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公開番号2024057677
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164473
出願日2022-10-13
発明の名称レンズ装置、およびそれを有する撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 13/00 20060101AFI20240418BHJP(光学)
要約【課題】広画角で高い光学性能を維持しながら、反射部材において反射する撮像面ゴーストを低減可能なレンズ装置を提供する。
【解決手段】レンズ装置100は、2つの光学系101,102を有する。2つの光学系のそれぞれは、物体側から像側へ順に配置された、第1レンズ群L1、第1反射部材LR、正の屈折力の第2レンズ群L2からなる。第1反射部材は、像側の射出面LRS2に曲率を有する。第1反射部材の焦点距離fR、2つの光学系のそれぞれの焦点距離fは、所定の条件式を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
2つの光学系を有し、
前記2つの光学系のそれぞれは、物体側から像側へ順に配置された、第1レンズ群、第1反射部材、正の屈折力の第2レンズ群からなり、
前記第1反射部材は、像側の射出面に曲率を有し、
前記第1反射部材の焦点距離をfR、前記2つの光学系のそれぞれの焦点距離をfとするとき、
23.3<fR/f<80.0
なる条件式を満足することを特徴とするレンズ装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記2つの光学系の少なくとも一方において、前記第1反射部材の前記射出面から像面までの光軸上の距離をd2、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき、
0.5<d2/f2<1.8
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項3】
前記2つの光学系の少なくとも一方において、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき、
4.0<f2/f<10.5
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項4】
前記2つの光学系の少なくとも一方において、前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、
2.6<|f1/f|<8.3
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項5】
前記2つの光学系の少なくとも一方において、前記第1反射部材の前記射出面の曲率半径をLRR2とするとき、
-6.5<LRR2/f2<-1.0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項6】
前記2つの光学系の少なくとも一方において、前記第1反射部材は、前記光学系に含まれる反射部材のなかで最も像側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項7】
前記2つの光学系において最も物体側に配置されたレンズの面頂点同士の間隔をDin、前記2つの光学系において最も像側に配置されたレンズの面頂点同士の間隔をDoutとするとき、
0.03<Dout/Din<0.50
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項8】
前記2つの光学系の少なくとも一方において、前記第1レンズ群は、反射部材を含むことを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項9】
前記2つの光学系は、並列に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項10】
前記2つの光学系は、互いに同一の光学系であることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ装置に関し、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ等に好適なものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、バーチャルリアリティー等の臨場感のある映像を撮影するための撮像装置が求められている。特に、高い臨場感を得るため、視野を覆うような360°の全周映像や、180°程度の画角を有し立体映像を撮影する、2つの光学系が並列に配置されている撮像装置が提案されている。
【0003】
特許文献1には、光路を折り曲げることで2つの広角レンズのイメージサークルを1枚の撮像素子内に収め、立体映像撮影可能なレンズ装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-008629号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のレンズ装置においては、2つの光学系の像を一枚の撮像センサに結像させるため、プリズムのような反射部材が必要であり、光が撮像面近傍の平板とプリズムの射出面で反射することで、撮像面ゴーストが発生しやすい。この撮像面ゴーストを回避するためには、反射部材の前後のレンズ群の焦点距離や間隔を調整する必要がある。しかし、2つの光学系を並列に配置するためのレンズ径の制約や、立体視に有効な基線長を設定するための制約があり、これらレンズ群の焦点距離や間隔の調整には制限がある。そのため、これらの制約を満たした上で、光学性能を維持しながらゴーストを回避することは困難である。
【0006】
本発明は、広画角で高い光学性能を維持しながら、反射部材において反射する撮像面ゴーストを低減可能なレンズ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面としてのレンズ装置は、2つの光学系を有し、前記2つの光学系のそれぞれは、物体側から像側へ順に配置された、第1レンズ群、第1反射部材、正の屈折力の第2レンズ群からなり、前記第1反射部材は、像側の射出面に曲率を有し、前記第1反射部材の焦点距離をfR、前記2つの光学系のそれぞれの焦点距離をfとするとき、
23.3<fR/f<80.0
なる条件式を満足することを特徴とする。
【0008】
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、広画角で高い光学性能を維持しながら、反射部材において反射する撮像面ゴーストを低減可能な光学系及びそれを有する撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1の光学系の断面図である。
実施例1の光学系の縦収差図である。
実施例2の光学系の断面図である。
実施例2の光学系の縦収差図である。
実施例3の光学系の断面図である。
実施例3の光学系の縦収差図である。
レンズ装置の要部断面図である。
2つの光学系によって1つの撮像素子上に形成されたイメージサークルを模式的に示した図である。
撮像装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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