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公開番号2024043065
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022148048
出願日2022-09-16
発明の名称ドリル加工装置
出願人ビアメカニクス株式会社
代理人
主分類B26F 1/16 20060101AFI20240322BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】プレッシャフット下面に回動部材を有するドリル加工装置において、プレッシャフット下面と、回動部材との隙間に蓄積した切粉を原因とした、回動部材の回動不良を防止する。
【解決手段】スピンドルに係合したプレッシャフット30と、プレッシャフットの下面に回動可能に取り付けられ複数の径の異なるブッシュ38bを有する回動部材36と、装置の各部を制御する全体制御部とを備えるドリル加工装置において、圧縮空気の供給源と接続され、所定高さ位置に噴射口43a~cが設けられた円筒状のノズル42が、加工テーブル上に設けられ、全体制御部が、噴射口の高さ位置にプレッシャフットと回動部材との隙間を位置させて、噴射口から圧縮空気を噴射するよう制御する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
加工テーブルとスピンドルとを相対移動させることにより、前記加工テーブルに載置した被加工物を前記スピンドルが保持するドリルで加工するドリル加工装置であって、前記スピンドルに係合したプレッシャフットと、前記プレッシャフットの下面に回動可能に取り付けられ複数の径の異なるブッシュを有する回動部材と、装置の各部を制御する全体制御部とを備えるドリル加工装置において、
圧縮空気の供給源と接続され、所定高さ位置に噴射口が設けられた円筒状のノズルが、前記加工テーブル上に設けられ、
前記全体制御部が、前記噴射口の高さ位置に前記プレッシャフットと前記回動部材との隙間を位置させて、前記噴射口から圧縮空気を噴射するよう制御する、
ことを特徴とするドリル加工装置。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記ノズルが、該ノズルの軸心を中心に回転可能に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のドリル加工装置。
【請求項3】
前記噴射口が、前記ノズルの軸心線に平行な平面内において軸心線に対して垂直であって、前記ノズルの軸心線に垂直な平面内において軸心線に対して傾斜した貫通孔として形成されている
ことを特徴とする請求項2に記載のドリル加工装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば被加工物であるプリント基板に穴あけを行うドリル加工装置に関するものであり、特にプレッシャフットの下面に内径の異なる複数のブッシュを有する回動部材を備えるドリル加工装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、例えば特許文献1や2に開示されるように、プレッシャフットの下面に、内径の異なる複数のブッシュを有する回動部材を設けて、加工に使用するドリルの直径に適した内径のブッシュを選択して加工するドリル加工装置が知られている。また、特許文献3に開示されるように、プレッシャフットに切粉排出用の穴を設け、ここに接続したホースを介し、加工中に発生する切粉を集塵装置で吸引除去する加工装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-168031号公報
特開2008-290193号公報
特開2002-144188号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、プレッシャフットの下面に回動部材を有するドリル加工装置において、加工中に集塵装置で切粉を吸引除去しても、集塵装置では吸引しきれない微細な切粉がプレッシャフットと回動部材との隙間に蓄積し、回動できなくなることがあった。かかる場合、加工装置は異常を検知して停止してしまい、清掃して切粉を除去するまでの間加工することができなくなり、生産性が低下する問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明は、加工テーブルとスピンドルとを相対移動させることにより、前記加工テーブルに載置した被加工物を前記スピンドルが保持するドリルで加工するドリル加工装置であって、前記スピンドルに係合したプレッシャフットと、前記プレッシャフットの下面に回動可能に取り付けられ複数の径の異なるブッシュを有する回動部材と、装置の各部を制御する全体制御部とを備えるドリル加工装置において、圧縮空気の供給源と接続され、所定高さ位置に噴射口が設けられた円筒状のノズルが、前記加工テーブル上に設けられ、前記全体制御部が、前記噴射口の高さ位置に前記プレッシャフットと前記回動部材との隙間を位置させて、前記噴射口から圧縮空気を噴射するよう制御する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、プレッシャフットと回動部材の隙間に蓄積された微細な切粉を効果的に除去することができるので、回動部材の回動不良により加工装置が停止することを防止でき、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の第1の実施例における、ドリル加工装置の概略構成図である。
本発明の第1の実施例における、プレッシャフット近傍の概略断面図である。
本発明の第1の実施例における、プレッシャフット及び回動部材の概略下面図である。
本発明の第1の実施例における、エアブローユニットの概略断面図である。
本発明の第1の実施例における、清掃動作時のノズルとプレッシャフットとの位置関係を説明する図である。
本発明の第2の実施例における、エアブローユニットの概略断面図である。
本発明の第2の実施例における、ノズルの噴射口位置の水平方向断面図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0008】
以下、図面を用いて、本発明の第1の実施例について説明する。図1は、本発明の第1の実施例における、ドリル加工装置の概略構成図を示すものである。図1において、ベースとなる装置基台1上には、被加工物となるプリント基板3が載置され、X方向に駆動される加工テーブル2がある。装置基台1に据え付けられた門型コラム4には、Y方向に駆動されるクロススライド5が搭載されている。このクロススライド5には、スピンドル7を支持しZ方向に駆動されるハウジング6が搭載されている。また、プレッシャフット30がハウジング6に連結されている。なお、加工テーブル2、クロススライド5及びハウジング6は、図示を省略する駆動部により、それぞれの方向に駆動される。9はハウジング6に取付けられたサブチャックである。10、11、12はそれぞれ供給用ツールポスト、排出用ツールポスト、新しいドリルと古いドリルが区別して収納されるドリルカセットで、それぞれ加工テーブル2の上に設置されている。なお、サブチャック9は、先端にドリルを保持することができ、ドリルカセット12とツールポスト10又は11との間で、ドリルを移動させるものである。また、加工テーブル2には、エアブローユニット40が設置されている。
【0009】
20はドリル加工装置の各部の制御を行う全体制御部である。全体制御部20は、例えば、プログラム制御の処理装置を中心にして構成され、加工テーブル2、クロススライド5、ハウジング6の駆動部を制御するようなっている。また、後述するエアバルブ45及び回動部材駆動部等も制御する。
【0010】
図2は、本発明の第1の実施例における、プレッシャフット近傍の概略断面図である。スピンドル7の下方側には、穴あけ加工時にプリント基板3を押付けるためのプレッシャフット30が係合している。このプレッシャフット30はシリンダ31を介してハウジング6に連結されている。
(【0011】以降は省略されています)

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