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公開番号2024048867
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022155001
出願日2022-09-28
発明の名称ガスケット
出願人内山工業株式会社
代理人協明国際弁理士法人
主分類F16J 15/10 20060101AFI20240402BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】複数の分割構成材が連結されることによって構成されるとともに、連結された分割構成材の分離が抑制されたガスケットを提供する。
【解決手段】相互に合体される第1部材4及び第2部材5間に圧縮状態で介在され、第1分割構成材2と第2分割構成材3とが連結されて構成されるガスケット1であって、前記第1分割構成材は、長手方向の端部に設けられた第1嵌入部21と、該第1嵌入部の長手方向に隣接するとともに前記第1部材側が開口した第1嵌受部22とを備え、前記第2分割構成材は、長手方向の端部に設けられた第2嵌入部31と、該第2嵌入部の長手方向に隣接するとともに前記第2部材側が開口した第2嵌受部32とを備え、前記第1嵌入部が前記第2嵌受部に嵌合され、前記第2嵌入部が前記第1嵌受部に嵌合されることで前記第1分割構成材と前記第2分割構成材とが連結される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
相互に合体される第1部材及び第2部材間に圧縮状態で介在され、第1分割構成材と第2分割構成材とが連結されて構成されるガスケットであって、
前記第1分割構成材は、長手方向の端部に設けられた第1嵌入部と、該第1嵌入部の長手方向に隣接するとともに前記第1部材側が開口した第1嵌受部とを備え、
前記第2分割構成材は、長手方向の端部に設けられた第2嵌入部と、該第2嵌入部の長手方向に隣接するとともに前記第2部材側が開口した第2嵌受部とを備え、
前記第1嵌入部が前記第2嵌受部に嵌合され、前記第2嵌入部が前記第1嵌受部に嵌合されることで前記第1分割構成材と前記第2分割構成材とが連結されることを特徴とするガスケット。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記第2嵌受部は、前記第1部材側の一部が幅方向に拡幅する凹所を備え、
前記第1嵌入部は、前記第1部材側の一部が幅方向に拡幅する拡幅部を備え、
前記拡幅部は、前記凹所に嵌合されることを特徴とするガスケット。
【請求項3】
請求項1又は請求項2において、
前記第1嵌入部は、前記第2嵌受部に接触する接触面に係合部を備え、
前記第2嵌受部は、前記第1嵌入部に接触する接触面に、前記係合部と係合する被係合部を備えることを特徴とするガスケット。
【請求項4】
請求項3において、
前記被係合部は、前記第2嵌入部の長手方向の一方側の面から前記第2嵌受部にかけて形成されていることを特徴とするガスケット。
【請求項5】
請求項1又は請求項2において、
前記第2分割構成材は、幅方向に拡幅するとともに前記第2部材に当接する当接面を有する支持部を備え、
前記支持部は、前記当接面が前記第1嵌入部の第2部材に対向する対向面と隙間を介して幅方向に隣接していることを特徴とするガスケット。
【請求項6】
請求項1又は請求項2において、
長手方向の両端部に前記第1嵌入部及び前記第1嵌受部がそれぞれ設けられた前記第1分割構成材と、長手方向の両端部に前記第2嵌入部及び前記第2嵌受部がそれぞれ設けられた前記第2分割構成材とを組み合わせて構成されることを特徴とするガスケット。
【請求項7】
請求項1又は請求項2において、
前記第1分割構成材は、前記第1嵌入部及び前記第1嵌受部が設けられた端部とは長手方向の反対側の端部に、前記第2嵌入部及び前記第2嵌受部が設けられ、前記第2分割構成材を兼ねることを特徴とするガスケット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、相互に合体される第1部材及び第2部材間に圧縮状態で介在され、複数の分割構成材同士が嵌合して構成される環状のガスケットに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、内燃機関のエンジンブロックとオイルパンとの対向面間などに介装され、2部材を締結することによって2部材の対向面間を密封する環状のガスケットが知られている。
【0003】
このようなガスケットでは、歩留まりの改善や設備の小型化のために、下記特許文献1,2のように、複数の分割構成材を連結させることで環状に構成するものが知られている。
【0004】
特許文献1では、ボルト孔と同心円状に形成した凸部を備える端部と、この凸部に適合するように形成した円弧状の凹部を備える端部とを嵌合させることによって、環状のガスケットを構成している。また。特許文献2では、連続する凹凸の端部を有する複数の分割構成材の端部同士を突き合わせた状態で2部材に挟持されることで、圧縮変形して対向する端部同士の凹凸間の隙間を埋めるガスケットを構成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開平4-128565号公報
特開2003-278916号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら特許文献1では、複数の分割構成材を連結させた状態でのガスケットの輸送やガスケットの組付け時に、外力によって複数の分割構成材同士が分離してしまうおそれがある。特許文献2では、2部材に挟持されて弾性変形された状態でなければ複数の分割構成材が分離してしまうおそれがあるため、連結させたガスケット単体の輸送を想定していない。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数の分割構成材が連結されることによって構成されるとともに、連結された分割構成材の分離が抑制されたガスケットを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明のガスケットは、相互に合体される第1部材及び第2部材間に圧縮状態で介在され、第1分割構成材と第2分割構成材とが連結されて構成されるガスケットであって、前記第1分割構成材は、長手方向の端部に設けられた第1嵌入部と、該第1嵌入部の長手方向に隣接するとともに前記第1部材側が開口した第1嵌受部とを備え、前記第2分割構成材は、長手方向の端部に設けられた第2嵌入部と、該第2嵌入部の長手方向に隣接するとともに前記第2部材側が開口した第2嵌受部とを備え、前記第1嵌入部が前記第2嵌受部に嵌合され、前記第2嵌入部が前記第1嵌受部に嵌合されることで前記第1分割構成材と前記第2分割構成材とが連結されることを特徴とする。
【0009】
上記ガスケットにおいて、前記第2嵌受部は、前記第1部材側の一部が幅方向に拡幅する凹所を備え、前記第1嵌入部は、前記第1部材側の一部が幅方向に拡幅する拡幅部を備え、前記拡幅部は、前記凹所に嵌合されてもよい。
【0010】
また、上記ガスケットにおいて、前記第1嵌入部は、前記第2嵌受部に接触する接触面に係合部を備え、前記第2嵌受部は、前記第1嵌入部に接触する接触面に、前記係合部と係合する被係合部を備えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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