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公開番号2024042832
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022147717
出願日2022-09-16
発明の名称画像読取装置及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20240322BHJP(電気通信技術)
要約【課題】読取部の透明部材とケースとの隙間から静電気が侵入することを抑制する。
【解決手段】画像読取装置は、原稿を下部搬送路11bに搬送させる搬送部と、下部搬送路11bを搬送される原稿の画像を読み取る第2読取ユニット307と、を備える。第2読取ユニット307は、原稿の画像を読み取るCIS311と、CIS311を収容し、かつ、CIS311の光路を下部搬送路11bに向けて通過させる開口部402を形成する縁部402aを有する第1ケース部材400と、第1ケース部材400に取り付けられて開口部402を閉塞する第2流し読みガラス313と、第2流し読みガラス313に貼り付けられ、かつ、導電性を有して接地されたガラスアースシート1400と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
原稿を搬送路に搬送させる搬送部と、
前記搬送路を搬送される原稿の画像を読み取る読取部と、を備え、
前記読取部は、原稿の画像を読み取る読取素子と、前記読取素子を収容し、かつ、前記読取素子の光路を前記搬送路に向けて通過させる開口を形成する開口形成部を有する筐体と、前記筐体に取り付けられて前記開口を閉塞する透明部材と、前記透明部材に貼り付けられ、かつ、導電性を有して接地されたシールド部材と、を有する、
ことを特徴とする画像読取装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記シールド部材は、前記筐体と前記透明部材との間に介在される、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記シールド部材は、両面に粘着性を有し、前記透明部材を前記筐体に貼付により取り付ける、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記シールド部材は、積層した金属層とポリエステル層とを含むフィルムを有する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記シールド部材は、前記開口の全周を囲うように前記開口形成部に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記シールド部材は、前記開口の一部に沿うように前記開口形成部に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記開口形成部は、第1領域と、前記第1領域とは異なる第2領域とを有し、
前記シールド部材は、前記第1領域に設けられた第1シールド部材であり、
前記読取部は、前記透明部材に貼り付けられ、かつ、導電性を有して接地され、前記第2領域に設けられた第2シールド部材を有する、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
【請求項8】
前記シールド部材は、前記搬送路の側から前記透明部材に印加される静電気を逃がす、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項9】
原稿を搬送路に搬送させる搬送部と、
原稿の第1面の画像を読み取る第1読取部と、
原稿の前記第1面とは反対側の第2面の画像を読み取る第2読取部と、
原稿を載置する原稿台ガラスと、を備え、
前記第1読取部は、前記原稿台ガラスに載置された原稿の画像を副走査方向に移動しながら読取可能であり、
前記第2読取部は、前記読取部であり、前記搬送部に対して相対的に固定された位置で原稿の画像を読み取る、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項10】
前記第2読取部は、原稿の画像を読み取る読取位置と、前記透明部材を外部に露出する露出位置と、の間で回動可能に設けられている、
ことを特徴とする請求項9に記載の画像読取装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿から画像を読み取る画像読取装置と、この画像読取装置を適用した画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置に搭載される画像読取装置としては、シート搬送装置として原稿トレイに載置された原稿(以下、シートとも称する)を1枚ずつ分離及び搬送する自動原稿搬送装置を備えたものが広く普及している。また、このような画像読取装置としては、原稿を載置するガラスを有するリーダ側に備えられた第1読取ユニットとは別に、自動原稿搬送装置側にも第2読取ユニットを備えたものが開発されている(特許文献1参照)。このような構成にすることにより、両面原稿を反転させることなく両面の画像情報を読み取ることが可能な1パス両面スキャンという機能を実現することができ、両面原稿を読取るための生産性を高めることが可能となる。
【0003】
第2読取ユニットは、ケースと、ケースに有用されたCISなどの読取素子と、ケースの開口部を閉じるガラス板などの透明部材とを有している。ガラス板は、ケースに対して両面テープまたは接着剤により取り付けられている。ここで、第2読取ユニットの近傍において、ジャム処理や、流し読みガラスに付着したゴミの清掃作業などを実行する場合がある。このため、画像読取装置において、カバー類を開放することで第2読取ユニットを開放できる構成が採用される場合がある。具体的には、例えば、ユーザはカバー類を開放し、第2読取ユニットを回動させることで下部搬送路を開放できるようになっている構成がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-125752号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
第2読取ユニットに設けられたガラス板にユーザがアクセスできる構成の場合、ガラス板にユーザの指先から静電気が飛んでしまう虞がある。また、ユーザがアクセスしていない場合でも、原稿を搬送する場合、搬送中の原稿自体が帯電し、原稿からガラス板に対して静電気が飛んでしまう虞がある。
【0006】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の画像読取装置では、ガラス板はケースに対して両面テープまたは接着剤により取り付けられている。このため、ガラス板とケースとの間には僅かな隙間が生じ、ユーザの指先や原稿から飛んだ静電気がその隙間を経由して、第2読取ユニットの内部に設けられたLED等の電気部品に飛んでしまう虞がある。ガラス板の取付手段として両面テープを用いた場合には、両面テープによって密着して取り付けられているように見えても、両面テープが電気的には空気層と同じであるため、両面テープを経由して静電気が第2読取ユニットの内部に侵入する虞がある。これは、ガラス板がケースに対して爪構造などにより機械的に取り付けられていても同様である。それにより、画像読取装置を構成する電気部品が故障してしまう虞がある。
【0007】
本発明は、読取部の透明部材とケースとの隙間から静電気が侵入することを抑制可能な画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、原稿を搬送路に搬送させる搬送部と、前記搬送路を搬送される原稿の画像を読み取る読取部と、を備え、前記読取部は、原稿の画像を読み取る読取素子と、前記読取素子を収容し、かつ、前記読取素子の光路を前記搬送路に向けて通過させる開口を形成する開口形成部を有する筐体と、前記筐体に取り付けられて前記開口を閉塞する透明部材と、前記透明部材に貼り付けられ、かつ、導電性を有して接地されたシールド部材と、を有することを特徴とする画像読取装置である。
【0009】
本発明の一態様は、上記の画像読取装置と、前記画像読取装置によって読み取られた画像をシートに形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、読取部の透明部材とケースとの隙間から静電気が侵入することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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