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公開番号2024054000
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2022160557
出願日2022-10-04
発明の名称画像処理装置、画像形成装置、プログラムおよび画像処理方法
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H04N 1/401 20060101AFI20240409BHJP(電気通信技術)
要約【課題】別紙を給紙することなく、相対的な閾値を用いて画像読取部に対するあらゆる汚れを検出し、読取画像への汚れの影響を排除する。
【解決手段】複数のインクジェットヘッドを有するラインヘッドにより記録媒体に形成される複数の階調の濃度領域を有する基準画像を画像読取部で読み取った読取画像における同一濃度領域の画素値の標準偏差から算出した相対的な閾値を用いて、前記画像読取部に対する汚れを検出する第1汚れ検出部と、前記読取画像における前記複数のインクジェットヘッドごとに分割されたエリアの画素値の標準偏差から算出した相対的な閾値を用いて、前記画像読取部に対する汚れを検出する第2汚れ検出部と、前記第1汚れ検出部と前記第2汚れ検出部との少なくとも何れか一方で汚れがあると判定された場合、前記読取画像に対する汚れの影響を排除する汚れ処理部と、を備える。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
複数のインクジェットヘッドを有するラインヘッドにより記録媒体に形成される複数の階調の濃度領域を有する基準画像を画像読取部で読み取った読取画像における同一濃度領域の画素値の標準偏差から算出した相対的な閾値を用いて、前記画像読取部に対する汚れを検出する第1汚れ検出部と、
前記読取画像における前記複数のインクジェットヘッドごとに分割されたエリアの画素値の標準偏差から算出した相対的な閾値を用いて、前記画像読取部に対する汚れを検出する第2汚れ検出部と、
前記第1汚れ検出部と前記第2汚れ検出部との少なくとも何れか一方で汚れがあると判定された場合、前記読取画像に対する汚れの影響を排除する汚れ処理部と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1汚れ検出部および前記第2汚れ検出部は、前記画像読取部に対する汚れとして、白汚れと黒汚れとを検出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記汚れ処理部は、前記第1汚れ検出部と前記第2汚れ検出部との少なくとも何れか一方で汚れがあると判定された画素値を、汚れのない画素値に置き換える、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記汚れ処理部は、前記汚れのない画素値を、汚れではないと判定された画素値の平均値とする、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記基準画像は、前記記録媒体に形成される画像全体の濃度のムラを補正する濃度均一化処理に用いられる調整チャートであって、
前記第1汚れ検出部および前記第2汚れ検出部による前記画像読取部に対する汚れの検出処理は、前記濃度均一化処理の一部で実行される、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
請求項1ないし5の何れか一項に記載の画像処理装置と、
画像形成部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
コンピュータを、
複数のインクジェットヘッドを有するラインヘッドにより記録媒体に形成される複数の階調の濃度領域を有する基準画像を画像読取部で読み取った読取画像における同一濃度領域の画素値の標準偏差から算出した相対的な閾値を用いて、前記画像読取部に対する汚れを検出する第1汚れ検出部と、
前記読取画像における前記複数のインクジェットヘッドごとに分割されたエリアの画素値の標準偏差から算出した相対的な閾値を用いて、前記画像読取部に対する汚れを検出する第2汚れ検出部と、
前記第1汚れ検出部と前記第2汚れ検出部との少なくとも何れか一方で汚れがあると判定された場合、前記読取画像に対する汚れの影響を排除する汚れ処理部と、
として機能させるためのプログラム。
【請求項8】
第1汚れ検出部が、複数のインクジェットヘッドを有するラインヘッドにより記録媒体に形成される複数の階調の濃度領域を有する基準画像を画像読取部で読み取った読取画像における同一濃度領域の画素値の標準偏差から算出した相対的な閾値を用いて、前記画像読取部に対する汚れを検出する第1汚れ検出ステップと、
第2汚れ検出部が、前記読取画像における前記複数のインクジェットヘッドごとに分割されたエリアの画素値の標準偏差から算出した相対的な閾値を用いて、前記画像読取部に対する汚れを検出する第2汚れ検出ステップと、
汚れ処理部が、前記第1汚れ検出ステップと前記第2汚れ検出ステップとの少なくとも何れか一方で汚れがあると判定された場合、前記読取画像に対する汚れの影響を排除する汚れ処理ステップと、
を含むことを特徴とする画像処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像形成装置、プログラムおよび画像処理方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、画像読取部において、予め決めた閾値を用いて検出した白汚れまたは黒汚れの画素値を置き換えることで、汚れによる読取画像への影響を排除する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来技術によれば、閾値は絶対的な値であるため、決めた値によっては汚れを十分に検出できない場合がある。
【0004】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、別紙を給紙することなく、相対的な閾値を用いて画像読取部に対するあらゆる汚れを検出し、読取画像への汚れの影響を排除することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数のインクジェットヘッドを有するラインヘッドにより記録媒体に形成される複数の階調の濃度領域を有する基準画像を画像読取部で読み取った読取画像における同一濃度領域の画素値の標準偏差から算出した相対的な閾値を用いて、前記画像読取部に対する汚れを検出する第1汚れ検出部と、前記読取画像における前記複数のインクジェットヘッドごとに分割されたエリアの画素値の標準偏差から算出した相対的な閾値を用いて、前記画像読取部に対する汚れを検出する第2汚れ検出部と、前記第1汚れ検出部と前記第2汚れ検出部との少なくとも何れか一方で汚れがあると判定された場合、前記読取画像に対する汚れの影響を排除する汚れ処理部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、別紙を給紙することなく、相対的な閾値を用いて画像読取部に対するあらゆる汚れを検出し、読取画像への汚れの影響を排除することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態にかかる印刷システムのシステム構成の一例を示す図である。
図2は、印刷装置の構成の一例を示す図である。
図3は、印刷装置が有する作像ユニットの構成の一例を示す図である。
図4は、印刷装置が有するラインヘッド内のインクジェットヘッドの配置例を示す図である。
図5は、濃度均一化処理に用いる調整チャートの一例を示す図である。
図6は、印刷装置が有するインラインセンサの構成の一例を示す図である。
図7は、印刷装置のハードウエア構成の一例を示す図である。
図8は、印刷装置の機能構成を示す機能ブロック図である。
図9は、濃度均一化処理部の汚れ検出処理にかかる機能構成を示すブロック図である。
図10は、第1汚れ検出部および第2汚れ検出部における画像の汚れ検出可能範囲を示す図である。
図11は、第1汚れ検出部における画素値の標準偏差の算出範囲を示す図である。
図12は、第2汚れ検出部における画素値の標準偏差の算出範囲を示す図である。
図13は、濃度均一化処理部における汚れ検出処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に添付図面を参照して、画像処理装置、画像形成装置、プログラムおよび画像処理方法の実施の形態を詳細に説明する。
【0009】
図1は、実施形態にかかる印刷システム1のシステム構成の一例を示す図である。
【0010】
図1に示すように、印刷システム1は、通信端末10および印刷処理システム2によって構成される。印刷システム1は、画像形成システムの一例である。また、印刷処理システム2は、印刷制御装置(DFE(Digital Front End)サーバ)30および印刷装置50を有している。印刷処理システム2は、画像形成処理システムの一例である。
(【0011】以降は省略されています)

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