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公開番号2024051138
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2024029680,2020563860
出願日2024-02-29,2019-11-19
発明の名称位置検出装置及び位置検出方法
出願人株式会社ワコム
代理人弁理士法人そらおと
主分類G06F 3/046 20060101AFI20240403BHJP(計算;計数)
要約【課題】第1の位置指示器のローカルスキャンに移行した後であっても、第2の位置指示器の位置を検出できるようにする。
【解決手段】位置検出装置1は、センサ10と、位置指示器2bによって指示された第1の位置及び位置指示器2aによって指示された第2の位置をセンサ10を介して検出するセンサコントローラ20とを備える。センサコントローラ20は、第1の位置又は第2の位置を検出したことにより検出済みの位置の近傍領域での位置検出であるローカルスキャンに移行した場合に、該ローカルスキャンで使用する周波数が第2の周波数であるか否かを判定し、該ローカルスキャンで使用する周波数が第2の周波数でないと判定した場合、第2の周波数による位置検出を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
センサと、
第1の周波数を用いる第1の位置指示器によって指示される第1の位置、及び、第2の周波数を用いる第2の位置指示器によって指示される第2の位置を、前記センサを介して検出するコントローラとを備え、
前記コントローラは、
前記第1の位置又は前記第2の位置を検出したことにより検出済みの位置の近傍領域での位置検出であるローカルスキャンに移行した場合に、該ローカルスキャンで使用する周波数が前記第2の周波数であるか否かを判定し、
前記ローカルスキャンで使用する周波数が前記第2の周波数でないと判定した場合、前記第2の周波数による位置検出を行う、
ことを特徴とする位置検出装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記第2の周波数による位置検出は、前記センサの全体をスキャンするグローバルスキャンの一部である部分グローバルスキャンであり、
前記コントローラは、前記ローカルスキャンと前記部分グローバルスキャンとを交互に行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。
【請求項3】
前記コントローラは、前記部分グローバルスキャンの実行により前記第2の位置指示器を検出した場合に、前記グローバルスキャンを実行する、
ことを特徴とする請求項2に記載の位置検出装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
前記グローバルスキャンを実行した場合に、前記部分グローバルスキャンの実行により前記第2の位置指示器を検出したことに応じて該グローバルスキャンを実行したか否かを判定し、
前記部分グローバルスキャンの実行により前記第2の位置指示器を検出したことに応じて該グローバルスキャンを実行したと判定した場合、前記グローバルスキャンが前記第2の周波数で行われていない場合の前記ローカルスキャンへの移行を制限する、
ことを特徴とする請求項3に記載の位置検出装置。
【請求項5】
第1の周波数を用いる第1の位置指示器によって指示された第1の位置,及び第2の周波数を用いる第2の位置指示器によって指示された第2の位置を、センサを介して検出する位置検出方法であって、
前記第1の位置又は前記第2の位置を検出したことにより検出済みの位置の近傍領域での位置検出であるローカルスキャンに移行した場合に、該ローカルスキャンで使用する周波数が前記第2の周波数であるか否かを判定し、
前記ローカルスキャンで使用する周波数が前記第2の周波数でないと判定した場合、前記ローカルスキャンと前記第2の周波数による位置検出とを交互に行う、
ことを特徴とする位置検出方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は位置検出装置及び位置検出方法に関し、特に、複数の位置指示器それぞれで指示される位置を適切に検出する位置検出装置及び位置検出方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
タブレット端末やスマートフォンなどの電子機器の入力デバイスとして、電磁誘導方式の入力装置が知られている。この種の入力装置は、例えばペン型に形成された位置指示器と、平板状の入力面を有する位置検出装置とを含んで構成される。ユーザは、位置指示器を手に持ち、あたかも紙面に文字や絵を書くかのように入力面上で位置指示器を摺動させることにより、入力操作を行う。
