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公開番号2024042260
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2022146851
出願日2022-09-15
発明の名称シート搬送装置及び画像読取装置、画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04N 1/00 20060101AFI20240321BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 原稿の異常搬送の誤検知を低減することが可能なシート搬送装置及びこれを備える画像読取装置、画像形成装置を提供する。
【解決手段】 画像読取装置100は、原稿が積載される原稿トレイ105と、原稿トレイから原稿を搬送するピックアップローラ107と、ピックアップローラによって搬送される原稿を一枚ずつ分離して搬送する原稿分離部150と、搬送される原稿の速度を検知するトラッキングセンサ111と、原稿分離部150の駆動を制御するCPU202と、を備える。CPU202は、原稿の幅方向における速度が第1の速度以上となってから所定時間が経過するまでの間に、原稿の幅方向における速度が第2の速度以下になった場合は、原稿の給送を継続する。
【選択図】 図12
特許請求の範囲【請求項1】
シートが積載される積載手段と、
前記積載手段に積載されたシートを一枚ずつ分離して給送する分離給送手段と、
前記分離給送手段により給送されるシートの速度を検知する速度検知手段と、
前記分離給送手段を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、
前記速度検知手段により検知されたシートの給送方向に対して直交する幅方向における速度が第1の速度以上となってから所定時間が経過するまでの間に、シートの前記幅方向における速度が前記第1の速度より小さい第2の速度以下にならない場合は、前記分離給送手段によるシートの給送を停止し、
前記速度検知手段により検知されたシートの前記幅方向における速度が前記第1の速度以上となってから前記所定時間が経過するまでの間に、シートの前記幅方向における速度が前記第2の速度以下になった場合は、前記分離給送手段によるシートの給送を継続する、
ことを特徴とするシート搬送装置。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記速度検知手段によって検知されたシートの前記給送方向における速度が第3の速度以上になった場合に、前記幅方向における前記シートの速度と前記第1の速度との比較を開始する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項3】
シートを検知するシート検知手段を備え、
前記制御手段は、前記シート検知手段の検知結果に基づいて、前記速度検知手段によるシートの速度の検知を開始する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項4】
前記分離給送手段は、前記積載手段に積載されたシートを給送するピックアップローラと、前記ピックアップローラの下流の位置において前記ピックアップローラにより給送されたシートを分離するシート分離部と、を含み、
前記シート検知手段は、前記ピックアップローラと前記シート分離部との間で且つ前記速度検知手段の検知位置の上流の位置でシートを検知する、
ことを特徴とする請求項3に記載のシート搬送装置。
【請求項5】
ユーザーに情報を通知する通知手段を備え、
前記制御手段は、前記速度検知手段により検知されたシートの前記幅方向における速度が前記第1の速度以上となってから前記所定時間が経過するまでの間に、シートの前記幅方向における速度が前記第2の速度以下にならない場合は、前記分離給送手段によるシートの給送を停止するとともに、ステイプルされたシートが給送されたことを示す情報を前記通知手段により通知する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、
前記シート搬送装置により搬送されるシートの画像を読み取る読取手段と、を備える、
ことを特徴とする画像読取装置。
【請求項7】
請求項6に記載の画像読取装置と、
前記読取手段により読み取られたシートの画像に基づいて、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを搬送するシート搬送装置及びこれを備える画像読取装置、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、原稿の画像を読み取る画像読取装置が搭載された複写機等の画像形成装置が知られている。画像読取装置は、自動原稿搬送装置(Auto Document Feeder、以下ADFという)によって原稿を搬送しながら画像を読み取ることが可能なものがある。原稿を1枚ずつに分離するADFは、ステイプル等で綴じられた原稿を搬送することができず、このような異常原稿が原稿トレイにセットされた場合には、搬送を停止することが望ましい。