TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024057893
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164871
出願日2022-10-13
発明の名称虚像表示装置
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 27/01 20060101AFI20240418BHJP(光学)
要約【課題】表示品質の低下を抑制する虚像表示装置を提供する。
【解決手段】虚像表示装置としてのHUD10は、画像の表示光をFWS3に反射させることにより、虚像VRIを表示する。HUD10は、表示光の特定の偏光を透過させる偏光板43と、画像の表示状態を制御する画像表示制御部61と、を備える。画像表示制御部61は、偏光板43の劣化状態を判断する劣化状態判断部62と、劣化状態に応じて、表示状態を補正する補正部63と、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
画像の表示光を反射部材(3)に反射させることにより、虚像(VRI)を表示する虚像表示装置であって、
前記表示光の特定の偏光を透過させる偏光板(43)と、
前記画像の表示状態を制御する画像表示制御部(61)と、を備え、
前記画像表示制御部は、
前記偏光板の劣化状態を判断する劣化状態判断部(62)と、
前記劣化状態に応じて、前記表示状態を補正する補正部(63)と、を有する、虚像表示装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記偏光板を含むように、又は前記偏光板とは別個に構成され、画面(44)に前記画像を形成する表示器(40)を、さらに備え、
前記補正部は、前記画面に表示される前記画像の輝度を補正する、請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項3】
複数のγテーブルを記憶した記憶媒体(51a)を、さらに備え、
前記補正部は、前記劣化状態に応じて、使用する前記γテーブルを変更する、請求項2に記載の虚像表示装置。
【請求項4】
前記偏光板を含むように、又は前記偏光板とは別個に構成され、画面に前記画像を形成する表示器を、さらに備え、
前記補正部は、前記画面に表示される前記画像の表示色を補正する、請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項5】
前記偏光板は、太陽光が照射されることが想定された位置に配置され、
前記劣化状態判断部は、太陽光の照射による前記劣化状態を判断する、請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項6】
時間をカウントするタイマーであって、前記偏光板への太陽光の入射が遮断されると推定される時間において、前記時間のカウントを停止するタイマー(53)を、さらに備え、
前記劣化状態判断部は、前記タイマーを参照して前記劣化状態を判断する、請求項5に記載の虚像表示装置。
【請求項7】
前記劣化状態判断部は、日照時間に関する情報及び前記偏光板と太陽との位置関係を特定するための情報から、前記偏光板への累積の太陽光照射量を推定することにより、前記劣化状態を判断する、請求項5に記載の虚像表示装置。
【請求項8】
前記偏光板を含み、画面に前記画像を形成する表示器と、
前記虚像を拡大する拡大光学系(20)と、をさらに備え、
前記補正部は、前記偏光板の複数の領域(A1~A9)間での、前記拡大光学系の影響による劣化傾向の偏りに応じて、前記複数の領域間にて異なる補正量を適用する、請求項5に記載の虚像表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この明細書による開示は、虚像を表示する技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
虚像を表示する表示装置が知られている。特許文献1の表示装置は、光学系に反射パネルを設けることで、装置内に入射した外光の一部を反射パネルが透過するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-71763号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術は、太陽光等の外光の表示パネルの偏光板への入射量を低減する。しかしながら、外光の一部は、偏光板へ入射することになるため、製品出荷時と比較して偏光板の劣化は進行する。従って、偏光板の劣化により、虚像の表示品質が低下することが懸念される。
【0005】
この明細書の開示による目的のひとつは、表示品質の低下を抑制する虚像表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここに開示された態様のひとつは、画像の表示光を反射部材(3)に反射させることにより、虚像(VRI)を表示する虚像表示装置であって、
表示光の特定の偏光を透過させる偏光板(43)と、
画像の表示状態を制御する画像表示制御部(61)と、を備え、
画像表示制御部は、
偏光板の劣化状態を判断する劣化状態判断部(62)と、
劣化状態に応じて、表示状態を補正する補正部(63)と、を有する。
【0007】
このような態様によると、画像の表示状態は、偏光板の劣化状態に応じて補正される。故に、偏光板の劣化が進行したとしても、偏光板を透過した表示光により表示される虚像の表示品質の低下を、補正によって抑制することができる。
【0008】
なお、特許請求の範囲等に含まれる括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
HUDの車両への搭載状態を示す図。
HUD等の概略構成を示す図。
表示器の一部を示す図。
図3のIV-IV線断面図。
制御ユニットの機能的構成を示す図。
γテーブルを概念的に示すグラフ。
偏光板の劣化に伴う色再現域の変化を示す色度図。
制御ユニットによる補正処理の例を示すフローチャート。
HUD等の概略構成を示す図。
偏光板ないし画面の仮想的な分割を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

アイカ工業株式会社
光学積層体
1日前
国立大学法人徳島大学
ナノ結晶構造体基板
2日前
株式会社サンリーブ
メガネフレーム
1日前
個人
光コネクタソケット
1日前
トヨタ自動車株式会社
端末装置
17日前
株式会社タムロン
光学系及び撮像装置
3日前
株式会社アイゾーンジャパン
ドライブサングラス
4日前
大日本印刷株式会社
光学素子、導光板
8日前
富士フイルム株式会社
長尺フィルムおよび積層体
17日前
キヤノン株式会社
ズームレンズおよび撮像装置
2日前
キヤノン株式会社
ズームレンズおよび撮像装置
1日前
住友電気工業株式会社
光ファイバケーブル
1日前
株式会社コシナ
光学レンズ系
3日前
セイコーエプソン株式会社
虚像表示装置及び光学ユニット
17日前
佳凌科技股ふん有限公司
光学結像レンズ装置
17日前
キヤノン株式会社
光走査装置及びその制御方法、並びに、プログラム
8日前
株式会社リコー
光走査装置及び画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
ステレオ光学系およびそれを有する撮像装置
1日前
住友ベークライト株式会社
光導波路および光導波路の製造方法
1日前
コニカミノルタ株式会社
撮像光学系及び撮像装置
9日前
マクセル株式会社
撮像レンズ系、カメラモジュール、車載システム、移動体
10日前
日本特殊陶業株式会社
波長変換部材、波長変換装置、および、光源装置
1日前
日本特殊陶業株式会社
波長変換部材、波長変換装置、および、光源装置
1日前
キヤノン株式会社
光学系及びそれを備える撮像装置
8日前
キヤノン株式会社
結像光学系、画像投射装置及び撮像装置
3日前
京セラ株式会社
空中像表示装置
2日前
国立研究開発法人産業技術総合研究所
2次元走査型MEMSミラー
8日前
ブラザー工業株式会社
レンズ、光源装置、金型、および、金型の製造方法
3日前
日東電工株式会社
反射防止フィルム及び画像表示装置
3日前
日東電工株式会社
反射防止フィルム及び画像表示装置
3日前
株式会社半導体エネルギー研究所
表示装置
10日前
株式会社半導体エネルギー研究所
表示装置
1日前
株式会社半導体エネルギー研究所
表示装置
10日前
株式会社タムロン
ズームレンズ及び撮像装置
8日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
15日前
京セラSOC株式会社
レンズマウント装置及びレンズアセンブリ
2日前
続きを見る