発明のフリー排出時の使用手順図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
(イ)キャップ本体(1)上面に設けた、定量排出口(4)やフリー排出口(5)からボトル(13)内に埃や虫が侵入するのを防止するために、開閉式の蓋(2)・(3)を設ける。
(ロ)ボトル(13)に入れた粉末食品(14)が、定量ずつ入る同じ容積の貫通孔(7)を複数個あけた回転式のシリンダー部(6)を設ける。
(ハ)シリンダー部(6)の外周には、指掛かりのくぼみ(8)を貫通孔(7)と貫通孔(7)の間ごとに等間隔で設ける。
(ヘ)シリンダー部(6)の排出側には、定量排出口(4)とフリー排出口(5)以外の貫通孔(7)を塞ぐ排出側孔塞ぎプレート(9)を設ける。
(ト)シリンダー部(6)の充填側には、充填口(11)以外の貫通孔(7)を塞ぐ充填側孔塞ぎプレート(10)を設ける。
(チ)キャップ本体(1)には、排出側孔塞ぎプレート(10)と、シリンダー部(6)と、充填側孔塞ぎプレート(11)を、取外し式の軸材(12)で、シリンダー部(6)が回転するように連結する。
本発明は以上のような構成である。
次に、本発明の使用について説明する。
(リ)定量排出時の使用手順は図11の通り、キャップ本体(1)上部に設けた定量排出口部用の開閉式の蓋(2)をあけ、粉末食材(14)を入れた容器を上下逆さにし、シリンダー部(6)外周の指掛かりのくぼみ(8)を目安にして、シリンダー部(6)を1孔分ずつ回転するとボトル(13)内の粉末食品(14)が、定量排出口(4)から、定量ずつ排出される。
(ヌ)目分量で出して使用するフリー排出時の使用手順は図14の通り、キャップ本体(1)上部に設けたフリー排出口部用の開閉式の蓋(3)をあけ、粉末食材(14)を入れた容器を上下逆さにすると、ボトル(13)内の粉末食品(14)が、充填口(11)に面したシリンダー(6)の貫通孔(7)を通過し、フリー排出口(5)から、連続して排出される。
(ル)粉末食品は、飲料パウダー、調味料、小麦粉など、定量で出せるものに対応する。
(ヲ)シリンダー1孔分の容量は、小さじ(1/8杯分、1/4杯分、1/2杯分、3/4杯分、1杯分、2杯分など)や、大さじ(1杯分など)、あるいは任意で指定した数量とし、シリンダー部の孔の「形」、「大きさ」、「数」、シリンダー部の「厚さ寸法」で調整し、設定する。
【符号の説明】
【0009】
1 キャップ本体
2 定量排出口部用の開閉式の蓋(埃・虫の侵入防止用)
3 フリー排出口部用の開閉式の蓋(埃・虫の侵入防止用)
4 定量排出口
5 フリー排出口
6 シリンダー部
7 同じ容積の貫通孔
8 指掛かりのくぼみ
9 排出側孔塞ぎプレート
10 充填側孔塞ぎプレート
11 充填口
12 取外し式の軸材
13 ボトル
14 粉末食品

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