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公開番号2024042496
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2022147253
出願日2022-09-15
発明の名称廃インクタンクおよび記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/17 20060101AFI20240321BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】簡単な構成により、把持部へのインクの付着を抑制可能な技術を提供する。
【解決手段】略箱形状の容器部と、前記容器部の上面に設けられ、把持することが可能な把持部と、前記容器部の前記上面と隣接する側面に設けられ、廃インクを排出する排出部材を挿抜可能な挿入口と、を有するようにした。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項１】
略箱形状の容器部と、
前記容器部の上面に設けられ、把持することが可能な把持部と、
前記容器部の前記上面と隣接する側面に設けられ、廃インクを排出する排出部材を挿抜可能な挿入口と、を有することを特徴とする廃インクタンク。
続きを表示（約 550 文字）【請求項２】
前記把持部は、前記容器部に廃インクが満たされたときの重心位置の上方側に位置する、ことを特徴とする請求項１に記載の廃インクタンク。
【請求項３】
前記把持部は、前記上面の一部を、前記挿抜の方向における対向する位置で切欠いて形成された、互いに対向する把持面を備える、ことを特徴とする請求項１に記載の廃インクタンク。
【請求項４】
前記把持部は、
前記上面において、前記挿抜の方向と交差する方向において互いに間隔を空けて立設する２つの立設部と、
前記２つの立設部を、上端部で連結する連結部と、を備えることを特徴とする請求項１に記載の廃インクタンク。
【請求項５】
前記把持部は、重力方向および前記挿抜の方向と交差する方向において、前記挿入口と少なくとも一部が重なる、ことを特徴とする請求項１から４のいずれか１項に記載の廃インクタンク。
【請求項６】
インクを吐出して記録を行う記録手段と、
前記記録手段におけるインクの吐出性能を良好に維持、回復する回復手段と、
前記回復手段で受容した廃インクが排出される、請求項１から４のいずれか１項に記載の廃インクタンクと、を有することを特徴とする記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、廃インクを貯留するとともに、装置に交換可能に設けられた廃インクタンクおよび当該廃インクタンクを備えた記録装置に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
インクを吐出して記録を行う記録装置は、インクの吐出性能を良好に維持、回復するための回復動作を実行可能な構成となっている。そして、こうした記録装置では、回復動作において生じた廃インクを収容するための廃インクタンクが交換可能に設けられている。
【０００３】
特許文献１には、廃インクタンクの把持部を、廃インクが貯留される貯留室を挟んで、廃インクが導入される導入口の反対側に設けることで、把持部への廃インクの付着を抑制するとともに、ユーザへのインクの付着を低減する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２１－０３０５６７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、特許文献１に開示された技術では、廃インクが導入される導入口が下面に設けられている。このため、廃インクタンクの交換時に導入口から廃インクが漏出しないような機構が必要となり、廃インクタンクの構成が複雑になってしまっていた。
【０００６】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成により、把持部へのインクの付着を抑制可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するために、本発明による廃インクタンクの一実施形態は、略箱形状の容器部と、前記容器部の上面に設けられ、把持することが可能な把持部と、前記容器部の前記上面と隣接する側面に設けられ、廃インクを排出する排出部材を挿抜可能な挿入口と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、簡単な構成により、把持部へのインクの付着を抑制することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
記録装置の概略構成図
回復部および廃インクタンクの概略構成図
記録装置の制御系の構成を示すブロック図
廃インクタンクの斜視構成図
挿通部の一例を示す図
挿通部の他の形態を示す図
廃インクタンクの分解斜視図
遮蔽部が遮蔽位置および開放位置に位置した廃インクタンクを示す図
フレーム部の斜視構成図
挿入位置にある廃インクタンクとフレーム部との位置関係を示す図
収容位置にある廃インクタンクとフレーム部との位置関係を示す図
把持部の一例を示す廃インクタンクの平面図
把持部の他の形態を示す図
開口部から記録ユニットおよび廃インクタンクが露出した状態を示す図
廃インクタンクの交換を説明する図
凸部による廃インクタンクの移動の規制を説明する図
廃インクタンクの固定機構を示す図
記録ヘッドの交換を説明する図
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、添付の図面を参照しながら、廃インクタンクおよび記録装置の実施形態の一例を詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせのすべてが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。また、実施形態に記載されている構成要素の位置、形状などはあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
（【００１１】以降は省略されています）

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