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公開番号2024057338
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022164007
出願日2022-10-12
発明の名称レンズ及びゲームシステム
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 5/22 20060101AFI20240417BHJP(光学)
要約【課題】ディスプレイの見え方を改善し、かつ、外観色を自然な色合いに近づける。
【解決手段】レンズ10は、ディスプレイを見る場合に使用されるレンズであって、基材11と、基材11に分散された1種類以上の吸収色素12と、を含む。1種類以上の吸収色素12の吸収スペクトルは、400nm以上450nm以下の範囲に第1ピーク波長が位置する第1吸収ピークと、550nm以上600nm以下の範囲に第2ピーク波長が位置する第2吸収ピークと、を有する。第1ピーク波長におけるレンズ10の第1透過率は、40%以上60%以下である。第2ピーク波長におけるレンズ10の第2透過率は、第1透過率より低い。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ディスプレイを見る場合に使用されるレンズであって、
基材と、
前記基材に分散された1種類以上の吸収色素と、を含み、
前記1種類以上の吸収色素の吸収スペクトルは、
400nm以上450nm以下の範囲に第1ピーク波長が位置する第1吸収ピークと、
550nm以上600nm以下の範囲に第2ピーク波長が位置する第2吸収ピークと、を有し、
前記第1ピーク波長における前記レンズの第1透過率は、40%以上60%以下であり、
前記第2ピーク波長における前記レンズの第2透過率は、前記第1透過率より低い、
レンズ。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記第2透過率は、30%以上50%以下である、
請求項1に記載のレンズ。
【請求項3】
前記第1ピーク波長以上、前記第2ピーク波長以下の範囲における前記レンズの透過率の最大値は、70%以上である、
請求項2に記載のレンズ。
【請求項4】
前記レンズの透過色は、相関色温度が4000K以上7500K以下の範囲で、かつ、色偏差が±0.02以内の範囲である白色点からの距離が0.01未満である、
請求項1~3のいずれか1項に記載のレンズ。
【請求項5】
前記レンズの視感透過率は、50%以上である、
請求項1~3のいずれか1項に記載のレンズ。
【請求項6】
前記基材は、樹脂基材である、
請求項1~3のいずれか1項に記載のレンズ。
【請求項7】
前記レンズは、メガネ、サングラス又はゴーグル用のレンズである、
請求項1~3のいずれか1項に記載のレンズ。
【請求項8】
請求項7に記載のレンズと、
ゲーム映像を表示するディスプレイと、を備える、
ゲームシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ及びゲームシステムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、所定の波長帯域の光を選択的に吸収する色材を含有する樹脂層を備える色覚補正レンズが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-2025号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、e-Sportsの認知度が高まっており、ディスプレイの見え方を改善するレンズが求められている。また、レンズをメガネやゴーグルなどに利用する場合には、着用者の外観の違和感を抑制するため、レンズの外観色を自然に見せることも求められている。
【0005】
そこで、本発明は、ディスプレイの見え方を改善し、かつ、外観色を自然な色合いに近づけることができるレンズ及びゲームシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るレンズは、ディスプレイを見る場合に使用されるレンズであって、基材と、前記基材に分散された1種類以上の吸収色素と、を含み、前記1種類以上の吸収色素の吸収スペクトルは、400nm以上450nm以下の範囲に第1ピーク波長が位置する第1吸収ピークと、550nm以上600nm以下の範囲に第2ピーク波長が位置する第2吸収ピークと、を有し、前記第1ピーク波長における前記レンズの第1透過率は、40%以上60%以下であり、前記第2ピーク波長における前記レンズの第2透過率は、前記第1透過率より低い。
【0007】
本発明の一態様に係るゲームシステムは、上記一態様に係るレンズと、ゲーム映像を表示するディスプレイと、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係るレンズ及びゲームシステムによれば、ディスプレイの見え方を改善し、かつ、外観色を自然な色合いに近づけることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態に係るレンズを備えるメガネの外観斜視図である。
図2は、実施例に係るレンズが含む吸収色素の吸収特性を示す図である。
図3は、実施例に係るレンズの透過特性を示す図である。
図4は、比較例に係るレンズの透過特性を示す図である。
図5は、実施例及び比較例に係るレンズの外観色の白色(無色)度合いを説明するための図である。
図6は、実施の形態に係るゲームシステムの構成を示す図である。
図7は、実施例又は比較例に係るレンズの有無によるディスプレイの色域の違いを説明するための図である。
図8は、白表示のディスプレイを裸眼で見た場合、並びに、実施例及び比較例に係るレンズを介して見た場合の各々の、xy表色系の色度、相関色温度並びに色偏差Δu’v’を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下では、本発明の実施の形態に係るレンズ及びゲームシステムについて、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(【0011】以降は省略されています)

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