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公開番号2024048589
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154589
出願日2022-09-28
発明の名称培養システム及び培養方法
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人青藍国際特許事務所,個人,個人
主分類C12M 1/00 20060101AFI20240402BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】培養に用いられる液体に、培養に必要な気体を効率的に給気できる、培養システム及び培養方法を提供する。
【解決手段】本発明の培養システム100は、培養対象物を収容する培養容器11を含む培養装置12と、培養容器11に供給される液体に、加圧状態下で気体を供給する給気装置13と、を備える。本発明の培養方法は、(A)培養対象物の培養に用いられる液体に、加圧状態下で所定の気体を供給して、前記気体が溶存した前記液体を得ること、及び(B)前記培養対象物が収容された培養容器に、前記気体が溶存した前記液体を供給して、前記培養対象物を前記培養容器内で培養すること、を含む。培養対象物は、例えば微細藻類である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
培養対象物を収容する培養容器を含む培養装置と、
前記培養容器に供給される液体に、加圧状態下で気体を供給する給気装置と、
を備える、培養システム。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記培養容器から排出された前記液体を前記給気装置へ供給するための第1流路と、
前記培養容器から排出された前記液体を、前記第1流路を通じて前記給気装置に供給する送液装置と、
をさらに備える、請求項1に記載の培養システム。
【請求項3】
前記給気装置において前記気体が供給された前記液体を前記培養容器へ供給するための第2流路をさらに備える、請求項1に記載の培養システム
【請求項4】
前記給気装置は、前記培養装置と一体的に設けられている、
請求項1に記載の培養システム。
【請求項5】
前記給気装置は、前記気体を透過し、かつ前記液体の透過を抑制する分離膜を備える、
請求項1に記載の培養システム。
【請求項6】
前記分離膜は、中空糸膜又は平膜である、
請求項5に記載の培養システム。
【請求項7】
前記気体は、二酸化炭素、窒素、酸素、水素、及び空気からなる群より選択される少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の培養システム。
【請求項8】
前記液体は、培養液である、
請求項1に記載の培養システム。
【請求項9】
前記培養対象物は、微細藻類である、
請求項1に記載の培養システム。
【請求項10】
前記培養容器は、樹脂製フィルムを含む基材で形成された培養バッグである、
請求項1に記載の培養システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、培養システム及び培養方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
微細藻類は、食料や燃料などに利用することができ、その利用価値が高い。微細藻類は、容易に培養できるだけでなく、その培養過程で二酸化炭素を大量に吸収できる利点もある。
【0003】
微細藻類の培養方法としては、屋外に開放された培養槽を利用する開放系での培養方式や、タンクなどの密閉容器を利用する閉鎖系での培養方式が挙げられる。開放系での培養方式には、管理が容易である等のメリットがある。閉鎖系の培養方式には、培養効率が高いことや、外部からの物質混入や生物侵入で培養液が汚染されるコンタミネーションのリスクを低減できること等のメリットがある。
【0004】
開放系及び閉鎖系の培養方式のいずれにおいても、二酸化炭素、窒素、又は酸素等の培養に必要な気体を、培養液等の培養に用いられる液体に給気する必要がある。培養に用いられる液体への給気は、通常、液体内部に気体を気泡形態で供給するバブリングの方法が用いられる。例えば、特許文献1は、光合成生物と培養液とが貯蔵される培養空間を有する反応シートの内部に、二酸化炭素を気泡形態で供給する装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
韓国公開特許第10-2014-0042408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の給気方法では、培養に用いられる液体に効率良く気体を溶存させることができず、供給した気体の多くが培養システムの外部に排出されて無駄になっていた。したがって、従来の培養システムにおいては、培養に用いられる液体への効率的な給気が求められている。
【0007】
本発明は、培養に用いられる液体に、培養に必要な気体を効率的に給気できる培養システム及び培養方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、
培養対象物を収容する培養容器を含む培養装置と、
前記培養容器に供給される液体に、加圧状態下で気体を供給する給気装置と、
を備える、培養システムを提供する。
【0009】
さらに本発明は、
(A)培養対象物の培養に用いられる液体に、加圧状態下で所定の気体を供給して、前記気体が溶存した前記液体を得ること、及び
(B)前記培養対象物が収容された培養容器に、前記気体が溶存した前記液体を供給して、前記培養対象物を前記培養容器内で培養すること、
を含む、培養方法を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、培養に用いられる液体に、培養に必要な気体を効率的に給気できる培養システム及び培養方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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