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公開番号2024048675
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154722
出願日2022-09-28
発明の名称流路切替装置
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類F16K 11/074 20060101AFI20240402BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】シール部材によるシール性を確保できる流路切替装置を提供すること。
【解決手段】本開示の一態様は、流路切替装置1において、回転ディスク40に設けられ、ハウジング11や固定ディスク50に接触して流入流路20や固定ディスク連通路70と当該流入流路20や固定ディスク連通路70に連通する回転ディスク連通路60との間を封止するシール部材81を有し、回転ディスク40を時計回りに回転させて、流路パターンを複数回切り替えた後、回転ディスク40を反時計回りに回転させて、流路パターンを複数回切り替える。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
固定部材と、
回転軸を中心に回転する回転部材と、
を有し、
前記固定部材は、固定部材流路を複数備え、
前記回転部材は、当該回転部材を前記回転軸の方向に貫通し前記固定部材流路と連通可能な回転部材連通路を複数備え、
前記回転部材を回転させて、連通させる前記固定部材流路と前記回転部材連通路との組み合わせを切り替えることにより、流体が流れる流路パターンを切り替える流路切替装置において、
前記回転部材に設けられ、前記固定部材に接触して前記固定部材流路と当該固定部材流路に連通する前記回転部材連通路との間を封止するシール部材を有し、
前記回転部材を前記回転軸を中心とする円周方向の一方の向きに回転させて、前記流路パターンを複数回切り替えた後、
前記回転部材を前記円周方向の他方の向きに回転させて、前記流路パターンを複数回切り替えること、
を特徴とする流路切替装置。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
請求項1の流路切替装置において、
Xは4以上の整数であって、
前記回転部材を前記円周方向の一方の向きに360度回転させると、前記流路パターンがX回切り替わる場合に、
前記回転部材を前記円周方向の一方の向きに回転させて、前記流路パターンを(X-1)回切り替えた後、
前記回転部材を前記円周方向の他方の向きに回転させて、前記流路パターンを(X-1)回切り替えること、
を特徴とする流路切替装置。
【請求項3】
固定部材と、
回転軸を中心に回転する回転部材と、
を有し、
前記固定部材は、固定部材流路を複数備え、
前記回転部材は、当該回転部材を前記回転軸の方向に貫通し前記固定部材流路と連通可能な回転部材連通路を複数備え、
前記回転部材を回転させて、連通させる前記固定部材流路と前記回転部材連通路との組み合わせを切り替えることにより、流体が流れる流路パターンを切り替える流路切替装置において、
前記回転部材に設けられ、前記固定部材に接触して前記固定部材流路と当該固定部材流路に連通する前記回転部材連通路との間を封止するシール部材を有し、
前記回転部材は、前記回転軸を中心とする円周方向に360度以上回転可能であること、
を特徴とする流路切替装置。
【請求項4】
請求項3の流路切替装置において、
前記回転部材を、前記円周方向の一方の向きのみ回転させること、
を特徴とする流路切替装置。
【請求項5】
請求項1乃至3のいずれか1つの流路切替装置において、
切替え可能な前記流路パターンの種類が3つ以上あり、
前記回転部材が前記円周方向の一方の向きに回転しているときに、任意の種類の前記流路パターンへの切替え要求があったとき、
任意の種類の前記流路パターンへ切り替えるために必要な前記回転部材の回転角度について、前記回転部材を前記円周方向の一方の向きに回転させるときよりも、前記回転部材を前記円周方向の他方の向きに回転させるときの方が小さい場合には、前記回転部材を前記円周方向の他方の向きに回転させて任意の種類の前記流路パターンへ切り替えること、
を特徴とする流路切替装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、流体が流れる流路パターンを切り替える流路切替装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ロータが回転するときに、ロータに備わるロータシールがステータに対して円周上に摺動する流路切替バルブが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-144027号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示される流路切替バルブにおいて、ロータが時計回りの回転と反時計回りの回転とを反復して繰り返し行う場合、ステータにて個々のロータシールがラップ作動する範囲(すなわち、重複して作動する範囲)の部分で摩耗による段差が生じて、ロータシールによるシール性が悪化するおそれがある。
【0005】
そこで、本開示は上記した課題を解決するためになされたものであり、シール部材によるシール性を確保できる流路切替装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためになされた本開示の一形態は、固定部材と、回転軸を中心に回転する回転部材と、を有し、前記固定部材は、固定部材流路を複数備え、前記回転部材は、当該回転部材を前記回転軸の方向に貫通し前記固定部材流路と連通可能な回転部材連通路を複数備え、前記回転部材を回転させて、連通させる前記固定部材流路と前記回転部材連通路との組み合わせを切り替えることにより、流体が流れる流路パターンを切り替える流路切替装置において、前記回転部材に設けられ、前記固定部材に接触して前記固定部材流路と当該固定部材流路に連通する前記回転部材連通路との間を封止するシール部材を有し、前記回転部材を前記回転軸を中心とする円周方向の一方の向きに回転させて、前記流路パターンを複数回切り替えた後、前記回転部材を前記円周方向の他方の向きに回転させて、前記流路パターンを複数回切り替えること、を特徴とする。
【0007】
この態様によれば、回転部材に設けられたシール部材と、固定部材とが、円周方向について広範囲に亘って摺動する。そのため、シール部材と固定部材が、局所的に摺動して摩耗することを抑制できる。したがって、シール部材によるシール性を確保できる。
【0008】
上記の態様においては、Xは4以上の整数であって、前記回転部材を前記円周方向の一方の向きに360度回転させると、前記流路パターンがX回切り替わる場合に、前記回転部材を前記円周方向の一方の向きに回転させて、前記流路パターンを(X-1)回切り替えた後、前記回転部材を前記円周方向の他方の向きに回転させて、前記流路パターンを(X-1)回切り替えること、が好ましい。
【0009】
この態様によれば、回転部材に設けられたシール部材と固定部材とを摺動させる量を均一化できる。そのため、シール部材と固定部材との摺動による摩耗を均一化できる。したがって、より効果的に、シール部材によるシール性を確保できる。
【0010】
上記課題を解決するためになされた本開示の他の形態は、固定部材と、回転軸を中心に回転する回転部材と、を有し、前記固定部材は、固定部材流路を複数備え、前記回転部材は、当該回転部材を前記回転軸の方向に貫通し前記固定部材流路と連通可能な回転部材連通路を複数備え、前記回転部材を回転させて、連通させる前記固定部材流路と前記回転部材連通路との組み合わせを切り替えることにより、流体が流れる流路パターンを切り替える流路切替装置において、前記回転部材に設けられ、前記固定部材に接触して前記固定部材流路と当該固定部材流路に連通する前記回転部材連通路との間を封止するシール部材を有し、前記回転部材は、前記回転軸を中心とする円周方向に360度以上回転可能であること、を特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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