【0003】
位置指示器は、インダクタ及びキャパシタを含む共振回路を有して構成される。また、位置検出装置は、入力面内に配設された複数のループコイルを有して構成される。位置検出装置による位置指示器の位置検出について簡単に説明すると、まず初めに、位置検出装置がいずれかのループコイルから磁界を発生させる。すると、位置指示器のインダクタに誘導電力が発生し、キャパシタが充電される。その後、位置検出装置が磁界を消失させると、位置指示器から、キャパシタに充電された電力を利用して反射信号が送信される。位置検出装置は、こうして送信された反射信号の各ループコイルでの受信強度を判定することにより、入力面内における位置指示器の位置を検出する。
【0004】
特許文献1には、両端に共振回路を設けた位置指示器が開示されている。両端の共振回路は、位置検出装置からの信号に対する反射信号の位相が互いに異なるように構成されており、したがって、位置検出装置はこれらを区別して検出することができる。その結果、例えば一端をペンとして取り扱い、他端を消しゴムとして取り扱うことができるので、ユーザは、あたかも消しゴム付きの鉛筆を使っているような感覚で位置指示器を用いることが可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平8-69350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、通常の文房具においては、鉛筆の後端に設けられた消しゴムだけでなく、鉛筆とは別体の消しゴムも多く用いられる。そこで本願の発明者は、位置指示器についても、消しゴム機能を有する位置指示器とペン機能を有する位置指示器とを別のデバイスにすることを検討している。この場合、それぞれの位置指示器によって指示される位置を区別して検出するために、一例として、次のような位置検出方法の採用が考えられる。各位置指示器に異なる共振周波数を割り当て、初めにそれぞれの共振周波数を用いたグローバルスキャン(センサ全体のスキャン)を時分割で行い、グローバルスキャンによっていずれかの位置指示器によって指示された位置が検出された場合に、その位置指示器によって指示された位置のローカルスキャン(センサのうち検出済みの位置の近傍領域のスキャン)に移行する、という位置検出方法の採用が考えられる。
【0007】
しかしながら、このような位置検出方法を採用する場合、ある位置指示器によって指示された位置を検出した後には、他の位置指示器によって指示された位置の検出が行えなくなってしまう。したがって、ある位置指示器によって指示された位置が検出された場合であっても、他の位置指示器によって指示された位置の検出を行えるようにすることが求められていた。一例として、消しゴム機能を有する位置指示器によって指示された位置が検出された場合であっても、ペン機能を有する位置指示器が接近した場合にはペンである位置指示器によって指示された位置の検出を行えるようにすることが求められていた。
【0008】
したがって、本発明の目的の一つは、複数の位置指示器それぞれで指示される位置を状況に応じて適切に検出することのできる位置検出装置及び位置検出方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の位置検出装置は、センサと、第1の位置指示器によって指示された第1の位置及び第2の位置指示器によって指示された第2の位置を前記センサを介して検出するコントローラとを備え、前記コントローラは、前記第1の位置及び前記第2の位置のいずれも検出していない状態から前記第1の位置を検出した状態に移行した後には、前記第1の位置の検出を継続しつつ前記第2の位置の検出を停止する一方、前記第1の位置及び前記第2の位置のいずれも検出していない状態から前記第2の位置を検出した状態に移行した後には、前記第2の位置の検出及び前記第1の位置の検出の両方を継続する、ことを特徴とする。
【0010】
本発明の位置検出方法は、第1の位置指示器によって指示された第1の位置及び第2の位置指示器によって指示された第2の位置をセンサを介して検出する位置検出方法であって、前記第1の位置及び前記第2の位置のいずれも検出していない状態から前記第1の位置を検出した状態に移行した後に、前記第1の位置の検出を継続しつつ前記第2の位置の検出を停止する一方、前記第1の位置及び前記第2の位置のいずれも検出していない状態から前記第2の位置を検出した状態に移行した後に、前記第2の位置の検出及び前記第1の位置の検出の両方を継続する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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