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公開番号2024042376
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2022147048
出願日2022-09-15
発明の名称放射線撮像装置、放射線撮像システムおよび放射線撮像装置の制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04N 25/78 20230101AFI20240321BHJP(電気通信技術)
要約【課題】アライメントマーカのようなヘッダを用いずに、伝送ずれを高速で検出できるようにする。
【解決手段】放射線撮像装置は、放射線に基づく放射線アナログ信号を生成する撮像部と、前記放射線アナログ信号を放射線デジタル信号に変換して前記放射線デジタル信号をシリアルで伝送し、または、複数のタイミングで、基準アナログ信号を基準デジタル信号に変換して前記基準デジタル信号をシリアルで伝送するAD変換部と、前記AD変換部により複数のタイミングで伝送された基準デジタル信号を基に、前記AD変換部の伝送ずれが発生しているか否かを検出する検出部とを有する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
放射線に基づく放射線アナログ信号を生成する撮像部と、
前記放射線アナログ信号を放射線デジタル信号に変換して前記放射線デジタル信号をシリアルで伝送し、または、複数のタイミングで、基準アナログ信号を基準デジタル信号に変換して前記基準デジタル信号をシリアルで伝送するAD変換部と、
前記AD変換部により複数のタイミングで伝送された基準デジタル信号を基に、前記AD変換部の伝送ずれが発生しているか否かを検出する検出部と
を有することを特徴とする放射線撮像装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記放射線アナログ信号と前記基準アナログ信号のいずれかを前記AD変換部に入力するための選択部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
【請求項3】
前記基準デジタル信号は、前記基準アナログ信号または前記AD変換部のばらつきにより変化し得る不定ビットと、前記基準アナログ信号または前記AD変換部のばらつきにより変化しない固定ビットとを有することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
【請求項4】
前記検出部は、
前記複数のタイミングで伝送された基準デジタル信号の固定ビットの値が相互に同じである場合には、前記伝送ずれが発生していない旨を検出し、
前記複数のタイミングで伝送された基準デジタル信号の固定ビットの値が相互に同じでない場合には、前記伝送ずれが発生している旨を検出することを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像装置。
【請求項5】
前記検出部は、前記複数のタイミングで伝送された基準デジタル信号の固定ビットの値のXOR演算結果を基に、前記複数のタイミングで伝送された基準デジタル信号の固定ビットの値が相互に同じであるか否かを判定することを特徴とする請求項4に記載の放射線撮像装置。
【請求項6】
前記基準アナログ信号は、前記基準デジタル信号の固定ビットの値がすべて0になるような信号であることを特徴とする請求項4に記載の放射線撮像装置。
【請求項7】
前記検出部は、
前記複数のタイミングで伝送された基準デジタル信号の固定ビットの値がすべて0である場合には、前記伝送ずれが発生していない旨を検出し、
前記複数のタイミングで伝送された基準デジタル信号の固定ビットのうちの少なくもと1つが1である場合には、前記伝送ずれが発生している旨を検出することを特徴とする請求項6に記載の放射線撮像装置。
【請求項8】
前記検出部は、前記複数のタイミングで伝送された基準デジタル信号の固定ビットの値のOR演算結果を基に、前記複数のタイミングで伝送された基準デジタル信号の固定ビットの値がすべて0であるか否かを判定することを特徴とする請求項7に記載の放射線撮像装置。
【請求項9】
前記検出部により伝送ずれが発生している旨が検出された場合には、前記AD変換部の伝送ずれを補正する補正部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
【請求項10】
前記AD変換部は、前記補正部による補正の後、再び、複数のタイミングで、前記基準アナログ信号を前記基準デジタル信号に変換して前記基準デジタル信号をシリアルで伝送し、
前記検出部は、前記再び複数のタイミングで伝送された基準デジタル信号を基に、前記AD変換部の伝送ずれが発生しているか否かを検出し、
前記AD変換部は、前記検出部により伝送ずれが発生してない旨が検出された場合には、前記放射線アナログ信号を放射線デジタル信号に変換して前記放射線デジタル信号をシリアルで伝送することを特徴とする請求項9に記載の放射線撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、放射線撮像装置、放射線撮像システムおよび放射線撮像装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
半導体技術の進歩により、フラットパネルディテクター(FPDe)と呼ばれる光を電気信号へ変換する光電変換装置を用いたデジタルX線撮像装置が実用化されている。デジタルX線撮像装置は、フィルム式より優れた感度や画質を有し、更に、撮影後に各種の画像処理が容易に行えるため、診断医に必要な画像が容易に提供可能である。また、短時間に画像が得られる、画像のデジタル化による画像管理が容易である、ネットワークを利用した遠隔診断等の新たな医療サービスが可能、診断精度の向上や効率化等の新たな医療サービスへの展開等、従来のX線撮像装置に比べて多くの利点を持っている。
【0003】
光電変換装置で変換された電気信号は、A/D変換回路にてアナログデータからデジタルデータに変換され、シリアルデータ転送で画像処理部に送られる。これにより、デジタル画像が得られるようになるのだが、外来ノイズなどの影響で、シリアルデータ通信の伝送ずれが発生してしまうと、出力画像を正常に得ることができなくなる。
【0004】
伝送ずれによる出力画像への影響を低減する方法に、シリアルデータ転送においてアライメントマーカを挿入する技術が開示されている。特許文献1によると、アライメントマーカによって、送受信レーンの順序の判別、レーンと後のスキューの除去、ビットエラー検出のための情報伝達が可能である。
【0005】
しかしながら、アライメントマーカのようなヘッダがあると、構造や制御が複雑になるという課題がある。また、ヘッダがある分、データ量や処理が多くなり、シリアルデータ転送のスピードが遅くなるという課題もある。
【0006】
一方、ヘッダがなく、受信したシリアルデータをパラレルデータに変換し続ける方法もある。この場合、ヘッダのない分、データ量や処理が少なく、高速通信が可能になる。ヘッダのないシリアルデータ転送の場合、撮影開始前などに一度伝送ずれの補正を実施するが、撮影中に静電気等のノイズの影響で伝送ずれが起こると、異常なデータになったまま復帰できないという課題がある。
【0007】
特許文献2には、アライメントマーカのようなヘッダを用いないシリアルデータ転送において、毎フレーム間で伝送ずれの補正を実施する機能を追加する技術が開示されている。それにより、動画撮影中のシリアルデータ転送に伝送ずれが起こっても、速やかに復帰して、ノイズの影響を受けにくくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2015-91094号公報
特開2017-130891号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献2で行っているようなフレーム間の伝送ずれ補正では、1フレーム撮影が終了するまで伝送ずれを検出することができず、伝送ずれの発生したフレームは正常に出力できない。
【0010】
1フレーム中の行と行の切り替えの間に毎回、伝送ずれ補正を行うと、伝送ずれの影響を低減することができる。しかし、伝送ずれの補正には時間がかかるため、1フレーム中の行と行の切り替えの間に毎回、伝送ずれ補正を行うと、撮影時間が著しく長くなるという課題がある。
(【0011】以降は省略されています)

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