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公開番号2024047814
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022153512
出願日2022-09-27
発明の名称船舶
出願人三菱重工マリタイムシステムズ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B63B 27/14 20060101AFI20240401BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】構造の複雑化を回避しつつ、ランプウェイを適切に接地することができる船舶を提供する。
【解決手段】一対の舷側11を有する船体10と、船体10上に設けられ、舷側11よりも船幅方向中央側に位置し、船幅方向外側かつ船首尾方向の斜め方向に開口する車両乗込口46を有する上部構造物30と、上部構造物30内に設けられて、車両乗込口46につながる車両甲板70と、車両乗込口46から車両乗込口46の開口方向である斜め方向に延びて船首尾方向中央付近で岸壁Qに接地される架橋位置と、車両乗込口46に沿って配置されることで車両乗込口46を外部から閉塞する格納位置と、の間で変位可能に設けられたランプウェイ80と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一対の舷側を有する船体と、
前記船体上に設けられ、前記舷側よりも船幅方向中央側に位置し、船幅方向外側かつ船首尾方向の斜め方向に開口する車両乗込口を有する上部構造物と、
前記上部構造物内に設けられて、前記車両乗込口につながる車両甲板と、
前記車両乗込口から前記車両乗込口の開口方向である斜め方向に延びて船首尾方向中央付近で岸壁に接地される架橋位置と、前記車両乗込口に沿って配置されることで前記車両乗込口を外部から閉塞する格納位置と、の間で変位可能に設けられたランプウェイと、
を備える船舶。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記車両乗込口は、前記船体の船首尾方向中央よりも船首側又は船尾側に位置しているとともに、
前記船幅方向外側、かつ、船首尾方向中央側の斜め方向に開口している請求項1に記載の船舶。
【請求項3】
前記上部構造物は、船首尾方向の一部が船幅方向中央側に凹むようにして形成されたくびれ部を有し、
前記車両乗込口は、前記くびれ部を形成する外壁面に開口している請求項2に記載の船舶。
【請求項4】
前記船体上における前記車両乗込口より船首尾方向中央側に、洋上作業設備をさらに備える請求項2に記載の船舶。
【請求項5】
前記船体内の前記車両甲板よりも下方に設けられ、他船に給油可能な燃料が貯留された給油タンクをさらに備え、
前記洋上作業設備は、前記船体から上方に向かって延びるとともに前記他船に給油可能な給油マストをさらに備える請求項4に記載の船舶。
【請求項6】
前記上部構造物の内側に設けられて、前記車両乗込口に接するとともに前記車両甲板よりも下方に位置する車両乗込甲板と、
前記上部構造物の内側に設けられて、前記車両乗込甲板と前記車両甲板とを接続するように傾斜して延びる接続スロープと、
をさらに備える請求項1に記載の船舶。
【請求項7】
前記ランプウェイは、前記格納位置において、下方から上方に向かうに従って船幅方向中央側に向かって傾斜して延びている請求項1から6のいずれか一項に記載の船舶。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、船舶に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
船舶における荷役作業の効率化及び省人化のため、船舶と岸壁とを架橋するランプウェイによって貨物を積んだ車両がそのまま乗降可能なロールオン・ロールオフ方式による荷役方法が知られている。
【0003】
例えば特許文献1には、ランプウェイを構成するスロープが舷側に設けられ、航行時にはスロープが舷側に密着するように格納される船舶の構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-190999号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の船舶では、舷側にランプウェイが設けられているため、ランプウェイの格納位置での海水の侵入を防止する水密又は風雨密構造を有する転回部が必要となる。そのため、船舶の構造が複雑化するという課題があった。
また、船尾に備えたランプウェイを船の長さより岸壁の長さが短い岸壁に架橋しようとすればランプウェイの架橋長さが不用意に長くなってしまう他、適切な接地が困難となるという課題があった。
【0006】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、構造の複雑化を回避しつつ、ランプウェイを適切に接地することができる船舶を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示に係る船舶は、一対の舷側を有する船体と、前記船体上に設けられ、前記舷側よりも船幅方向中央側に位置し、船幅方向外側かつ船首尾方向の斜め方向に開口する車両乗込口を有する上部構造物と、前記上部構造物内に設けられて、前記車両乗込口につながる車両甲板と、前記車両乗込口に沿って配置されることで前記車両乗込口を外部から閉塞する格納位置と、前記車両乗込口から前記車両乗込口の開口方向である斜め方向に延びて船首尾方向中央付近で岸壁に接地される架橋位置と、の間で変位可能に設けられたランプウェイと、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、構造の複雑化を回避しつつ、船の全長より岸壁の長さが短い場合でもランプウェイを適切に接地することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施形態に係る船舶の側面図である。
本開示の実施形態に係る船舶の平面図である。
本開示の実施形態に係る船舶における上部構造物及びランプウェイ付近の水平断面図である。
本開示の実施形態に係る船舶の側面図の一部拡大図であって、架橋位置とされたランプウェイを示す図である。
本開示の実施形態に係る船舶の側面図の一部拡大図であって、格納位置とされたランプウェイを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態に係る船舶1について、図1から5を参照して説明する。本実施形態に係る船舶1は、貨物を積んだ車両がそのまま乗降可能とされ、かつ、洋上で他船に対して給油することが可能とされた船舶1である。
(【0011】以降は省略されています)

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