特許文献1は、原稿の所定時間当たりの移動量(速度)を検知するトラッキングセンサを用いて、異常原稿を検知する画像読取装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-26393号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ユーザーが原稿を原稿トレイにセットする際に、幅方向における原稿の中心が原稿トレイの中心からずれた状態でセットされることがある。このような状態でADFが原稿の搬送を開始すると、原稿が停止している状態から移動し始める際に、搬送方向に対して原稿が旋回する場合がある。これにより、ステイプルされた原稿が搬送されたものとトラッキングセンサによって誤検知されることがあった。
【0005】
そこで、本発明は、原稿の異常搬送の誤検知を低減することが可能なシート搬送装置及びこれを備える画像読取装置、画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、シートが積載される積載手段と、前記積載手段に積載されたシートを一枚ずつ分離して給送する分離給送手段と、前記分離給送手段により給送されるシートの速度を検知する速度検知手段と、前記分離給送手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記速度検知手段により検知されたシートの給送方向に対して直交する幅方向における速度が第1の速度以上となってから所定時間が経過するまでの間に、シートの前記幅方向における速度が前記第1の速度より小さい第2の速度以下にならない場合は、前記分離給送手段によるシートの給送を停止し、前記速度検知手段により検知されたシートの前記幅方向における速度が前記第1の速度以上となってから前記所定時間が経過するまでの間に、シートの前記幅方向における速度が前記第2の速度以下になった場合は、前記分離給送手段によるシートの給送を継続する、ことを特徴とするシート搬送装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、原稿の異常搬送の誤検知を低減することが可能なシート搬送装置及びこれを備える画像読取装置、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像形成装置の断面図。
制御部のブロック図。
原稿の移動量を検知するトラッキングセンサの断面図。
ピックアップローラ及び原稿分離部による原稿の搬送動作を示す平面図。
トラッキングセンサによって取得された原稿位置を示す画像データを示す図。
正常原稿搬送時のトラッキングセンサの出力値の推移を示す図。
ステイプルされた原稿束を示す図。
ピックアップローラ及び原稿分離部による原稿束の搬送動作を示す平面図。
ステイプルされた原稿束の搬送時のトラッキングセンサの出力値の推移を示す図。
ピックアップローラ及び原稿分離部による原稿の搬送動作を示す平面図。
ラフセットされた原稿束の搬送時のトラッキングセンサの出力値の推移を示す図。
異常搬送を停止する停止制御動作を示す流れ図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(画像形成装置)
まず、図1を用いて、記録媒体(以下、シートという)に画像を形成する画像形成装置1について説明する。図1は、画像形成装置1の断面図である。画像形成装置1は、画像形成装置本体10と、画像形成装置本体10の上部に設けられた画像読取装置100とを備えている。画像形成装置本体10は、シートが収納されるカセット11と、カセット11から搬送されたシートに画像を形成する画像形成部12と、画像形成されたシートが排出される排出トレイ13とを備える。画像形成手段としての画像形成部12は、電子写真方式によるプリントエンジンとして構成され、レーザ書き込み部、電子写真プロセス部、定着部等(不図示)を内蔵している。画像形成装置本体10には、カセット11に載置されたシートを一枚ずつ分離して給送する給送ローラ等(不図示)が内蔵されており、画像形成部12にシートを供給する。なお、本実施形態における画像形成部12は、電子写真方式によるプリントエンジンとして構成されるが、インクジェット方式等の他の方式であってもよい。
【0010】
画像読取装置100は、原稿の画像を読み取るリーダー101と、原稿であるシートを搬送するシート搬送装置としてのADF103とを備える。ADF103には、開閉カバー102が設けられている。原稿搬送でジャムが発生した場合に、ユーザーは開閉カバー102を開いて原稿104を取り除くことができる。原稿104は、積載手段としての原稿トレイ105に積載される。ADF103は、原稿を給送するピックアップローラ107と、給送ローラ109及び分離ローラ110により構成される原稿分離部150(シート分離部)と、を備える。ピックアップローラ107及び原稿分離部150は、分離給送手段の一例である。
(【0011】以降は省略されています)

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