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公開番号2024053252
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-15
出願番号2022159370
出願日2022-10-03
発明の名称抗ウイルス反射防止ハードコートフィルム
出願人アイカ工業株式会社
代理人
主分類G02B 1/14 20150101AFI20240408BHJP(光学)
要約【課題】外部光源の反射が少なく視認性が良好であると共に、繰り返しの拭き取りに対して傷が付きにくい耐摩耗性に優れ、更には抗ウイルス性を有する反射防止ハードコートフィルムを提供する。
【解決手段】 光透過性を有する基材フィルムにハードコート層、低屈折率層がこの順番で積層されており、前記低屈折率層はバインダー樹脂と、平均粒子径5~100nmの中空シリカ微粒子と、平均粒子径1~100nmのアルミナ微粒子と、平均粒子径5~150nmの抗ウイルス剤と、表面調整剤と、を含み、前記アルミナ微粒子の配合量が低屈折率層の固形物全量に対し3.0~18.0重量%であることを特徴とする反射防止ハードコートフィルムである。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
光透過性を有する基材フィルムにハードコート層、低屈折率層がこの順番で積層されており、前記低屈折率層はバインダー樹脂(A)と、平均粒子径5~100nmの中空シリカ微粒子(B)と、平均粒子径1~100nmのアルミナ微粒子(C)と、平均粒子径5~150nmの抗ウイルス剤(D)と、表面調整剤(E)と、を含み、前記(C)の配合量が低屈折率層の固形物全量に対し3.0~18.0重量%であることを特徴とする反射防止ハードコートフィルム。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記(D)の配合量が低屈折率層の固形物全量に対し5~20重量%であることを特徴とする請求項1記載の反射防止ハードコートフィルム。
【請求項3】
前記(E)が反応性官能基を有するフッ素系シリコーン化合物であることを特徴とする請求項1又は2いずれか記載の反射防止ハードコートフィルム。
【請求項4】
前記(E)の配合量が低屈折率層の固形物全量に対し5~15重量%であることを特徴とする請求項1又は2いずれか記載の反射防止ハードコートフィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外部光源の反射が少なく視認性が良好であると共に、抗ウイルス性及び耐摩耗性に優れる反射防止ハードコートフィルムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
反射防止ハードコートフィルムは、蛍光灯などの外部光源の反射が少なく視認性が良好であるという特徴から、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどに代表される画像表示装置で広く使用されている。特に、タッチパネルなどのような画像表示面を指で触る場合は、油分や汚れなどの付着で視認性が低下するという問題があり、外部光源の反射率を低くすると共に防汚性が求められており、更にタッチペンで入力するデバイスの場合は、より高い耐摩耗性や耐擦傷性が要求されるようになってきている。
【0003】
反射防止ハードコートフィルムとしては、フィルム基材の表面にハードコート層を設け、その上層に低屈折率の反射防止層を配置する構成が良く知られているが、例えば拭き取り性に優れる防汚性の反射防止膜として、エチレン性不飽和基含有フッ素重合体とシロキサン骨格を有するシリコーン化合物と(メタ)アクリレート化合物を含有する組成物が提案されている(特許文献1)。しかしながら、この防止膜では、繰り返しの拭き取りや硬い綿布等での拭き取りに対しても傷が付きにくいという点では十分ではなかった。
【0004】
加えて最近では、強い感染力を有するウイルス、例えばCOVID-19に代表される新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスなどによる感染症の流行拡大により、ハードコートフィルムに対しても抗ウイルス機能を要求されるようになってきている。この抗ウイルス機能は抗ウイルス剤の添加により実現可能であるが、最適な抗ウイルス剤の選択や、配合条件、製造プロセスの組合せにより抗ウイルス性の発現には大きな差があった。また反射防止フィルムに抗ウイルス機能を付与させる場合は、光学特性を十分に考慮する必要があり、反射防止性を有すると共に、耐擦傷性と抗ウイルス性を併せ持つハードコートフィルムとするには改善の余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-19402
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、外部光源の反射が少なく視認性が良好であると共に、繰り返しの拭き取りに対して傷が付きにくい耐摩耗性に優れ、更には抗ウイルス性を有する反射防止ハードコートフィルムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、光透過性を有する基材フィルムにハードコート層、低屈折率層がこの順番で積層されており、前記低屈折率層はバインダー樹脂(A)と、平均粒子径5~100nmの中空シリカ微粒子(B)と、平均粒子径1~100nmのアルミナ微粒子(C)と、平均粒子径5~150nmの抗ウイルス剤(D)と、表面調整剤(E)と、を含み、前記(C)の配合量が低屈折率層の固形物全量に対し3.0~18.0重量%であることを特徴とする反射防止ハードコートフィルムを提供する。
【0008】
請求項2の発明は、前記(D)の配合量が低屈折率層の固形物全量に対し5~20重量%であることを特徴とする請求項1記載の反射防止ハードコートフィルムを提供する。
【0009】
請求項3の発明は、前記(E)が反応性官能基を有するフッ素系シリコーン化合物であることを特徴とする請求項1又は2いずれか記載の反射防止ハードコートフィルムを提供する。
【0010】
請求項4の発明は、前記(E)の配合量が低屈折率層の固形物全量に対し5~15重量%であることを特徴とする請求項1又は2いずれか記載の反射防止ハードコートフィルムを提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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